こんばんわ。
今日は竹内整一先生の”徒然草を読む”の日。講義が午後の中途半端な時間に始まるので(笑)、一日の遊びの計画がたて難く、たいてい、昼飯をはさんで北鎌倉散歩ということが多い。今日もそうで、徒然なるままに円覚寺の紫陽花を楽しんできた。カンカン照りの日よりも、小雨そぼ降るこんな日の方が紫陽花日和。
山門前の紫陽花
仏殿裏の軒下から裏門通りを望む。
全体に若い色づき。
濃紫系は見頃。
仏殿裏(法堂跡)の紫陽花も若い。
国宝・舎利殿には紫陽花はない。
仏日庵開基廟前には一対の紫陽花。
仏日庵前の通りの紫陽花
黄梅院前には白い紫陽花。
その前に真民さんの詩。
境内にはナツツバキがひとつ。
黄梅院前には雨傘の花。
メイン通りのイワタバコはおわっていたが、この青もみじのトンネルの先の龍隠庵の、お地蔵さんの岩壁にひとつ、若々しい、見事なイワタバコの花を見つけた。きっとこれが、今年の見納めとなるだろう。
そのあと、”徒然草を読む”を聴講した。いつも、いろいろ勉強になる。
徒然草116段。寺院の号やそのほかもろもろ、やたらと難しい名前をつけることが最近、目につく。昔の人は小賢しいことはしないで、ただ、ありのまま、安らかに、名をつけたものだ。ところがこの頃では、自分の才覚を世間に示そうと、いろいろ考えて、つけているようだ。嫌な風潮である。
現代でもそうだ。ぼくは最近のおすもうさんの四股名に同じ思いをもっている。だいいち、何と読むのかわからないのもある。一方、高安や遠藤のように、いつまでも本名を名乗るのもいただけない。
それでは、おやすみなさい。
いい夢を。