こんばんわ。
明月院の紫陽花は”明月院ブルー”と賞されるが、ぼくは、妙本寺の凌霄花(ノウゼンカズラ)を、それに倣って、”妙本寺オレンジ”と讃えている。
今日は午後の中途半端な時間から始まる(笑)、竹内先生の”徒然草を読む”の日。午後の半端な時間は、そろそろ見頃かな?の”妙本寺オレンジ”を訪ねた。
仁王門の先に輝くオレンジ!
門をくぐって、凌霄花を見上げる。十分、見頃になっているゾ!
まさに、妙本寺オレンジ!
祖師堂を背景に。凌霄花の意味は、”凌”は”しのぐ”、 ”霄”は”そら”で、 つるが天空を凌ぐほど高く登る ところから、この名がついた。
そういえば、日蓮上人も凌霄花のような人だった。
素晴らしい妙本寺オレンジだった。
徒然草は、下巻に入り、第137段。全体を通して、最大・最高の章段である。土佐光起はこの一段だけで”徒然草絵巻”(個人蔵)を描いた。2014年のサントリー美術館で開催された”徒然草/美術で楽しむ古典文学”で展示されていたが、ぼくのブログ記事では触れていなかった。
この段は、花は盛りに、月は隈無きをのみ見る物かは、の名文ではじまるところ。さて、今日は満月前夜。今宵のお月さま、兼好さんに気に入ってもらえるかな。
月の出時刻は6時10分頃だが、明るくて確認できない。6時45分頃、ようやく東の空の雲間に発見!
うつくしい”月の出”。桜は満開、月は満月だけが見るに値すると決め込んでよいものだろか、いやそうではない、と兼好さん。こんな雲間のお月さまも風情がある。
10分たって、雲から抜け出した。
満月前夜のお月さま
また、雲に隠れ、しばらくして、夕闇の中、ぽっかりと。
お月さまとつきあい、今晩は眠れない。明日は満月+サッカーで眠れない。
では、おやすみなさい。
いい夢を。