チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

ワンタン麺 「麥奀雲吞麵世家」

2024年09月20日 | 香港

晴、30度、68%

 「帰ってきたらで何が食べたい?」と香港に戻る前には必ず主人が尋ねてくれます。主人の頭の中では「あわび」「ダック、アヒルのロースト」「フカヒレ」と思い浮かべてくれています。確かにどれも私の好物に違いありません。でも、心底食べたいのは「ワンタン麺」「お粥」です。

 「ワンタン麺」のおすすめのお店は香港中それぞれの贔屓があるので、「ここ!」とは言えません。どの店も開店前に「ワンタン包み」をしています。大きなボールにコロコロのエビと豚肉を積んで手際よくワンタンに包みます。このワンタンの中身も店によって配合、味が変わります。包んだ「ワンタン」だけを「一打」つまり1ダース12個売ってもらい、家で湯掻いて食べることもしばしばありました。エビが多い店、豚肉がいっぱいの大きなワンタンの店。麺なしでも美味しい「ワンタン」です。

 お昼ご飯は滞在中、中一日だけ、セントラルの銀行の用事を済ませると「ワンタン麺」を目指します。長年住んだ地元です。どこに行けば食べられるか足が自然に動きます。よく行った店にはすでに長蛇の列ができていました。韓国人観光客です。ガイドブックを手にトランクまで引っ張っています。ここ福岡でも韓国人観光客は「うまい、安い」とガイドブックに書かれた店では並んでいます。対面にも古くからの店があるので入りました。「麥奀雲吞麵世家」です。

 お昼時、地元の人もたくさん。丸いテーブルに背もたれなしの椅子はどこも同じです。「鮮蝦雲呑麺」2椀。この店は麺が上に乗って出てきます。麺をひっくり返すと、ワンタン登場。 スープを啜るとエビの香りと「大地魚」の出汁が唸るほど美味しい。このスープが熱々でない店はいただけません。思い出しただけで元気になるスープ、麺は細め腰のあるワンタン用の麺です。ちょっと心を整えて「ワンタン」を頬ばりました。「??」2個目、美味しさの秘密がわかりました。この店はエビ丸々一匹だけ、豚肉なしの「ワンタン」でした。麺の下の「ワンタン」と一緒に「黄色いニラ」が添えられています。ネギとは違い柔らかな味です。スープ、麺、ワンタン3拍子揃った美味しさに、心から満足。

 「ワンタン麺」のお値段もずいぶん上がっています。そこでハタと思いつき、韓国人が並んでいた店の値段を調べました。この店は大きな豚肉で膨らませた「ワンタン」が売りです。ところが値段は「麥奀雲吞麵世家」より10ドル安い、韓国人が並ぶ理由を納得しました。

 美しい夕日を見て、大事な仕事を終えて、「ワンタン麺」を食べて、私は興奮気味でした。

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香港の夕日

2024年09月19日 | 香港

晴、30度、74%

 いつもことですが、香港での滞在時間は短く、事務的なことを片付けるために割かれます。でもこの土地の匂い、多国籍の人の話し声、慌ただしい人の動きに心が落ち着きます。高いビル、新興の住宅地、目まぐるしい速さで変化します。中国へのアクセスも以前に比べて楽になったと、深圳にも事務所がある主人は恩恵に預かっています。

 香港での短い時間、息を抜く時間が今回は何回かありました。「夕日」です。「中秋節」を目前に街は飾り付けされ、行く人の手には贈り物の「月餅」の袋が握られています。そんな夕刻のひと時、西の空に大きく「夕日」が見えました。

 住んでいた頃は「夕日」を見たくなると、香港島の西の「ビクトリアロード」に車を走らせたことを思い出します。「マカオ」に向かう船が航跡を残しながら西に向かうのを見ながら、大きな「夕日」を見ました。モモとの夕方の散歩では香港大学の一番高い場所から「夕日」を眺めました。「夕日」はその時々の私の心を鎮めてくれたように思います。

 今回の「夕日」は大きな仕事を控えて少なからず不安だった私に「うまく行くよ。」と励ましてくれました。 香港国際空港に着陸する飛行機が映り込んでいます。雨が降ったりの雲の多い日が続いていたのに、香港が私にくれたプレゼントです。

 翌日、終わらせるべき用事は無事に片付きました。主人に話します。「戻って来たいよ、香港に。」

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ココ、お帰りなさい。

2024年09月18日 | ここ

晴、28度、77%

 二泊三日で香港に戻っていました。香港の家のWi-Fiと私のスマホの折り合いが悪く、今回もうまくつながりません。ブログはお休みしました。

 ココは留守中、初めてのペットショップに預けました。いつもの獣医さんのお休みが理由です。ココは人見知りしないので、大丈夫だとは思うのですがそれでも心配です。日本の連休もありお泊まり客満員のペットショップに向かいました。最後の申し込みだったのか?ココは出入り口の横の大きなゲージに入りました。 

 モモの時もそうでしたが、大事なものを置いて旅に出るのが苦手です。いつも頭の片隅に「ココは今頃どうしてるかな?」と思います。

 昨日も空港に着くなり、すごい勢いでココの元へと急ぎました。出入り口に一番近いので番犬のように、入ってきた私の気配で吠えました。私だとわかると吠え止みましたが、ココらしい。 お外でトイレのココ、幾度かお散歩に連れ出してもらったそうです。

 家までの道をわかっているので、急ぐココ。家の中は暑いのに嬉しそうです。お帰りなさい、ココ。

 ご飯が終わると早々にベットで寝ています。 疲れたね。お家が一番だね、ココ、お留守番ありがとう。

 

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ル・クルーゼで焼いたパン

2024年09月15日 | パン

晴、29度、79%

 「ストウブで焼くパン」と耳にするようになったのはここ数年、「ストウブ」は琺瑯鋳物の鍋のことです。「ストウブ」で焼けるなら同じ琺瑯鋳物の「ル・クルーゼ」の鍋でも同じように焼けるはずです。熱の伝導率がよく蓋をすれば蒸気も逃げません。理にかなったパンの焼き方です。

 準強力粉にライ麦粉、ホールミールを混ぜて、モルトを少し足し、初めてなので水分量は粉の割合の90%、やや高加水でベタベタな生地です。フランスパンの生地は強度な捏ねは不要、24時間冷蔵庫で寝かせてゆっくり発酵させました。霧を吹いて、初めは蓋をしたまま焼きます。その後焼き色をつけるため蓋をとって焼成。まん丸なパンが焼けました。 焼成時間が長すぎたようです。

 「ル・クルーゼ」はパン焼きに特化したこんな鍋も作っています。 買うつもりはありません。大小いくつもの古い「ル・クルーゼ」の鍋があります。今回は18センチの鍋で作りました。生地自体の配合も手直ししてみるつもりです。鍋からのぞくまん丸なパンの可愛いこと。

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マイクロモザイクのピルケース

2024年09月14日 | 身の回りのもの

晴、28度、75%

 65年近く私とずっと一緒のイタリアの「マイクロモザイク」のピルケースがあります。モザイクの面は一つも欠けずに本体も綺麗です。実はこの「ピルケース」は私が3歳の時デパートで万引きしたものです。

 今はもうない福岡の「玉屋デパート」に「ローズサロン」という外商のコーナーがありました。昭和30年代半ばのデパートです。当時の高級品を扱うコーナーだったようです。母が足繁く通っていました。ガラスのショーケースを挟んで客は腰をかけて品物を見せてもらっていました。ある日デパートから戻った母は私のコートのポケットにこの「ピルケース」を見つけました。母は私に「取ったのか?」と問い詰めたかもしれません。記憶にありません。ただ直様私を連れてデパートに戻り、事情を話して買い取ったのがこの「ピルケース」です。この「ピルケース」を出してきては私が万引きした日の話をしました。ガラスのケースの上に出されていた「ピルケース」をポケットに入れた記憶はありません。でも母が幾度も話をするので、3歳の私がケースの上の「ピルケース」をポケットに入れる様子が見えるようです。

 旅行に行く時は常備薬をこの「ピルケース」に入れて持って行きました。最近はあの味気ない小さなチャック付きのビニール袋に変わりました。場所を取りません。

 65年経った今見てもこの「ピルケース」は私の好みです。6角の形といい、赤の色、花の組み具合、確かに私の好みです。そして手に取る度、3歳の私を思います。明るいガラスのショーケースの上に置かれたこの「ピルケース」をどんな気持ちで眺めて、ポケットにしまい込んだのか。「三つ児の魂、百までも」と言いますが、3歳の時、綺麗だ、好きだと思った「ピルケース」をこの歳になっても変わらず好きです。不思議な縁でずっと私の側にあり続ける「ピルケース」です。

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IKEAのニシンの酢漬け

2024年09月13日 | ワインと一緒に

晴、28度、83%

 「IKEA」の食品売り場に「ニシンの酢漬け」が売っています。以前は3種類あったのですが、今は「ディルの酢漬け」一番スタンダードなものだけが売られています。しかも、福岡の「IKEA」に入ってくる量は少なく、いつもあるわけではありません。急に食べたくなりました。「IKEA」に電話をすると入っているとのことですが、取り置きはしてくれません。「ニシンの酢漬け」を食べたいばかりに福岡市を西から東に抜けて隣りの市まで車を走らせました。

 「ニシンの酢漬け」との出会いは40年以上前の東京のスウェーデン大使館の前の小さな売店です。サーモンやニシンのおかずが量り売りで売られていました。たまたまそこを主人息子と通りました。お金もない頃なのに「ニシンの酢漬け」を買いました。その後2,3回、美味しかったので買いました。香港に住んでいる間は、「IKEA」のように瓶詰めが売られていたので買いました。「ニシンの燻製」もスウェーデンのものは美味しい。

 「スモーブロー」と呼ばれるオープンサンドイッチやカナッペ、サラダにして食べることが多いようです。私も朝焼いたフランスパンを添えました。 ニシンは小骨の多い魚です。それを丁寧に取り除き、皮を剥いで生のままディルがたっぷりの酢に漬けます。脂の乗りが見てとれるほどのニシンです。「IKEA」のは少し甘いのですがそれでも美味しい。「ピンクペッパーコーン」をパラパラ。辛さの少ない爽やかな「ピンクペッパー」が程よく甘さを緩和してくれます。ひと瓶あっという間に食べました。

 「IKEA」のニシンの酢漬け、売り場の冷蔵庫に2つしかありませんでした。もちろん2つ買いました。ミートボールやソーセージを買う人はよく見ます。「美味しいのになぁ、ニシン」「IKEA」の滞在時間10分ほど、もちろん帰る前に50円のソフトクリームを。 飲食スペースを見渡すと皆さんソフトクリームを舐めていました。だって、50円ですものね。植物性のさっぱりしたソフトクリームです。

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ラベルプリンター

2024年09月12日 | ステイショナリー

晴、28度、90%

 昨年、家の書類の分類整理をしなくてはならないことがありました。税務署に提出する書類やらその保管管理も私の仕事です。分類して小引き出しのついたボックスにしまいます。一目、何かの時はすぐに取り出せるよう、インデックスをつけました。そこで、手のひらに乗る小型「ラベルプリンター」を買いました。

 キャノンなどからも出ていますが、選んだのは小さなテープ状ラベルに特化したプリンターです。専用用のアプリをスマホに入れるとBluetoothで接続され、文字の書き込み、写真のラベル印刷もできます。ラベルは1,6センチ幅テープ状のものです。 スマホの画面でココの写真を選択します。 出来上がったラベル。見辛いですが。イラストのテンプレートもアプリに入っています。もちろん手書きのイラストもプリントできます。

 大型のプリンターが昔に比べて安くなりました。コピー、写真の印刷、書類の印刷までこなします。小さなラベルもお手のものですが、テープ状のラベルはこの手の小型プリンターが使いやすいと思います。中学の頃から使っている「ダイモ」 テープを挟み込み、カチカチと文字を打つタイプです。実はこの「ダイモ」いまだに現役で頑張っています。「ラベリング」は簡潔であることが好もしい。

 物忘れの年代になりました。中に入っているものが一目でわかる、私以外の誰が見てもわかるように生活機能を高める工夫が必要です。

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大濠公園 レストラン「花の木」の明かり

2024年09月11日 | 日々のこと

晴、29度、81%

 日に日に夜明けが遅くなっています。私が大濠公園を走っている時、空が薄明るくなり始めます。二日前、お堀の水面に煌々と映るレストランの明かりを見つけました。マリリンモンローがジョーディマジオとの新婚旅行の際に訪れた福岡でも老舗のフレンチレストラン「花の木」が店内の明かりをつけていました。店に人影はなく店の灯り全部がお堀に映り込んでいます。「ボートハウス」と呼ばれる2階建ての建物の2階部分が「花の木」です。先日の台風の時は「スワンボート」が「ボートハウス」の横に陸揚げされていました。この灯りの中、水際に整列している「スワンボート」のが見て取れます。まるで一大イベントのような明るさです。

 この時間、すでに走る人、歩く人、お散歩の人、旅行客と人が多くいます。皆さん歩みを停めてこの光景に見入っていました。いつもは遠くの福岡タワーやヒルトンホテルの明かりがポツンと写っているだけの暗い堀の水面です。灯りの壮大さに今はない香港アバディーンの「ジャンボレストラン」の夜の明かりを思い出しました。初めて見た夜の「ジャンボレストラン」は圧巻でした。ボート自体の明るさが全て湾の水面に映っていました。その「ジャンボレストラン」へは小舟で向かいます。

 この「花の木」がこうして明かりをつけているのは「大濠公園」を走り始めて7年間で2度目です。初めの時はここまで煌々とついていませんでした。お堀を見るために1階のカフェも2階の「花の木」も水辺に向けて全面ガラス張りです。

 急に現れた竜宮城のような華やかさにいつも合う人たちと「綺麗ですね。」と言葉を交わしました。なんだか大きなご褒美を朝からもらった気分でした。 

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穴子の天ぷら 生麩の天ぷら

2024年09月10日 | 昨日のお昼ご飯

晴、28度、75%

 福岡は六月ごろから八月までが「穴子」の旬です。一番出回る時は近くのマーケットでも売っています。今の時期もう姿を見ません。売られているのは甘辛く味付けされたパック入りの「穴子」です。デパートの地下の私が信頼するお魚屋さんに生の「穴子」を見つけました。5匹で千二百円ほど。嬉しいお値段です。早速、「穴子の天ぷら」にしました。

 穴子を切ってあげてもいいのですが、一匹姿のままを天ぷらにしました。ガブリとかぶりつきたいからです。冷蔵庫に残っていた「生麩」も一緒に揚げました。「穴子の天ぷら」この夏はお鮨屋さんで2度ほど注文しました。いつも切られた「穴子」です。「穴子」はあげるとくるりと丸くなります。一匹丸のまま真っ直ぐに揚げるにはコツがあります。皮目から油に入れます。それでも尻尾の方が巻きました。一匹丸のまま、なかなか食べ応えのある「穴子の天ぷら」です。旬も終わりです。少し身が薄く感じます。それでもまだ脂が乗った福岡の「穴子」です。

 「生麩」は梅の形の赤い色付きの使い残しです。面白い食感の天ぷらになりました。「かまぼこ」を天ぷらにするとこんな歯触りかもしれません。ちょっと物足りないお味です。お塩をぱらり。「生麩」独特の旨味が出てきました。

 素焼きの穴子にひと掃きのタレ、「穴子の握り」の美味しさが最近わかってきました。それでも「穴子の天ぷら」が一番好き。今年食べ収めの「穴子の天ぷら」です。

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スマホがない!

2024年09月09日 | 日々のこと

晴、27度、87%

 いつものようにベットでゴロゴロと本を読んでいました。台所では小豆を炊いています。吹きこぼれが心配で度々台所へ足を運びます。そしてまたベットにゴロリ。本を読んでいて調べたいことがありました。ベットの上にスマホがありません。台所かな?ない。居間のテーブルの上にもありません。洗面所の箪笥の上にもありません。ちょっと焦ります。こういう時Apple Watchのスマホ探し機能は便利です。 「ぷっるるん。」とスマホに音を鳴らせて居場所を知らせます。聞こえます、聞こえます。寝室です。でも音がはっきりしません。シャープな音ではないのですが、いつもならすぐに見つかります。ベットの上にはココが気持ちよさそうに寝ています。ベットの上にあるのはココと読みかけの本だけ。ビューローの蓋を開けて中を見ました。ありません。私の動く気配でココが目を覚ましました。 目を開けたココは頭を動かして私を追っています。その時ココの体がずれました。 「あれ?」ココの体の下にブルーのものが!

 最近探し物が多くなりました。昨日も探しながら、「認知症かな?」と心配になります。時計を見ると10分は経っています。探し物の時間はもったいない。

 ココの体がドッと乗っかったスマホはApple Watchで呼び出してもその音はくぐもって、聞き取れません。そうそう、モモはココより大きな体でした。財布やスマホの上に乗って寝てました。よくある話です。

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