豆豆先生の研究室

ぼくの気ままなnostalgic journeyです。

ぼくの新春歌会始

2024年01月07日 | あれこれ
 
 ぼくだけの新春歌会始(?)。あるいは、ぼくの「一人十首」。

 数日前のNHKテレビ「漫画家イエナガ」の短歌講義を聞いたばかりのところ、今朝の早朝(1月7日午前2時半すぎ)NHKラジオ深夜便の「フォスター特集」を聞いていたら、下の第1首が浮かび、その後相ついで歌(?)が沸々と湧いてきた。
 すべて1963~4年ころの中学校時代の思い出だが、そのまま眠って朝になったら忘れてしまいそうだったので、起き出して午前4時近くまでかけて推敲して書き留めた。意外に寒くはなかった。
 そんな訳で、きょうは睡眠不足。

※音楽室の壁に飾ってあった音楽家たちの肖像画の思い出。
 フォスターの 頬杖ついて 物憂げに
 ぼくを見下ろす 音楽室で

※赤人の長歌を暗誦したぼくを「すごい!」と褒めてくれた明田川先生。
 「天地の 分かれし時ゆ ・・・」 暗誦し
 褒められし日を 今も忘れず

※教科書に牧水、茂吉、晶子らの短歌が2首づつ載っていた。
 街をゆき 子供の傍を 通る時
 思い出すのは 木下利玄

※ぼくの読書開眼は中学2年の教科書で読んだ芥川からだった。
 光村の 教科書で読む 芥川
 「魔術」の魔術か 本の虜に

※英語の先生から「君たちはどんな歌を聴いているの」と聞かれ、ジョーン・バエズを歌った。
 「ドナ・ドナ」を 英語で歌って 拍手浴び
 「悲しい歌ね」と 先生は言い

※「アイドルを探せ」のシルビー・バルタンのファンだった頃に。
 バルタンの ポスターくれた 林さん
 「私の方が 可愛いのに」と

※週番として下校確認の校内巡回をした教室で。
 放課後の 教室に一人 岡☆さん
 白いブラウス 夕日に染まり

※下校時刻が来ると校内にアニー・ローリーが流れた
 本当は 「エデンの東」が 好きだけど
 下校時刻は アニー・ローリー

※生徒会で知った「動議」という議事運営の民主主義。生徒会長は3年生の女子だった。
 言い募る ぼくを制して 委員長
 「動議ですか?」と 議事を進行

※203高地、和服の教師もいた時代だった。
 先生を 「ババア」と呼んだ 悪童の
 わが身に老いの 来るを知らでや

※ユーモアのある祖父との思い出。「夕べに風あり 秋立ちぬ」?
「夕有風 立秋」 読んでご覧と 祖父が言い
“You are foolish” と 孫をからかう

 長期記憶は五・七・五のリズムに合うのだろうか。

 2024年1月7日 記
 
 ※一部は仮名とした。本当は実名にして本人に読んでもらいたいのだが。岡☆さん、元気かな?
 ※冒頭の写真は今日の浅間山(追分)。気象庁観測カメラから。
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