開催した安田講堂の裏の東大病院近くに東大生協の本屋さんがある。
東京滞在中の楽しみの一つに、病院近くの新宿の紀伊国屋書店に行くこと、
があったのだけど、かなわなくて愚痴っていたら、
東大生協にも(当然だけど)、岐阜では手に入らない本があると
上野さんに教えてもらったので、わくわくして行ってみた。
安田講堂前の巨木
2時間ほどで硬軟取り混ぜて10冊、しめて1万ウン千円也
の本を買ってしまったのだけど、まっさきに読んだのが、この
『永遠平和のために』
(イマヌエル・カント著(綜合社/集英社・1365円)。
文章と写真とのコラボレーションもステキな本。
カンドは難しいと思っていたのだけど、池内紀の訳が読みやすく、
簡潔な言葉の中にのなかに、深い意味がこめられてて秀逸。
これなら、誰にでもお勧め、ブログで紹介しようと思っていたら、
たまっていた新聞の中に、この本の書評を見つけた。
3月30日の毎日新聞〔今週の本棚〕で、わたしが解説するより
よいなので、紹介します。
この『永遠平和のために』のことが取り上げられていた。
「ポリティカにっぽん」早野透(本社コラムニスト)
朝日新聞 2008.3.30
平和を愛して逝った小田実さんがなくなる直前に書かれた
『中流の復興』(小田誠/岩波書店)も
カントの『永遠平和のために』とともにお勧めです。
東大病院の桜
本もいいけど、新緑もうつくしい。
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