おはようございます。北陸旅シリーズ第2弾です。富山駅を経由して八尾(おわら風の盆)や立山黒部アルペンルートに行ったことはあるが、富山に泊まって、街歩きをするのは今回がはじめてであった。
北陸新幹線かがやきに乗って、富山に着いたのが、お昼すぎ。駅前ホテルに荷物を預け、まず腹ごしらえ。富山といえばお魚、お刺身定食をいただいた。家内は海鮮丼。夕食は別のお店で、富山名物の白海老やホタルイカに舌鼓。お酒は立山。食事も旅の楽しみ。

街には市電が3ルートあり、とても便利。市電のある街って、大好き。

まず、富山城を見学。城跡公園として整備されている。

城内にある富山市郷土博物館。戦国時代に築城されてから、現在までの400年以上にわたる富山城の歴史が、模型やパネルでわかりやすく紹介されている。神保の城(室町時代)、佐々の城(信長の時代)から、江戸時代は、前田の城となった。加賀前田家二代、利長が隠居城としたが、焼失し、高岡城を築き、そちらに移る。その後、第三代藩主利常が次男利次に10万石を与えて分家させて、富山藩が成立した。

富山城の向かいにある佐藤記念美術館。城郭建築様のりっぱな建物。砺波市出身の実業家で茶人の佐藤助九郎が収集した、東洋古美術のコレクションが展示されている。今回は、中国、ベトナム、タイ、ミャンマー、カンボジアなどの陶磁器などが展示されていた。また、「助庵」「柳汀庵」の2席の茶室、総桧造りの書院座敷が移築されている。何故か、撮影禁止なので紹介できない。りっぱな日本庭園もある。

また、市電に乗り、二つ目の駅で下車。そこの富山ガラス美術館が素晴らしかった。ビル外観がガラス風だが、実は、立山連邦をモチーフにしているとのことだった。一方、内部は富山県産材のルーバー(羽板)がふんだんに使われ、やすらぎと温かみのある雰囲気を醸しだしている。ここは、複合施設で、図書館も入っているのだが、それがまた、この雰囲気にぴったり。たとえていうと、森の中で読書しているような素晴らしい図書館になっている。隅研吾の設計と聞き、なるほどと納得。
複合施設”TOYAMAキラリ”(ガラス美術館&図書館)

館内。一階から吹き抜けを見上げる。

各階に図書館がある。

5階から見下ろす。

羽板が縦横に張られ、うっとりするような景観をつくっている。

ガラス美術館では、4階に常設展(コレクション展)、6階がグラス・アート・ガーデン。今回はここを見学。ほかに特別展も二つ開かれていた。
常設展


グラス・アート・ガーデン インスタレーション(空間芸術)作品の数々。





ガラス芸術と図書館をたっぷり楽しんで、外に出た。そこから、歩いて、5分ほどのところに、昔からの薬屋さんがある。それについては次回に。
それでは、みなさん、今日も一日、お元気で!