中央病棟2階の手術室で母の手術。
姉たちは前日からホテルに宿泊し、歩いて手術室に入った母に会ったのですが、
わたしはあさ岐阜を出て昼前についたのですが、手術中ということで待機。
インスリノーマの手術自体が極めて珍しいということで、
他の病院からも医師の見学があるとのこと。
手術が終わり、3時15分から主治医から詳細な説明がありました。
インスリノーマ(腫瘍)の手術は、「膵体尾部脾臓合併切除」という術式で、
超音波で腫瘍の位置を確認しながら、内視鏡だけで最後まで開腹手術なしで、
脾臓とすい臓ごと(切り取って)取り除いて成功しました。
指の先ほどのクリーム色の腫瘍が、自律的にインスリンを出し続け、
母のいのちを脅かしていたのです。
難しい手術自体はなんとか成功したのですが、、
術後の気がかりとして、麻酔中の数時間、右下にして寝ていたので、
下側になっていた右肺の一部に分泌物が詰まり無気肺が起こったとのこと。
通常、意識が戻って自力呼吸するようになれば肺はふくらむということで
あと30分ほどで集中治療室に戻ってきます、ということだったのですが、
ICUに戻ったのは、それから2時間半後。
6時35分からの、再度の主治医の説明によると、
気管支鏡で肺のたんを取れるだけとって、気管送管を抜いて
母の身識が戻り自力呼吸でがんばってたのだけど、
1時間たっても、酸素マスクをしてても血中酸素濃度が低い(90↓)状態とのこと。
無気肺の肺胞もつぶれたままで、呼吸の回復に異常があり、
自力呼吸だけでは心配なので、呼吸を助けるために、軽い麻酔をかけなおして、
呼吸器で肺に酸素を送りながら、今晩は集中治療室で主治医がつきっきり。
本人ががんばって呼吸してくれるのがなにより、
ということなので、集中治療室(ICU)にいれてもらい、
母の顔を見て、声をかけて励まして帰ってきたのですが、
高齢ということもあり、いまは手術したすい臓より肺が心配とのこと。
心臓の既往症があるので、心臓の状態にも細心の注意を払っていたのですが、
もともと気管支などの呼吸器系も弱かったので心配です。
宿は、一番近い「サンルート東新宿」にとったので、
疲れているしバスで帰ろうかと思ったのですが、
一日いすに座って待っていたので、姉たちと歩くことに。
途中、火事で消防車がたくさん出動。
車は大渋滞、歩いて正解でした。
前に来たときに新宿で食べた四川料理
とってもおいしかったので、また今度もと思っていたのですが、
母の様子が心配なので、ホテル内のロイヤルホストで夕食。
明日は朝から病院にいくので、今日はこれでおしまいです。
母の呼吸が回復することを祈りながら・・・
おやすみなさい。
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