気ままに

大船での気ままな生活日誌

葉山の海岸でみつけた”石笛”?

2007-10-30 08:09:59 | Weblog
昨日、平家物語の語りの紹介の中で、石笛(いわぶえ)のことに触れました。人の手が全く入らない、自然に出来た石の笛で、まさに神さまがつくられた”神の笛”とも呼ばれています。この笛の歴史は古く、縄文時代の遺跡の中から見つかることもあるそうです。5000年もの生命をもつ、日本最古の楽器といってもいいでしょう。

俳優座での、関係者による石笛の紹介の中で、これは葉山の、裕ちゃんの像がある海岸の、海の中にある赤鳥居の辺りで採取されたものだという話がありました。ボクは何度かその辺りを散策したことがありますから、すぐ、あそこだなとピンときました。それで、翌日、石笛探しに出掛けたのでありんす。

逗子駅近くの、ボクのお気に入りの、ラーメン屋さんのワンタンメンで腹ごしらえし、葉山海岸方面のバスに乗りました。そして、森戸海岸前で下り、森戸神社の境内を抜けて、海岸に出ました。裕ちゃんの像をチラリとみて、そこから石段を下り、浜辺に出ました。葉山らしい岩場の景色の向こうの海の中に、赤い鳥居がみえます。鳥居までは、海水パンツでないと行けませんので、今回は、手前の浜辺で”神の石”探しを開始しました。

ええっ、すぐに、穴の開いた小石がみつかりました。俳優座でみた石笛とよく似ています。拾って、穴の部分に息を強く吹きかけてみました。しかい、あの、かん高い音は出ませんでした。すかし○みたいな弱々しい音でした(笑)。これは違うとポイと捨てました。しばらく浜辺を歩いているうち、3つも4つも似たような石が見つかってきました。いずれも、みなすかし○みたいな音でしたが、はたと気づきました。そうだ、石が悪いのではない、吹く技量がないだけなのだ、トランペットだって、素人が吹くと、すかし○みたいな音しか出ないではないか、これは石笛に違いない、少なくとも石笛の候補だ、と思い直したのでした。

それで、ボクは先ほど捨てた石のところに戻り、それ以後拾った”石笛”を並べて、証拠写真を撮ったのでした。持ち帰ろうとしましたが、使いもしないのに、持ち去っは、神さまのバチがあたると思い、そっと浜辺の元の位置に戻しました。

でも、一個だけでもお守りとして持ち帰れば良かったかなとあとで、思いました。というのは、俳優座での石笛演奏者が、カナダを訪問したときに、石笛を吹くと、めったにみられないオーロラが出現したそうです。そして、グリーンランドでも同様に、オーロラが現われ、びっくりしたそうです。やはり神の笛だと思ったそうです。いつか、オーロラを観るツアーに行ってみたいと思っているので、その時にお守りとして持参すればと思ったのでした。
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