豆豆先生の研究室

ぼくの気ままなnostalgic journeyです。

きのうの夕焼け(2020年10月5日)

2020年10月06日 | 東京を歩く
 
 きのう、10月5日午後5時すぎだったか、近所に散歩に出かけた。

 大泉学園駅近くの西に開けた道に出ると(下屋敷通りというらしい)、ビルの間から西方の真正面に、きれいに染まった夕焼け空が見えた。

 学生時代、本田路津子(HONNDARUTSUKOとキーボードを叩くと一発で出てきた。感動!)の「秋でもないのに」が好きだった。
 「秋でもないのに 沈む夕日に 魅せられて・・・」という歌い出し(2番の歌詞かも・・・)、「あかね雲さえ 泣いているだろう」で終わるあの歌を聴くと、センチな気分になった。
 「秋でもないのに」というけれど、あれは秋の歌だろう。

 子どもの頃に聞いた夕焼けの歌といえば、三橋美智也の「夕焼け空が 真っ赤っか トンビがくるりと輪をかいた・・・」というのを思い出す。曲名は知らない。
 昭和30年代の夕暮れ時の豪徳寺商店街のスピーカーから流れていた。竹脇昌作(無我のお父さん)がDJをやっていた(おそらくTBS、当時の東京放送)の番組だった。♪ ニッポン信販のクーポン ♪ というCMが流れていた。美空ひばりの「花笠道中」も同じころだった。ぼくの「3丁目の夕日」(実際は世田谷2丁目だけど)である。

 夕焼けの歌ではなく、「秋」の歌まで広げると、ぼくは、初秋なら「思い出の渚」(ワイルド・ワンズ)、晩秋なら「風」(はしだのりひことシューベルツ)が好きだ。
 「真夜中のギター」、「いつまでもいつまでも」もいい。
 それよりなにより、秋といえば松田聖子の「風立ちぬ」と「風は秋色」を忘れていた!

             

 ちなみに、秋の小説で一番気になっているのが、坂上弘「ある秋の出来事」。数十年にわたって題名が気になりつづけているのだが、今まで読んでいない。
 坂上弘は何かほかの小説を読んだが、ぼくの趣味ではなかったので、「ある秋の出来事」も題名は気に入っているのだが、読むのが怖い。どんな話なのだろう。ぼくも歳をとったから、読んでみたら違う印象をもつかもしれない。
 実際に読んだ秋の小説の中では、庄野潤三「ガンビア滞在記」と「シェリー酒と楓の葉」がいい。


 2020年10月5日 記

 追記 「秋でもないのに」のジャケットをアップしたいと思ってレコードを探したけれど、見つからない。「恋の季節」や「亜麻色の髪の乙女」など、絶対に捨ててはいないので、どこかにまとめて仕舞い込んでしまったのだろう。庄野潤三の表紙カバーだけ追加しておいた。


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