まろねふの廊下からの呟き

中年オヂさんの呟き転じて、人生備忘録となる…

災害を受けた所はどこも苦しいんです

2018年07月13日 | 廊下から
高齢である伯父宅が被災して、会社には無理を言って休ませて頂き、自宅からカブに跨り片付けに通っております。

伯父宅は安芸区中野でありますが、大きな被害を受けた所ばかりがニュースが流れて、そうでない被災地区は余り状況が伝えられないようです。



中野地区は、この小さな川が氾濫しました。



Googleから2年前の画像です。
こんな小さな川までもが大きな被害をもたらし、溢れた水が旧山陽道沿いに襲ってきたそうで、駅周辺は約1m強まで浸水したそうです。



JR安芸中野駅前には、災害ゴミが山積みされていますが、このような山が至る所にあります。



列車は来ませんが、駅の窓口は通常営業しています。

この地区では、死者が出るとか家が倒壊するといった被害はありませんでした。それ故にボランティアが来る訳でもなく、個人で片付けを行っている状況で、高齢者宅では中々片付けが進んでいないお宅もあるそうです。水害翌日に、近くの専門学校のベトナムからの留学生さんが手伝って頂いただけで、今日は来る予定のボランティアが来なかったようです。

溢れた小さな川も、被災されたであろう方々が力を合わせて溜まった真砂土を、人海戦術で描き出していました。

電気も水道も止まる事無く、近所のスーパーには食料も入るようになりました。熊野地区や矢野地区の途方もない量の土砂に襲われた地区に比べれば、被害の量は軽微でしょう。
しかし、ここでも普通の生活は送れていません。思うように片付けの進まないお宅もあります。

被害の大小関係なく、今一番必要なのは人です。物資は何とかなっても、やっぱり人出が欲しい…
屁の突っ張りにもならないアタシが、被災地で感じた事でありました。