気ままに

大船での気ままな生活日誌

銀座で古書市&あっぱれ北斎展

2013-01-26 09:09:25 | Weblog
昨日のお相撲はさびしい結果になってしまったが、両国に行く前に銀座で楽しい思いをしてきた。

ひとつは銀座松屋の”第29回銀座/古書の市”。12の著名な古書店が銀座にやってきて、出店を開いている。遠くは、熊本からも来ている。美術書画と書籍類。ぼくにはとても手が届かない稀覯本から500円くらいで買える古本も置いてある。展覧会をみるように、ながめていたら、すぐ一時間くらいたってしまう。版画あるし、ぼくらの時代の少年少女雑誌はあるし、若き日の小百合ちゃんなど、スターのプロマイドなんかもつい手に取ってしまう(汗)。一方、江戸時代の古書なんか、”触れなば落ちん”という風情で(笑)、触ると、こわれそうにぼろぼろだけど、漂う風格はさすが。こういうのを買う人はどんな人だろうか、と思いながら観察する。いかにも古本屋のおやじといった風情の人もお客としてきている。偵察にきたのだろうか。毎年、案内がくるので、また来年こようと、外に出た。

そして、次は松坂屋。松松コンビと笑いたいところだが、正確には松坂屋の裏の銀座フェルメールセンター。ここでの、フェルメールの光の王国展は二度ほど見ている。もう店じまいしていると思ってたら、新たに”あっぱれ北斎!光の王国展”をやっている。あっぱれフェルメールセンター!と褒めてやりたい(笑)。よくぞ、北斎を選んでくれた。フェルメールブルーの次は、北斎ブルーでということらしい。LIFE誌が選んだ”この1000年で最も功績を残した100人”に入っているのは日本人では北斎だけ。印象派の画家たちにも影響を与えた。ビデオで千住博画伯が、構図の斬新さのみならず、身近などんなものでも画題にしてしまうことに彼らが驚愕したのではないかと話していた。

フェルメールはラピスラズリ、そしてわが、北斎はベロ藍をつかって、うつくしい青を表現した。さあ、うつくしい北斎ブルーをみてもらいましょう、と”富嶽三十六景”がフェルメールのときと同じ最新のデジタル技術で忠実に再現され、部屋に飾られている。いくつかの名作は拡大版で展示されている。何度みてもいい。富士山がもともと好きな上に(汗)、北斎が好きなんだから、このシリーズが好きなのはすっかたなかんべさ。それと滝のシリーズ、”諸国瀧廻り”も展示されている。昨年、訪れた”木曽路ノ奥阿弥陀ケ滝”ももちろんありました。

次回の展示は、広重ブルー&巴水ブルーで、お願いします。









大英博物館の展覧会にさきがけ、こんな企画も。変装していこうかな(笑)。


古書市は28日(月)までです。
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