おはようございます。
東博の表慶館でのユネスコ無形文化遺産特別展、”体感!日本の伝統芸能”の紹介も、歌舞伎、文楽、能楽が済んで、組踊、雅楽の2種を残すことになった。この二つは、これまでのに比べると、馴染みがうすく、でも、それだけ興味深く見られた。では、組踊から。
組踊(くみおどり)とは。琉球王朝時代に中国からの使者”冊封使(さっぽうし)”をもてなすために、さまざまな芸能が生まれたが、その一つ。1719年玉城踊奉行が考案したもので、踊りの名称だが、琉歌や琉舞を織り込んだ、実際は音楽劇である。本展では舞台を再現すると共に、銘苅子(めかるしー)の天女を立体的に展示している。また紅型幕を背景に吊り、”二童敵討(にどうてきうち)の扮装、紅型衣装や小道具、装身具などが展示される。
大道具 御冠船舞台
「銘苅子」の天女の衣裳・天冠・小道具(柄杓)
「二童敵討」舞台
鶴松、亀千代 、阿麻和利(小道具、刀二本・大団扇・酒具)
楽器 三線(さんしん)
紅型衣装 白色地松皮菱繋檜扇団扇菊椿文様
水色地牡丹鳳凰菖蒲文様
小道具 花笠
唐団扇、房指、柳花籠(梅、牡丹)など
雅楽
雅楽とは。5世紀から9世紀にかけて中国や朝鮮から伝承したアジア大陸各地の楽舞を日本において整理・集成した古代の宮廷芸能のこと。上演形態は演奏のみの”管弦”と舞を伴う”舞楽”がある。
本展では、舞楽”還城楽 ”の舞台の再現。襲装束、蛮絵装束、児童装束などが展示される。
舞楽”還城楽 ”の舞台(縮小版)
鼉太鼓
装束
児舞装束 胡蝶
小道具 天冠・剪採花・蝶羽根・山吹の花の枝
児舞装束 迦陵頻
小道具 天冠・挿頭花・鳥羽根・鳥足・銅拍子
さまざまな面・甲・装束文様など
長い間おつきあいありがとうございました。これで、体感!日本の伝統芸能展”を完とさせていただきまする。
。。。。。
今朝のお月見とお星見。
新月を明後日に控える細い細いお月さま。午前5時20分ほどに山の端から月の出。半分ほど顔を出した月。細い月はピントが合わしにくい。
明けの明星はすでのぼり、東の空に輝いている
火星の姿がない。肉眼でも写真でも見えない。
少し明るくなる。月と金星。天文台の”今日の星空”では火星が月の上に居るはずだが、何故か見えない。水星は地平近くに昇ってきているはずだが、見えない。惑星ショーを楽しみにしていたが。残念。
それでも、夜明けの月と金星ショーはいつ見ても、感動的!
地球照もみせて。
それでは、みなさん、今日も一日、お元気で!