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「バレル」は人物名です。イギリス、グラスゴーで海運業により富を蓄えた「バレル」が集めた絵画の展覧会が福岡県立美術館でかかっています。日本では初めての「バレルコレクション」の展覧会だそうです。
小品ながらもコロー、ルノワール、セザンヌ、ピサロ、マネの作品を見ることができました。最近の日本の美術展は展示作品のうち数点の撮影が許可されています。 ドガの「リハーサル」です。この絵が見たいために足を運びました。ドガのバレリーナを扱った一連の作品の一つです。窓から差し込む柔らかな光の中での「リハーサル」風景です。
「バレルコレクション」76点に加え、同じグラスゴーのケルビングローブ美術館から数点、その中の一枚がゴッホです。大作はないものの落ち着いたコレクションです。
福岡の美術展、なんとも穏やかな雰囲気でした。人が少なく、のんびりと絵画鑑賞です。見ている最中から少し気になっていたことがありました。カレーが匂います。展示室のある3階まで1階のカフェのカレーの匂いが上がって来ています。のんびりを通り越して微笑ましくなりました。
福岡市内、大きな美術館が2つあります。その一つ「福岡市美術館」はこの3年、改築工事で閉館していましたが、来年3月リニューアルオープンだそうです。オープン記念の展覧会は「ダリ」だとか。まだ先ですが楽しみです。