薪ストーブ・ヨツールF600が赤々と燃えていて、
今年のお正月はどこにもでかけずにすごしました。

つれあいが痛風でご馳走は食べられないということもあり、
すき焼きもお刺身もなし、手の込んだお料理もしなくて、
ありあわせの野菜中心の



おかげで、二人とも体重はキープしてます。
白菜が虫に食べられてしまったので、年末に花木センターの八百屋さんで、
ケースで白菜を買ってきたのですが、まだ一度も食べてません。
ということで、白菜漬けを作ることにしました。
有機農業の専業農家で消費者に野菜を配達していたころは、
たくさんとれすぎた無農薬白菜を、4斗樽に漬け込んで、
年末に白菜漬けを消費者に配達していました。
今年は2個だけなので、ままごとのようです(笑)。
まずは白菜の芯に包丁を入れて、あとは手で4つに裂きます。
半日ほど日に当てて、あとは塩を振って漬け込むだけ。

ホーローの容器の底に薄く自然塩を振って、
白菜をきっちりと並べ、そのうえに塩と、
羅臼昆布と柚子と唐辛子粉少々を振って


それをくりかえしながら、一段ずつ丁寧に漬けていきます。

最後の段は、多めに塩を振って、重石をしてふたをします。
1~2日で水が上がってきたら、隙間のないように漬け直します。
はい。これでおいしい白菜漬けのできあがり(のはずです)。
ヨツールF600は開口部が横にあり炉が大きいので、
おおきな薪が入ります。

余った白菜とねぎを、そのままアルミホイルにくるんで炉の中で焼くと、

ホイル焼きの出来あがり。


ねぎは白いところを切らずに焼くと、
アミノ酸がとっても甘くなるとのこと。
下仁田ネギの産地では、焚き火の中にねぎをそのまま入れて
焼いて食べるのが最高だそうです。
白菜の丸焼きは、お正月の新聞のどこかに、
この食べ方がとってもおいしいと乗っていました。
ほんとに甘くて最高です。
ところで、
年末に買ったくわい(慈姑)は、年を越してしまって、
お雑煮のほかで、最初につくったのが慈姑料理。
くわいはオモダカ科の多年生水生植物で、
「必ず芽が出るという縁起物」でお正月料理などに用いられます。
食べるところは地下の「ほふく茎」の先端が肥大してできる塊茎です。
慈姑は、野菜の中ではたんぱく質の含有量が最高なのですが、
なぜかお正月にしか食べない食材。
わたしは癖のある野菜が好きではないのですが、
くわいやゆり根のほろ苦さは大好きなのです(笑)。

くわい(慈姑)
たくさんあるので「くわいの含め煮」と「クワイチップス」を作りました。
「くわいの含め煮」は、そのままだとあくとえぐみが強いので、
米ぬかを入れて5分ほどゆで、そのあともう一度、白湯でゆでます。
あとは、昆布だしとお酒としょうゆで、薄味で煮含めます。


クワイチップスは、皮をむいたくわいを薄く切り、
流水に1時間ほどさらして、水分をよくふき取り、
あたらしいごま油で素揚げします。
慈姑は水分が多いので、二度揚げするとカラッと揚がります。


ちょうどテレビで「初売りの金沢近江町市場」のニュースが流れてたのですが、

くわいを食べたくなったのは、年末の金沢近江町市場にいったからです。
くわいは加賀野菜で、近江町市場の八百屋さんに一杯並んでいました。

お正月用のかまぼこや、明太子やイクラ、
数の子などは近江町市場でかってきました。



近江町市場にいった目的は、「井の弥」の豪華ちらしを食べるため。

つれあいは、地物魚のちらし、

わたしは、この16種ものネタがのった上ちらしを注文したのですが、
もう、一目見ただけでギブアップ(笑)。好きなネタだけ食べて、
6割がたは連れあいに譲りました。
ということで、お魚好きの連れ合いは、
年末にお正月の分まで、お刺身を食べたとさ(で大満足)。
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最後まで読んでくださってありがとう

2008年も







