おはようございます。北陸旅三日目の金沢徘徊記録をお届けします。
金沢も初めてでないので、のんびりと、行き当たりばったりの町歩き。宿からそう遠くない、近江町市場に出掛けた。京都でいえば錦市場でしょうか。相変わらずの人出。ぶらり一周して、二階の食堂街で軽い昼食をとる。
近江町市場




そして、香林坊へ向かい、旧制四高へ。明治時代に建てられたこの校舎は国指定の重要文化財。この建物に、左右分かれて、四高記念館と石川近代文学館が入っている。ここも以前、入っているので、軽く流した(笑)。
四高記念館/石川近代文学館


四高を出ると、目の前が金沢市役所。6月2日に百万石まつりが開催されるというので、大きな垂れ幕と提灯が飾られていた。あと数日、旅行日を遅らせれば見られたのに残念。
金沢市役所

市役所のすぐ近くに、金沢21世紀美術館。関係の展覧会があるらしく、高校生がたくさん集まっていた。ここも前回、行っているし、パスした。たしか、あのときは東山魁夷展をやっていた。
金沢21世紀美術館

そこから、本多町方面を歩いた。中村記念美術館を覗いたが、展示替えで休館だった。その先に、前田家の蔵書をごっそり引き継いだという県立図書館があるのだが、寄らなかった。次回は是非。旅行から帰って、川瀬巴水の”旅みやげ”集の中に”金沢下本多町”という作品があるのを知った。本多町は、加賀藩の重臣であった本多家の上屋敷があったところ。長屋門、塀跡、石垣等の遺構が残っているようだ。次回はここら辺りも散策したい。
川瀬巴水の金沢下本多町

金沢城公園に戻り、お濠端を時計廻りしてホテルへ戻った。この道は初めて歩いたが、なかなかいい遊歩道だった。
いもり掘と金沢城石垣

金沢城は”石垣の博物館”と呼ばれているそうで、さまざまな石積みがみられる。自然石積み、粗加工石積み、切石積みの三種類。読んで字のごとくの石積み。



石垣を見ながら歩く掘通り。

百万石祭の観覧席が準備されていた。右側の緑が兼六園。

お城の石川門に到着。ここで兼六園と結んでいる。ぼくらはここに入らず、さらに城廻り。そして白鳥路に到着。この小川の流れる緑の小路が素晴らしかった。彫刻の道でもあり、あと1週間もすれば、ホタルの鑑賞もできるそうだ。
白鳥路




三文豪の像。徳田秋聲、泉鏡花、室生犀星。





そして、大手門近くで、白鳥の像。サツキが見頃。

大手門近くの大手掘。ここから満月の月の出を見たかったが、その時刻には雲が立ち込めてみられなかった。

満月が見られたのは、午後9時頃、ホテルの窓からだった。

北陸旅もあと1日となりました。次回は、兼六園が中心となります。
それでは、みなさん、今日も一日、お元気で!かまくらは紫陽花が見ごろを迎え、大混雑です。さて、人をかきわけ、かきわけ、今日はいずこへ。