気ままに

大船での気ままな生活日誌

稀勢の里 優勝確率80%に

2012-05-15 20:29:06 | Weblog
昨日、9日目、ぼくは稀勢の里の優勝確率は現段階で70%で、以降、1勝するたびに10%づつ確率が上昇すると断言した。 だから今日、勝てば、80%なのだ。力が入るのは無理はない。

今日の対戦は苦手としている琴欧州。絶対、負けるわけにはいかないから、ぼくは、早々と前祝いに、ボルドーの赤を三日つづけて(ゲン担ぎもある)飲みながら、待っていた。現在、1敗は、稀勢の里と栃煌山。まず、前半戦のおわりに栃煌山が登場。できれば、負けてほしい、そうすれば、稀勢の単独トップとなる。まず、これは簡単に実現。

そして、どんどん取組は進み、稀勢の里と琴欧州が土俵に上がる。ぼくは赤ワインをぐっと飲み干して、テレビの前に座り込む。カメラを片手に。さあ、立った。あああああ、細かい相撲内容は忘れてしもうた、でも最後は寄り倒した。いいぞ、いいぞ、稀勢の里。これで、単独トップ。るんるん気分で、残りのふたつの対戦を。

これも理想的な結果となった。まず、2敗の琴奨菊が把瑠都に敗れ、3敗と後退。結びの一番も、鶴竜が白鵬に負け、3敗に後退。なによりも、白鵬が勝ってくれたのがうれしい。やっぱり、白鵬がいてこその大相撲だ。あとは、稀勢の里だけに負けて、全勝してほしい。

これで、稀勢の里は1敗で単独トップ。二敗組は栃煌山など平幕力士だけの3力士となった。横綱・大関陣だけでは2つの星の差をつけたことになるから、優勝確率80%は、あながち夢物語ではなくなった。

明日、11日目は、鶴竜戦。優勝確率90%上昇は間違いない。そして、12日目、13日目で99.9%にして、ぼくが国技館に行く14日目で100%で、決めてほしいノダ。

今日の3番

○稀勢の里 ●琴欧州




○把瑠都 ●琴奨菊


○白鵬 ●鶴竜


白鵬はやっぱり怪我だった。手人さし指の剥離骨折で全治2週間だという。千秋楽までがんばって。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

陶酔のパリ・モンマルトル 八王子市夢美術館

2012-05-15 08:47:34 | Weblog
先月、パリ・モンマルトルを歩いたばかりだから、この展覧会は見逃すわけにはいかなかった。”陶酔のパリ・モンマルトル/1880~1910展”。どんな時代か。ベル・エポック(良き時代)と呼ばれ、芸術の都パリが最も華やかで成熟した時代だという。19世紀末、モンマルトルに一軒のキャバレーがオープンする。店の名は”黒猫(シャ・ノワール)”。ここに多くの人々が集い、一大社交場となっていく。芸術家たちもやってきた。作曲家のドビュッシーやサティ、建築家のエッフェル、詩人のヴェルレーヌ、小説家のゾラ、そして、ロートレックら、たくさんの画家たち。ここを中心に、華やかな”キャバレー文化”が生まれてくるのだ。

モンマルトルの地図がある。シャ・ノワール(黒猫)は、ぼくも遊んだ(一晩だけど)”ムーランルージュ”と同じ通りにあった。何故、黒猫と名付けたか。庇の下に黒猫がたむろしていていたからとか、物議をかもしていたマネの”オランピア”に描かれている、挑発的な目を向ける裸の女性の足元にいる黒猫のことだ、とか諸説ある。この絵の黒猫の解釈からして、ぼくは後者だと思う。この時代のエスプリだろう。

マネというと、マネの唯一のカラーリトグラフである”道化師”がはじめに飾られている。珍しい作品をみられてグーだ。ロートレックの作品もある。もう少しあるのかと思ったが、数点だった。でも、黒猫のポスターのテオフィル=アレクサンドル・スタンランら、多くの作家が十分埋め合わせをしてくれる。ぼくの好きな、”エッフェル塔36景”のアンリ・リヴィエールの作品も多く、うれしかった。それに、彼は”黒猫”で常時、上演されていた影絵芝居を担当していたのだ。最後の展示室で、当時の再現・影絵芝居もビデオでみることができる。一層、良き時代の雰囲気が盛り上がる。できれば展示室を、キャバレー風に仕立て、飲み放題のフランスワインでも置いてくれれば、もっと良かったのだが。

この展覧会は、”キャンバレー文化と娯楽”というテーマなので、キャバレー、カフェ、サーカス、ダンスホールなどに集う人々や、お店の女給やダンサー、道化師などが描かれた作品が多い。全部で176件、それらは、ポスター、版画、絵画、そして本として、いくつもの部屋に展示されている。一回り、ぐるっと廻ると、”ベル・エポック”の、モンマルトルの華やいだ空気にすっぽりと包まれてしまう。楽しい展覧会だった。

この美術館は二度目の訪問で、こんどはすんなり到達した、駅前から走る、斜めの大通りを行けばよい。その大通りで、八王子の大学生たちによるお祭り”学生天国”が開催されていた。往きかえりに、歌や踊りをみせてもらった。その通りの小路に”黒塀通り”をみつけた。花街だったらしい。八王子のモンマルトルと言ってよいだろうか(笑)。



作品の数々




この日、八王子の大学生のお祭りだった

そうらん節を踊る学生


八王子花街の黒塀通りを復活する

粋な黒塀 八王子のモンマルトル


*******

追加記事です。
今晩のテレビ番組”美の浪漫紀行”でパリのギネ東洋美術館の紹介がありました。ギネはドビッシーと同年代で、一緒に”黒猫”にもよく通ったようです。

現在の”黒猫(シャ・ノワール)”の店内。クロワッサンの向こうに黒猫のポスターがみえる。


ギネ東洋美術館


館内の展示

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする