みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

明日はいよいよ投票日です/わが家のチューリップ

2007-04-21 21:24:25 | 選挙関連

統一自治体選挙の最終日。
8時を過ぎて、「電話かけはまだできるのですね」
とある候補者から電話がかかった。
「今晩12時までは電話がかけられますよ」と答えた。

午後8時で拡声器を使っての選挙カーの使用はおしまい。
投開票日の前日の24時までは選挙運動ができる。

明日はいよいよ投票日。
この日のために、勉強会を重ねてきた無党派・市民派の候補者たちは
選挙運動で、思いのたけを有権者に伝えることかできただろうか?
私たちも2年間かけて、選挙講座を組んで伴走してきた。
選挙運動ができるのは泣いても笑ってもあと数時間。
明日の結果がたのしみだ。

選挙運動期間中、4年前の選挙では駆け足で10数人のところを回ったが、
今回は、選挙講座に出た仲間のところに重点的に行った。

わたしは基本的には、ひとの選挙カーには乗らないし、
応援演説もしないことに決めているのだけれど・・・・
今回は、初めて市民型選挙を経験する候補者は例外とした。
できるだけ告示日に行って、車で少しだけ後ろについて走ってから、
選挙カーでの連呼と街頭演説のペースがつかめない人の選挙カーには、
1~2時間乗せてもらって、じっさいにマイクを持って連呼をしてみせた。

選挙カーの街頭演説と連呼のリズムを、候補者だけでなく、
マイクの人にもドライバーにもチームの全員に
オンザジョブでからだで覚えてもらうためだ。
マイクを交代して横で聞きながら、まずは誉めて(笑)、
ちょっとアドバイスするだけで、どの選挙カーも見違えるようになる。

「連呼」の組み立ても重要だ。
導入→スタンス→政策でワンセットにすると聞きやすいんだけど、
政策連呼ばかりだらだらとやっていると、インパクトもメリハリもない。

このスキルだけは事前にどんなに勉強会で説明しても
じっさい選挙カーを動かしてみるまでは分からない。

どんなによい演説を用意していても、告示日から数日間、
選挙カーのペースがつかめないと、雰囲気が低調になり、
デフレスパイラルに陥り、なかなか立て直せないということが、
統一選までのいくつかの選挙を見た、わたしの反省点。

選挙カーからのメッセージは、話しことばに乗せて、
拡声器で有権者に届けられる。
単に「○○をよろしくお願いします」という名前だけの連呼ではない、
オリジナルな連呼が、他候補との違いをきわただせる。

候補者の「よい演説」で思いが伝わる、のはもちろんだけど、
「よい連呼」との連携によって、さらに言葉が生きてくる。
ことははリズムだ。
ムダのない精選されたことばでのコンパクトな連呼は、
話しやすいだけでなく、聞きやすく、ひとの心に残るものだ。

とはいえ、
有権者の心を動かすのは、やはり候補者の街頭演説。

選挙で思いのたけを語った候補者は、当選したら、
その思いを実現するために、市民派議員として働いてほしい。




   

  

  

  

  

  

  

  

  


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コメント (1)
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