知事選は17日間なので一足先にスタートしたが、
前期統一自治体選挙がはじまった(投開票日は4月8日)。
関連で、『I女の新聞』の「統一自治体選挙特集」の取材記事。
この前号は「こんな議員は要らない」という特集で、
「こういう議員がほしい」というテーマだった。
中日新聞には、今回の統一自治体選挙で、
中部地方の女性議員が前回より4人減の原因を聞かれた。
あわせてご覧ください。
『市民派議員になるための本』の著者でもあり、町議会議員の経験を持つ寺町みどりさんに、どんなひ人が議員になれば政治が変わり、健全な地方自治が実現するのか聞いてみた。
◆女性議員が増えれば政治は変わる?
わたしは女性議員を増やしたいと思っています。自治体の「意思決定機関」である議会にこそ、女性の視点、社会的弱者の視点、マイノリティの視点が不可欠です。制度や政策をジェンダーの視点で見直せば、政策の優先順位は確実に変わるでしょう。また、男女共同や介護保険制度などは、問うじゃの女性が議員になり実効性のある政策として進めることができます。女の健康と安全に関する政策は、男には代弁することはできませんから。ただ、「女ならだれでもいい」わけではなく、女性議員の数が増えても、女性差別を容認し、強いものが弱いものを支配する体制に賛成し、組織の論理を優先させる女性議員なら現状は変わらないでしょう。
◆議会はどのように変えたい?
議会は、選挙で選ばれた個人の議員で構成され、法的には対等・平等です。でも、実際は数の論理による会は政治が横行し、慣例と申し合わせで運営されています。議院は自分たちに都合のよい「変則ルール」を作ってきました。自己の利益のためのにモノとカネを牛耳っている議会も少なくありません。議会を民主的で公平なるルールに改革しない限り、発言の自由も制限されることになります。慣例を見直し、法令遵守を基本として議会を運営し、自由な議論ができる民主的な議会に帰ることです。議会を公開して「市民参加」を積極的にすすめることや「市民自治」を実現するために議会制度を改革すること、情報公開を進め、市民と議会の関係性を変えていくことが「議会を開く」ことになります。議会にこそ、市民や第三者の査定評価が必要です。
◆女性議員を増やすためには?
女性議員が少ない理由の一つに女性が立候補しにくいことがあります。小さな町ほど女性議員は少ないです。でも立候補さえできれば、当選率はむしろ高いです。
地域に暮らす女性への差別や抑圧が強ければ強いほど、現状を変えたいという秘めたる思いもまた強いのです。どんなまちにも女性を当選させる潜在的な可能性はあります。わたしは後ろ盾のない女性が立候補でき、かつ当選するために、候補者のメッセージを、有権者に言葉で直接伝えるネットワーク型の「市民型選挙」を提唱しています。市民の側も、女性が地域で孤立しないよう政治活動を支援するネットワークが必要です。
◆立候補予定の方に
政治を変えることができるのは、市民自治を実現しようとする意思を持ち、少数のより弱い立場の市民のためにフリーハンドで働く女性議員たちです。民主主義の基本は、「私」がノーと言うこと。「私のことは私が決める」、そういう議員が増えることを願っています。
(女性を議会に 無党派・市民派ネットワーク事務局)
『I女の新聞』(2007年3月25日)
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(2007年3月19日 中日新聞)
中部の女性出馬伸び悩み
カリスマ性必要?
女性議員は頭うちなのか--。統一選前半戦となる中部地方の県議選と名古屋市議選で、女性の候補者数が減少に転じていることが本誌調べで明らかになった。最近二回の統一選で追い風に乗って大幅に増えた女性候補者だが、無党派が立ちにくい情勢と相まって、伸び悩んでいるようだ。
「応援ムードは希薄に」
名古屋市議選では前回、無所属で出馬した女性候補が六人いたが、今回はゼロ。女性のある現職議員は「自民、民主二大政党化のな流れと関係する」と分析。『無所属の女性はよほどのカリスマ性がないと当選できない。だから挑戦しにくい」とする。
この春、二期で引退する愛知県日進市の後藤尚子市議は(52)は、「男性は遅延などに頼って出てくるが、女性にはそういう議会を変えようといと思って出馬する。よほどしっかり勉強しないと出られない」と振り返る。
政党に属しないしせょ製銀を増やそうと焼く10年間活動してきた元岐阜県高富町議の寺町みどりさん(55)も『マニフェストが定着して選挙がより政策本位になり、有権者が『女性だから応援する』というムードは希薄になった」とする。
寺町さんの活動の一つのとして議員を目指す人を対象に、選挙の戦い方を目指す伝授する勉強会を開いている。少人数のゼミ形式で行い、受講者のほとんどが女性。今回の統一選では、ゼミから全国で約30人が立候補する。「過去2回のように『何でもいいから女性なら』というような風は吹いていない。相当の覚悟で望むようにハッパをかけている」と話した。
一方で、寺町さんや三重大人文学部の岩本美砂子教授は、合併などで議員定数が減少したことを背景に、地域代表として議員を出す構図が崩れ、かえってしがらみのない女性候補が出馬しやすい状況になったとみる。
岩本教授は、これまでは公共事業中心でチユ粟生とのパイプ役が求められたが、今後は少子高齢化で福祉、教育が中心。女性が力を発揮しやすい分野だから、女性議員はもっと必要のはず。悲観する必要はまったくない」と力を込める。
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このところ超忙しくてすれ違いばかりだったのですが、
久しぶりにふたりで買い物に行って「活バイガイ」を見つけた。
私がブログの記事を書いている間に、
ともちゃんが煮付けとお刺身を作ってくれた。
貝類はだいすき。
おいしかったです。
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