気ままに

大船での気ままな生活日誌

稀勢の里8連勝、白鵬に並ぶ

2013-01-24 20:50:23 | Weblog
大相撲初場所12日目。稀勢の里、昨日につづき辛勝ながら、見事8連勝。円空仏さまのご加護はつづき、10勝目。一方、優勝争いの本命と目されていた、白鵬が琴欧洲にまさかの土。稀勢、白鵬に並ぶ。全勝の日馬富士も土、であればサイコウだったが、そうはとんやがおろさなかった。

明日13日目は、いよいよ、稀勢の里と日馬富士の対戦。絶対、負けるわけにはいかない。とんでもはねても、是が非でも、白星をもぎ取らねばならない。明日は国技館に行く日。これで、願ってもないシチュエーションになった。けっぱれ、がんばれ稀勢の里。しかし、ひとつ心配があるんじゃ。おいらが両国に応援にいくと、何故か、90%の確率で稀勢が負けるんじゃ。どうしたら良かんべ。

そうだ、これまでの連勝を支えてくださった、円空仏さまにもう一度、お願いしてみよう。日馬富士戦だけの特別祈願でやんす。では、この方に。

千手観音菩薩さまでごわす。大相撲では決まり手が82手あるようですが、千手観音さまは、お名の通り、千手あるんじゃ。常総の赤鬼に金棒じゃ。 これで安心してみていられるゾ。お願いします、円空さま。



ぼくも応援しましゅ。誰じゃ、おまえは?。今日、おいでいただいたお礼でしゅ。な、ななんとな、縄文の貴公子さまではごじゃりませんか。そういえば、あなたさまは縄文一の土偶大男とお聞しております。これで、鬼に金々棒です。ご出身はどこでござんしたか? 勝坂縄文でしゅ。なななんとな、勝つですか! 縁起のいい土偶さまですこと。ただ、土がつくかもしれんでしゅ。 でも心配しないで。土は日馬富士関につけるようにしときましゅです。



稀勢の里、鶴竜を破り、8連勝。10勝2敗。


白鵬に土。琴欧洲、見事な攻め。


優勝争いは4力士に。


明日がわくわく。
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会田誠展:天才でごめんなさい

2013-01-24 10:46:35 | Weblog

22日、BS日テレの”ぶらぶら美術館・博物館”で「会田誠展:天才でごめんなさい」が紹介されていた。コメンテイターは、会田誠作品を日本美術史との関係で読み解いてきたという山下裕二氏で、これがとても面白かった。早速、翌日に、「現代美術界の“取り扱い注意”作家・初の大個展」を観に行った。

会場に入ると、いきなり”切腹女子高生”が迎えてくれる(笑)。こんなので驚いてはいけない。そのあと、気の弱い人なら目を覆いたい(でも指の隙間からのぞきたいような)場面がいくつも出てくる。極め付きはの部屋(笑)。エログロ作品がとぐろ巻いて待っている。

でも会田誠の作品は実に多様だ。エロ、グロはその一部で、明るく清らかな作品もあれば、子供が描いたような絵まである。一方、つい吹き出してしまうオブジェ”考えない人”みたいのもあるし、戦争や震災・原発をモチーフにした作品では、ぼくらが”考える人”にならなければならない。

だから、これらをまとめて、トータルとして会田誠が好きという人もいれば、あるいは嫌いという人もいるだろう。また、特定の作品が気に入ったという人もまた、たくさんいると思う。ぼくは特定の作品組かな。気に入ったいくつかの作品を紹介しよう。

まず、”ジャンブル・オブ・100フラワーズ”。 バーンズコレクションで観たマチスの”ダンス”を彷彿とさせる絵で、まず、これが気に入った。写真は、前述のテレビ番組からのものです。この作品だけでなく画面に美少女がよく出てくる。




そして、”滝の絵”。山下先生の説では、この絵は国宝那智の滝図を下敷きにしているという。なるほど、滝の上には神山が。水着の女学生たちは修行しているというより、楽しそうに水浴びしてるようだが(笑)。滝の水の流れの描写がすばらしい。大勢の中、三人だけがこちらに視線を向けていた。つなげると斜めの線になった。


現代の”松林図屏風(等伯)”か、”電信柱、カラス、その他”。屏風の下には惨事が起きているらしい。電信柱が曲がり、カラスがセーラ服の切れ端や指先をくわえている。




日韓の女学生が国旗をもち対峙している。風神雷神図の構図だという。


ゼロ戦がニューヨーク上空を旋回している図。俯瞰の洛中洛外図や螺鈿の技法(ゼロ戦が光っている)をまねている。


墨絵風のうつくしい山の風景。”灰色の山”


と、思いきや、近寄ると、サラリーマンの死骸の山だった。何を意味するか。それはそれぞれ考えればヨカ。


子供時代のポスターを思い出して考えたという。あの頃、これは偽善だと感じて描いていたそうだ。


昨日もブログにちらりと出した”考えない人”。これだけは、写真撮影OKです。
顔はおにぎり仮面ですし、金色は、う●こです(爆)。こういうユーモアというかナンセンス風のも結構あり、楽しめます。オブジェの盆栽の幹、枝が女体になっていたり(爆)。僕も時々、そうゆう木の幹をみつけ、写真に撮っているので、同類項と思いました(汗)。


そうそう、ぼくの大好きな東山魁夷の”道”をベースにした”あぜ道”も面白かった。髪の分け目があぜ道につづいている(爆)。左の絵は、はじめの”切腹女子高生”です。


考えてみれば、北斎も歌麿も国芳も芳年も、画題は多岐にわたり、その中にはエロ・グロ・ナンセンスの作品もよくみかける。うん、そうか、会田誠は現代の浮世絵師ナノダ。










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