雨、17度、90%
庭の香りの良い花が次々に咲き始めています。一年中小型のミツバチの来訪を期待して植えている植物もあります。蜂や蝶が花の周りを飛ぶ様子をうれしく見ます。ここ数日、ミツバチの数倍もある大きな蜂が庭に現れます。羽音の大きさでやって来たのがすぐにわかります。お目当てはレモンの花、大きく咲いているバラです。
庭の真ん中で本を読んでいる私の足元のココはやはりその羽音で目が覚めます。じっとしていれば蜂は怖くないと思っていますが、ココにはそれがわかるはずもないので部屋に入れることにしています。飛んでいる姿は捉えにくく、たまたま庭の片隅に死骸を発見しました。体長5センチもあります。 おそらく「大アシナガバチ」ではないかと思います。
私が小さい頃には屋根に子供の顔ほどもある蜂の巣が夏になるといくつも出来ました。でも普通の蜂で両親が蜂の巣を取り除いた記憶はありません。この家に住み始めて蜂の巣を見つけたことはありません。昔と違い、世界中の昆虫たちが日本にも入って来て、昆虫の生態も変わっています。
この家には大きな「蛇」もいました。手を広げたくらいの「蜘蛛」もいました。トカゲやヤモリはまだ家の内外をウロウロしています。蜘蛛に至っては小さな「イエグモ」が主流です。古い家ですが、玄関を出ると交通量の多い国道がすぐそこです。
「大きな蜂」も要注意ですが、あと一つ「ムカデ」も出てくる季節です。庭の蹲の石を這いずっている「ムカデ」を見たのは数日前でした。庭にいるならまだしも家の中にも現れます。動くものを見ると手を出すココが心配です。「ムカデ」は体長10センチはあろうかと思います。庭靴を履く時、中を点検して履きます。過去2回「ムカデ」に刺されて痛い思いをしています。
自然形態は良いも悪いも巡っているはずです。人間を刺す虫が害虫を食べてくれたり、植物の実りに受粉を手伝ってくれたり。虫たちと共存するために注意が必要な季節になりました。夏中、上手く付き合っていくつもりです。