気ままに

大船での気ままな生活日誌

今日の雲

2007-10-08 17:47:31 | Weblog
写真は今朝の日の出前の、寝床からみた雲です。
ちょっぴり茜色に染まった雲。
白い雲、薄墨色の雲、それに形もいろいろ。

で、いつもより、早めに、早朝散歩に出掛けました。
いつもは、前をみたり、左右をみたり、たまには下をみたりですが、
今日はずっと、上を、空ばかりをみて歩きました。

広っぱに出ると、空全体がみえました。
東の空ばかりでなく、南の空も、西の空も、北の空も、
いろんな色のいろんな形の雲がいて、
それも、じっとしているのもいれば、
ゆっくりと歩いているものもいれば、
早足で忙しそうにしているものもいました。

人間の世界みたいだなと一瞬思いましたが、
でも、最近の人間はこれほどの違いがない、
最近の人間はみな同じようにみえる、
そうだ、雲の方がよっぽど、個性的だと思いました。

ひとつひとつの雲がそれぞれ、わがままで、個性的だから、
同じ大きな空に浮かんでも、今日のような、うつくしい空になるのだろう、
と思ったのでした。

・・・
朝がた、うつくしかった空も、急にまるで全体主義のような黒い雲が空を覆い、雨模様になってしまいました。こんな日でも、ボクは散歩に出掛けます。横浜の伊勢佐木町あたりまで出掛けてきました。夕方、帰ってきた頃には、雨も止み、西の方が明るくなり、そこに、また、わがまま雲がいくつも現われていました。そして北の方角には、そんな雲さんを祝福するように、七色の虹がかかっていたのでした。


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箱根湿生花園 秋場所

2007-10-08 09:53:12 | Weblog
また、箱根シリーズです。”続・続箱根の秋・・”のタイトルにしようと思ったのですが、笑われそうなのでやめました。箱根湿生花園、とっても、すばらしかったです。ボクの好きな大相撲にからめてご紹介しますね。

大相撲秋場所はもう終わりましたが、箱根湿生花園は”秋場所”の中日というところでしょうか。60数種の今盛りの秋の花々が、妍を競っていました。どれもこれも、甲乙つけがたしの、うつくしさであり、可憐さでしたが、今日は、ボクが行司役で、秋場所の優勝候補、三賞候補、特別賞候補を挙げてみました。さて、あなたのお好きな花は候補に入っているでしょうか。

優勝候補:
ススキ、オミナエシ、ワレモコウ、マツムシソウ、サワギキョウ関の5リキシを挙げてみました。秋の七草にも入っている、両横綱のススキ、オミナエシ、それに実力大関のワレモコウの3種は、湿原復元区で見事な、そろい踏みでした。仙石原のすすき草原の一部を切り取ったきたようなススキの大群、そして、その隙間を縫うように、黄色のオミナエシ、それにワレモコウのしぶい紅色が、負けじと妍を競っていました。そうそう、張り出し横綱、サワギキョウ(桔梗が七草に入っているので横綱にした)もこの周辺で一群をなし、ネービーブルーが輝いていました。でも、ボクが今一番勢いを感じたのは、沼の回りに群生していた、うすむらさきの花をいっぱいつけていたマツムシソウです(写真)。新進気鋭の関脇といったところでしょうか。優勝候補の第一に挙げたいと思います。関脇が強い場所は面白いと言います、そのせいですか、湿生花園、すばらしかったです。

殊勲賞候補:
サクラタデ(桜蓼)とアサマフウロ(浅間風露)関を挙げたいと思います。タデというと、あかまんま、イヌタデを思い出しますが、このサクラタデの群落は見事です。小さな花が開き、それがボクの好きな桜色で、満開の吉野の桜を機上から観ているような感じです。タデ喰う虫も好きずき、ということわざがありますが、こんなタデなら食べてみたいと思いますよ。(実際かじってみた、サクラタデのおしりは苦かった(汗))。アサマフウロもあちこちで、可憐な紫色の五弁の花びらを秘やかにみせてくれていました。どちらも、優勝候補に土をつけるほどの力を感じさせます。両リキシ共、殊勲賞当確です。

技能賞候補:キイジョウロウ、タムラソウ、ツリフネソウ関を挙げたいと思います。キイジョウロウは、ワイフが黄色いホタルブクロだ、と叫んでしまったほど花がホタルブクロのようです。でもホトトギスの仲間です。得意技は舞の海関が得意だったネコダマシです(笑)。タムラソウもアザミに似ていますが棘がありません。これもだましのテクニックにすぐれ、立ち会いの変化が得意な琴欧州関みたいです。ツリフネソウは、紫色の花が帆掛け船のようで、風まかせ自在の技で、のらりくらいの貴ノ浪関タイプです。いずれも技能に優れ、技能賞に価すると思います。


敢闘賞候補
ノコンギク、ヤマハギ、ノアザミ関を挙げたいと思います。いずれも、咲いていましたが、数が少なかったです。ここは湿地植物が中心なので、むしろ野山で力を発揮する方ですので、仕方がないと思います。とくに秋の七草に入っているヤマハギは実力はあります。今場所は敢闘賞ということで我慢してもらいましょうね。

特別賞:以下の関取も、それぞれ、可愛い花で賞を挙げないわけにはいきません。

漢字をあてなきゃ分らないで賞:
セキヤノアキチョウジ(関屋の秋丁子)咳屋の、ではない
コバノカモメツル(小葉の鴎蔓)古馬の、ではない
カメバヒキオコシ(亀葉引き起こし)咬めば、ではない
ウメバチソウ(梅鉢草)生めば、ではない

毒気あるで賞:
ヤマトリカブト

寒いで賞:
シモバシラ

飛ぶ鳥を落とす勢いで賞:
ヒヨドリバナ
ホトトギス

礼儀正しいで賞(ほおま賞ともいう):
フジバカマ(袴をはいて土俵にあがる) 

休場力士:
ミズバショウ、ノハナショウブ関:それぞれ春場所、夏場所に優勝した実力横綱ですが、今場所は休場です。モンゴルの温泉で仮病(サッカー病ともいう)の療養中と聞いています。



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