雨、11度、95%
庭の「クリスマスローズ」が咲き始めました。今年は春の花の目覚めが遅いと感じます。まんまるな大きな蕾が開くまでふた月はかかります。花先が綻んでもまだ数日待ちます。ある朝行くと、微笑むかのように咲いています。
寒さ暑さに強いと言われていた「クリスマスローズ」ですが、ここ数年の猛暑で「暑さ対策」をするように専門家が言っています。庭の「クリスマスロー」の一角は真夏は葦簀で日陰を作っています。にもかかわらず昨年、4株枯らしてしまいました。株分できるまでには植え付けて数年かかります。そんな充実した株をなくして気持ちは沈みました。
最古参のこのイエローの株から咲き始めました。花色、花弁の状態、年々新種が発売されます。今年の新種で花芽付きの株は20,000円もすると聞きました。私は紫のような濃い花色が好きです。
でも秘蔵っ子の黒は咋夏枯らしてしまいました。種もつけていた可愛い株でした。
一重のピンク、「あら、こんな株もあったのね!」と時折、花色、姿を忘れています。俯き加減に花を咲かせます。新種ではピーんと背筋を伸ばしたように花をつけるものも現れました。「クリスマスローズ」の美しさは楚々と下を向いている様に感じます。覗き込むと惚れ惚れと美しい。
園芸店からは「クリスマスローズ」の入荷を知らせてきています。見に行けば必ず買ってしまいそうです。一つの株を選ぶのに幾度も足を運ぶことがあります。庭に咲いた様子を胸に描きながらひと鉢を取り上げます。
暑さ対策、葉を刈る時期や水遣り、もちろん日陰作り、しっかり準備しましょう。長く初夏まで花を楽しませてくれます。庭を巡るのが楽しみな季節がやってきました。