おはようございます。
12月も半ばになると、もう、鎌倉宮の河津桜が咲き始めたのではないかとそわそわする。年によっては、見頃になっていることもある。河津桜は通常、2月初旬~3月初旬が開花時期で、年内に開花するのはほかでは聞いたことがない。
果たして、今シーズンも日本中の誰よりも早く(笑)、河津桜のスーパーお花見ができるかどうか、いそいそと出掛けた。それに、今年はまだ紅葉も残っているはず。
河津桜は一の鳥居前に数本、本殿脇にも数本あり、いつも後者の方の開花が早い。いきなり、鳥居の河津桜が一本(いつもこの株が一番)、いくつも花を咲かせていた。万歳!2022年12月14日、今シーズンの初見は赤穂浪士討ち入りの日となった。
よし、これなら本殿脇のは花盛りだろうと、本殿前の第二鳥居へ向かう。紅葉も見頃のようだ。
まず、紅葉見物。鳥居周辺の紅葉。
手水舎は菊でもなく紅葉でもなく、獅子頭守。御祭神護良親王が兜の中に忍ばせて自身の無事を祈ったというお守り。
お守り手水(笑)
源氏門をくぐって社務所前の紅葉。まだ多少、青を残している余裕の紅葉。
ここで拝観料を支払い、神苑に入る。神苑の紅葉はまだ青い。年末になっても赤くならないという説もある(笑)。一部、黄色の紅葉。
そして、本殿の裏側にある護良親王の御土牢へ向かう。本殿と御土牢の間の塀沿いの紅葉が輝いていた。こんな見事な紅葉は今年、初めて!いつもは、見頃過ぎが多い。
反対側から。
お土牢。親王が9か月間幽閉されていたと伝わる。菊の御紋が入った白い石扉と白塗の塀で本殿と隔てられている。木戸が閉じられた御土牢。
向かいの紅葉。
さて石段を下りて、本殿とその隣りの小さな南方社(みなみのかたしゃ)を望む。南方社の御祭神は、「持明院南御方」。中納言・藤原保藤卿の息女で、大塔宮・護良親王の鎌倉行及び土牢幽閉に付き従い身の回りの世話をなさった方とのこと。
河津桜はこの南方社の前に栽植されている。以前は10本ほどあったが、今は数本になっている。塀の隙間から覗くか、塀の外に飛び出ている桜を見るしかないのが残念。
やっぱり、だいぶ咲いているわい。
隙間から小さなカメラを突っ込み、ズームで撮ってみる。南方社と紅葉と河津桜がなんとか撮れた。
今の時期にこれだけ咲いている河津桜を見られる幸せ。
河津桜と見事な紅葉も併せて魅せてもらい、幸せな気分で近くの荏柄天神社の大銀杏を見に行った。これがまた、見事な黄金色になっていた。最近は見頃に出会っていなかったのでうれしかった。
900年のお年を感じさせない若々しさ!
推定樹齢900年と伝えられる。社伝によると「天神画像」が天降った地を、踏まれないように銀杏を植えたと伝わる。
帰宅してからは素晴らしい夕富士。寝る前にはお月さまと出会い、なんとも幸せな一日でございました。
明日が下弦の月。
それでは、みなさん、今日も一日、お元気で!