みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

透ける素心蝋梅&上野千鶴子さん『プレシャス』インタビューと「さよならのプリズム」に登場

2008-01-13 12:25:18 | ジェンダー/上野千鶴子
岐阜市の梅林公園の蝋梅(ろうばい)が咲きはじめたと
8日のNHKニュースで流れていたので、
検察審査会に申し立てをした9日に、さっそく行ってきました。

記者会見が終わって用を済ませてからだったので、
冬の陽がビルでかげり始め、
かろうじて入り口の素心蝋梅の木に陽があたっていました。


あたり一面、よい香りがします。

花全体が黄色で中央部の色の変化のないのは
ソシンロウバイ(素心蝋梅)

  
繊細なろう細工のような花です。



  

芝生広場の奥にも、大きな木があったと思い、
陽がかげってきたので急いで見に行きました。




   

夕日があたって透ける花弁が、なんとも幻想的でうつくしい。


  
写真をクリックすると拡大。右下をクリックするとさらに拡大

早春に咲く素心蝋梅、だいすきな花です。

透ける素心蝋梅にワンクリックを 
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翌10日の岐阜新聞の一面にも梅林公園の記事。

 春まで待てない…ロウバイ見ごろ 梅林公園   
岐阜新聞 2008年01月10日

 美濃地方は暖かい日が続き、岐阜市梅林南町の梅林公園ではロウバイが平年より10日ほど早く見ごろを迎えた。光沢を帯びた黄色い花が園内を彩り、ぽかぽか陽気に誘われて訪れた人の目を楽しませている。岐阜市ではここ1週間ほど、最高気温が10度を上回る日が多く、9日は13・8度と平年を4・6度上回った。
 同公園に植えられた約100本のソシンロウバイは一気に見ごろに。園内にはほかに約50種の梅などがあり、同市公園整備室の小野木好緑化整備グループリーダーは「寒紅梅のつぼみも膨らんできた。今月終わりごろに見ごろを迎えそう」と話している。


話は変わりますが、

同じ10日の岐阜新聞社会面の「検察審査の申し立て」の裏をふと見たら、
「さよならのプリズム」の連載記事に、
上野さんと鎌田實さんの対談が載っていました。

岐阜新聞「さよならのプリズム」きずな
大型対談・上   大型対談・下
幸せな最期を支える医療  幸せな最期の過ごし方 
(2007.1.10   2007.1.11)

 

で、昨日この記事を紹介しようと思っていたら、
『プレシャス』にも上野さんの著者インタビューが載っていると聞き、
さっそく、本屋さんで買ってきました。

『プレシャス』は、30代後半から40代の
(都会で)働く女性をターゲットにしたファッション情報誌ということで、
「対象外」のわたしが買うのは、もちろんはじめて(笑)。

「プレシャス』2月号・著者インタビュー 
上野千鶴子さん『おひとりさまの老後』

長生きすればだれもがシングルになる時代。
ならば今から老後の暮らしについて知っておいて損はない。
社会学者として長年現場を歩いて集めたデータや文献、
さらに自身の介護経験などを元に
”おひとりさまの老後”について語った女性必読の書。
法研1,470円。



 敷居は低く、間口は広く、
内容は充実の"老後学"の書


"結婚したひとも、結婚しなかったひとも、最後はひとり。女のひとはそう覚悟しておいたほうがいい"。そんな書き出しで始まる上野千鶴子さんの『おひとりさまの老後』は、老後のシングルライフをよりよく送るためのノウハウを社会学者ならではの視点で綴った、話題のロングセラーだ。特に印象的なのが、未婚、既婚、子供の有無など、多様化する生き方のなかで、一時は分断されたかに見えた女性たちが、やがてみなシングルになり、再び連帯できると謳っている点。社会学者で、女性学の専門家の上野さんが言うのだから、これはかなりのインパクトだ。
「社会学は経験科学ですから、すべて根拠に基づいているんです。私もね、10歳年上の女性の先輩をずっと見ていたの。20歳年上というと想像が及ばない感じだけど、10歳上ならば、そうか10年たつとこうなるのかと思えるから。それで、そういう先輩たちを積極的に訪ねて暮らしぶりを見せてもらったり。そうすると、なんだ大丈夫じゃない(笑)って、大いに安心できたんです」
 つまり本書は、上野さんが得意のフットワークと好奇心を生かして、ひとり暮らしの大先輩のお宅をはじめ、介護の現場などを自ら訪ね歩いて得た貴重なデータの宝庫。・・・・・・・・・・・・・・・・(略)・・・・・・・・・・・・・・・・・

「それにプレシャス読者の場合は、親の介護が目の前よね。結婚していても、自分の親の介護の責任はなくならないもの。でも介護のための同居で、お互い追いつめられてしまった例がたくさん。だから賢くアウトソーシングして、そのことにお互い罪悪感をもたないようにすべきなんです。ただ、よい介護はお金では買えないというのも事実。それに介護を受ける人の気持ちにならないと何がいちばんよいかはわからない。でから賢い消費者にならなくては」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(略)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「体力の落ちてくる40代からは、時間とエネルギーは有限。だから私もやりたいことに優先順位をつけるようになった。24時間仕事漬けは嫌だから、なるべく利害関係のない友人と食事をしたり、温泉に行ったり。家族のいる人は特に心がけて、今から遊び始めたほうがいい(笑)。それがこの先の人生に生きてくるのよ」

いずれはみなひとり。だから、今のうちから
ノウハウを蓄積しておくのがいいと思う。

Chizuko Ueno
東京大学大学院人文社会系研究科教授。専門の女性学、ジェンダー研究の分野ではパイオニアで、近年は高齢者の介護問題に詳しい。『近代家族の成立と終焉』(岩波書店)、『老いる準備』(学陽書房)など著書多数。海外経験も豊富だが、和食と温泉を愛する今は日本で老後を迎える心境に。それが『おひとりさまの老後』を書く動機にもなったとか。


(『プレシャス』2月号・著者インタビュー)


昨年からマスコミや雑誌にひっぱりだこの上野さん。

いまや「注目のひと」なので、もっと露出度を高くしてもらって、
上野さんが原告代表の、1月30日の福井『ジェンダー図書』排除事件の
情報非公開処分取消訴訟の判決でも「勝訴」して、
一気に「時の女(ひと)」になるといいんだけどなあ・・・・

と、福井事件の事務局のわたしは密かに思っているわけです(笑)。



バースディの朝、わが家の庭にも、白梅が一輪ひらいていました。


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最後まで読んでくださってありがとう
2008年も遊びに来てね 
 また明日ね
 


コメント (1)
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