ちょっと前のローカルニュースで、興味深いことが...
広島では当然のように、スナックバーことを“スタンド”と呼んでいます。スタンドバーと表記された看板も、繁華街には氾濫しています。でも...
広島以外では、スナックやバーのことを、決してスタンドとは言わないらしい。街角インタビューでも、広島に来た県外者たち(山口県人でさえ)は、一様にスタンドといえばガソリン?とか答えてました。吃驚。
へぇトリビア。だから何?なムダ知識ですが...自分の信じてることや思い込みが、時には他人にとっては意味を成さない、無意味なことであるかもしれない、という、小さな認識をあらたにしました。
「女性No.1」
ハリウッドの黄金コンビ、スペンサー・トレイシー&キャサリン・ヘプバーンの、記念すべき初共演作。
人気女性コラムニストとスポーツ記者。はじめは紙面で反発し合っていた二人が、出会った途端に恋に落ちて、すぐに結婚。しかし、甘い新婚生活どころか、あまりにも違いすぎるライフスタイルと価値観のせいで...
往年のハリウッド・クラッシック映画らしい、洗練された上質のコメディ。進歩的で活動的なフェミニスト、しかも外交官の令嬢である妻の、古風な男で庶民な夫とは、何もかもズレた感覚が、笑えます。
外国人ばかりの英語の通じない気取ったパーティ。妻が忙しいので、結婚式も10分ぐらいでバタバタ終了。新婚初夜に、ナチスドイツから亡命してきた妻の知人が、ボディガードつきで突然やって来たりetc.そこまでは、トホホと思いながらも、苦笑して許せてた夫も、彼に無断で難民の子供を養子にしようとしたり、何をするにも彼の意思や都合そっちのけで行動する妻に、ブチ切れ!
フェミニスト活動家の女性の多くは、こんな感じなんだろうなあ。自分の信じる道を、勇気と不屈の精神で、ひたすら邁進!それは、とても立派で、尊敬に値すると思う。でも、彼女たちとは違う価値観や信条を持っている人も、たくさんいるわけで。自分は正しい!も、他人への尊重と思いやりを二の次にしては、ただの独善になってしまいます。
と、最後にはヒロインも反省し、悪かったわ!私、仕事も辞めるわ!あなたに貞淑な妻になる!と豹変するんだけど、それも極端な話です。結局、男より優れた女はダメ、女は無知なほうが可愛い、とでも言いたげなラストで、フェミニストじゃない私でさえ、いかがなものか?と首を傾げちゃいました。田島妖子先生が観たら、憤激しそうです。
スペンサー・トレイシー&キャサリン・ヘプバーンの共演作は、「招かれざる客」しか観たことがなかったので、まだ若い二人が新鮮でした。
キャサリン・ヘプバーンは、美人じゃないけど、理知的で颯爽としてて、カッコいいです。マニッシュなファッションも素敵。長身でスタイルがいい!特に、足がきれい!
彼女の魅力って、やっぱ滲み出るホンモノの知的センス&育ちの良さなんだろうなあ。いくら松嶋なな子や天海ゆうきが、同じようなキャリアウーマンを演じても、単に性格がキツいだけのOLあがりにしか見えないし。
ラスト、彼女が夫の心を取り戻そうと、キッチンで朝食を作るシーンが、まるで愛エプも真っ青なトンデモぶりで、目がテンになります。
スペンサー・トレイシーも、美男じゃないけど、何だろう?器が大きい感じ?勝気で生意気な女に、いいように翻弄されているように見えて実は、掌の上で女を好きなように躍らせてやってる、みたいな。そんな度量の大きさが、カッコいい。
この映画に関して、ちょっと調べてみたら...
クランクイン前にヘプバーンが『私、あなたには背が高すぎるかしら』と言うと、トレイシーは『大丈夫。君を僕のサイズに合わせてみせるから』と答えたとか。トレさん、カッコいい~(オリラジ調)!あの女優と一緒だと、僕のルックスや演技が見劣りする!なんてウルサイことを言う、最近の男優とは大違いです。
ヘプバーンに振り回されるトレイシーが、笑える&可哀想なんだけど、でも、彼女があんな女性だってことは、はじめっから分かってたはず。彼自身の考えの甘さも、問題。まさに、慌てて結婚ゆっくり後悔...
広島では当然のように、スナックバーことを“スタンド”と呼んでいます。スタンドバーと表記された看板も、繁華街には氾濫しています。でも...
広島以外では、スナックやバーのことを、決してスタンドとは言わないらしい。街角インタビューでも、広島に来た県外者たち(山口県人でさえ)は、一様にスタンドといえばガソリン?とか答えてました。吃驚。
へぇトリビア。だから何?なムダ知識ですが...自分の信じてることや思い込みが、時には他人にとっては意味を成さない、無意味なことであるかもしれない、という、小さな認識をあらたにしました。
「女性No.1」
ハリウッドの黄金コンビ、スペンサー・トレイシー&キャサリン・ヘプバーンの、記念すべき初共演作。
人気女性コラムニストとスポーツ記者。はじめは紙面で反発し合っていた二人が、出会った途端に恋に落ちて、すぐに結婚。しかし、甘い新婚生活どころか、あまりにも違いすぎるライフスタイルと価値観のせいで...
往年のハリウッド・クラッシック映画らしい、洗練された上質のコメディ。進歩的で活動的なフェミニスト、しかも外交官の令嬢である妻の、古風な男で庶民な夫とは、何もかもズレた感覚が、笑えます。
外国人ばかりの英語の通じない気取ったパーティ。妻が忙しいので、結婚式も10分ぐらいでバタバタ終了。新婚初夜に、ナチスドイツから亡命してきた妻の知人が、ボディガードつきで突然やって来たりetc.そこまでは、トホホと思いながらも、苦笑して許せてた夫も、彼に無断で難民の子供を養子にしようとしたり、何をするにも彼の意思や都合そっちのけで行動する妻に、ブチ切れ!
フェミニスト活動家の女性の多くは、こんな感じなんだろうなあ。自分の信じる道を、勇気と不屈の精神で、ひたすら邁進!それは、とても立派で、尊敬に値すると思う。でも、彼女たちとは違う価値観や信条を持っている人も、たくさんいるわけで。自分は正しい!も、他人への尊重と思いやりを二の次にしては、ただの独善になってしまいます。
と、最後にはヒロインも反省し、悪かったわ!私、仕事も辞めるわ!あなたに貞淑な妻になる!と豹変するんだけど、それも極端な話です。結局、男より優れた女はダメ、女は無知なほうが可愛い、とでも言いたげなラストで、フェミニストじゃない私でさえ、いかがなものか?と首を傾げちゃいました。田島妖子先生が観たら、憤激しそうです。
スペンサー・トレイシー&キャサリン・ヘプバーンの共演作は、「招かれざる客」しか観たことがなかったので、まだ若い二人が新鮮でした。
キャサリン・ヘプバーンは、美人じゃないけど、理知的で颯爽としてて、カッコいいです。マニッシュなファッションも素敵。長身でスタイルがいい!特に、足がきれい!
彼女の魅力って、やっぱ滲み出るホンモノの知的センス&育ちの良さなんだろうなあ。いくら松嶋なな子や天海ゆうきが、同じようなキャリアウーマンを演じても、単に性格がキツいだけのOLあがりにしか見えないし。
ラスト、彼女が夫の心を取り戻そうと、キッチンで朝食を作るシーンが、まるで愛エプも真っ青なトンデモぶりで、目がテンになります。
スペンサー・トレイシーも、美男じゃないけど、何だろう?器が大きい感じ?勝気で生意気な女に、いいように翻弄されているように見えて実は、掌の上で女を好きなように躍らせてやってる、みたいな。そんな度量の大きさが、カッコいい。
この映画に関して、ちょっと調べてみたら...
クランクイン前にヘプバーンが『私、あなたには背が高すぎるかしら』と言うと、トレイシーは『大丈夫。君を僕のサイズに合わせてみせるから』と答えたとか。トレさん、カッコいい~(オリラジ調)!あの女優と一緒だと、僕のルックスや演技が見劣りする!なんてウルサイことを言う、最近の男優とは大違いです。
ヘプバーンに振り回されるトレイシーが、笑える&可哀想なんだけど、でも、彼女があんな女性だってことは、はじめっから分かってたはず。彼自身の考えの甘さも、問題。まさに、慌てて結婚ゆっくり後悔...