おはようございます。
世界的な映画監督、小津安二郎は北鎌倉の浄智寺界隈に住んでおられた。紅葉の頃は女優の原節子さんを連れて歩いただろう道を一人で歩いて来ました。
浄智寺の紅葉の横の塀沿いを。
道の左側の銀杏も黄金色に。
浄智寺の塀がおわる辺りの左側。今も残る日本画家、小倉遊鬼家の門。小倉という表札がある。
門のうしろは現在、空き地（駐車場）になっており、右の道を入るとこんな隧道がある。ここをくぐった先に住宅地があり、小津安二郎も小倉遊鬼もここに住んでいた。
ひょっこり、小津監督と名女優、原節子が出てきそうな雰囲気。でも、小津は母親と一緒に住み、生涯独身だった。原節子ももちろん独身で浄妙寺の裏に住んでいた。小津は６０歳の誕生日に亡くなり、お墓は浄智寺ではなく、近くの円覚寺にある。これを機に原節子は映画界から引退する。
ここはくぐらないで、元の道に戻り、先に進む。この道、一番の紅葉が先方に現れる。
いつだったか、ここに茶会帰りの和服のご婦人が集まっていて記念撮影をされていたのを撮ったことがある。そのときの紅葉はもっと良かった。今年はイマイチ。
竹林もある。
小津好みの門（笑）
ここから先は源氏山。もう登る体力はない。
元に戻る。寒椿が真っ盛りだった。
帰りに浄智寺に寄ったが、境内の紅葉はもうひとつだった。
七福神のひとつ、布袋さまのお腹をなで、お正月での再会を約束してお別れした。
それでは、みなさん、今日も一日、お元気で。
今朝の富士山とお月さま。（左下と右上）
