気ままに

大船での気ままな生活日誌

瑞泉寺の春三月

2020-03-02 10:47:24 | Weblog

おはようございます。

今日は寒い朝ですが、昨日はぽかぽかの春三月。ぶらりと出掛けた瑞泉寺。駅から歩くと、ちょっとあるので、いつも鎌倉宮までバス。そこから瑞泉寺まで歩く。

鎌倉宮の鳥居前に三本の河津桜があり、それぞれ、早咲き、中咲き、遅咲きと役割分担して、12月から3月まで楽しませてくれる。今は遅咲きが満開になっている。

手前の若葉は早咲きの河津桜。

瑞泉寺への道沿いは閑静な住宅街になっていて、故平山郁夫画伯のお宅もある。その先の空き地に大島桜と思われる白い桜が満開になっていた。

大島桜も開花が結構まちまちで、うちの近所のは、まだ固い蕾。ソメイヨシノと同じ頃に開花する。東博のはどうなったかな。

しだれ梅を植えているお宅も多く、楽しませてもらえる。

椿も。

沈丁花も。

落語でいえば、この道のお花見は、今日の演目”瑞泉寺噺”のマクラに当たるが、それだけで十分、楽しませてもらえる。さて、いよいよ本題へ。瑞泉寺といえば梅だが、受付の方がもうしまいだよと言っていた。でも、ぼくのお目当て、黄梅は残っていてくれるだろうと、坂道を登る。男坂は苔石段になっていた。

吉田松陰が母方の伯父、竹院和尚を訪ねてきたころはきっと男坂だけで、ここを母に頼まれた吉備粉のおみやげをしょって登ったはず。ぼくも司馬遼太郎ファンで最初に読んだ本が”世に棲む日々”だった。久しぶりにそのページを開いてみた。瑞泉寺は鎌倉宮から東へ8丁行ったところの山腹にあり、名刹である。足利家の菩提の一つで、徳川家に入っても、ここの住職になるのは幕府の官命による。この日、よく晴れて夕焼けが鮮やかであった。松陰が山門に近づくと、たまたま竹院上人は門外に出て路上を掃いていた。齢は50を超えている。”上人!”松陰はこどものような無邪気さで駆け出した

山門をくぐると、やはり、梅も黄梅も終盤を迎えていた。黄梅は本堂前に原木が一本。右側に幾本も、多分そのクローンが育っている。

原木前の立札。鎌倉市天然記念物で牧野富太郎博士がこの木を観察し、黄梅と命名したとある。

原木には花がなかったが、クローンの方に花を咲かせているのがあった。

離れたところにも一本。

花弁がみすぼらしいが、満開のときには、なかなかのものです。下の写真は2017年2月6日

マンサクひとつ

ムラサキハナナ、シーズン初見!

夢窓国師の庭園

紅梅・白梅

すばらしい春三月の瑞泉寺でした。

それでは、みなさん、今日も一日、お元気で!

コメント
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