おはようございます。
昨日は二年振りの雪景色になり、朝散歩の風景は昨日のブログ記事にした。そのあと、午前中に八幡さまに向かった。お目当ては神苑の正月牡丹。2018年1月に雪化粧の正月牡丹を見ている。うっとりするようなあでやかさであった。
ところが、ぼたん庭園の入り口の前に来てびっくり。”園内整備のためしばらく休園します”の立札。こんな程度の雪で休園?と不思議に思ったが、スマホで調べると、どうも今年の正月牡丹は開いていないようだ。残念なり。
でも、おかげさまで、松の内に八幡さまに初参りできたし、久しぶりに宝物館でお宝を見させてもらったし、境内の鎌倉国宝館では正月恒例の氏家コレクションを楽しませてもらった。
行列はほとんどなく、待ち時間ゼロでお参り。お正月でははじめての経験。
舞殿では御判行事が行われていた。御判行事とは松の内のみに行われる開運厄除の行事。この期間だけ内陣に納められている”御神印”が一般参拝者のため舞殿に移され、参拝者は御神印を額に押しあててもらい、願い事を祈念する。効き目がありそう、頭もよくなるそうですよ(笑)。
本殿の脇に宝物殿がある。
神社の社宝や御神宝類が展示されているが、撮影禁止、展示品リストもなし。でも、頼朝像や政子の手箱などもあり、楽しめた。
鎌倉国宝室では正月恒例の氏家コレクションの肉筆浮世絵展。毎年見ているので、お馴染みさん。一番のお目当て、北斎の酔余美人図が展示されておらず、残念無念。最近、人気が出ているので貸し出しだろうか。でも、ほかに美人画がいっぱい。ひとつ。ふたつ載せましょう。
鳥文斎栄之 御殿山花見絵巻
鈴木春信 桜下遊君立姿図
寅年コーナーも。北斎の虎図(一枚もの)、狩野季信の竹虎図3幅。
企画コーナーに”大仏師運慶”。そこには国重文の頬焼阿弥陀縁起絵巻(光触寺)が展示されていた。比企ヶ谷にあった岩蔵寺の阿弥陀如来像の霊験を描いた絵巻物。その阿弥陀如来像が現在の光触寺の本尊と伝えられ、”頬焼阿弥陀”と呼ばれている。2018年、金沢文庫の運慶展で絵巻と一緒に見ている。縁起によると、1215年(建保3年)に鎌倉へ下向した運慶が町局(まちのつぼね)の依頼で彫ったのだという。ここでは、光触寺の阿弥陀三尊像(一幅)と吾妻鑑巻24も並べて展示されている。
国宝館の先に頼朝と実朝をまつる白旗神社。手前に紅梅が咲いていた。
雪景色はほんのわずか。
牡丹苑の玄関口。
今年はチャンスだったのに残念なり。思い出の18年1月の正月雪牡丹↓
本殿裏
丸山稲荷
旗上弁財天
社殿の裏の政子の石。頼朝が政子の安産祈願した石。夫婦円満と子宝の祈願石として信仰されている。
八幡さまの第三鳥居からの一段高い桜並木の参道を”段葛”と呼ぶが、これは、政子が二代将軍・源頼家を懐妊した時、安産を祈って、北条時政以下の御家人と共に築いたという。この参道脇に見事な正月紅葉と残雪があった。
それでは、みなさん、今日も一日、お元気で!