きのうの朝、母からとつぜん「点滴が外れたから今日退院する」と電話があり、
「えっそんなはずないんだけど・・・」、と母に、ちゃんと看護師さんに確認するように伝えて、
午後、ハートセンターに行ってみた。
よく聞いたら、週末に点滴を換えた看護師さんから
「この点滴が終わったら退院ですよ」と言われたので、そう思い込んでいたらしい。
夜中におなかが痛くなっても、朝まで看護師さんを呼ばずにガマンしたという話しを聞くと、
病院にいるときまでがんばらなくてもよいと思うんだけど、
退院したい一心の母は、医師の言いつけもよく守る模範的な患者。
気力も体力も回復してきたので、元の「おひとりさま」生活に復帰するつもりで、
病院に届けた上野千鶴子さんの『男おひとりさま道』を、「おもしろい」と夢中で読んでいる。
少し動いてもよいといわれた、と、エレベーターまで見送ってくれた(笑)。
母の母、わたしにとっての祖母は、岐阜で長い間『おひとりさま』暮らしをしていた。
わたしが18歳のとき、子宮頸がんが見つかり、岐阜市民病院で放射線治療を受けたが、
副作用がつらいからと、その後の治療を拒否して、自宅に帰っていた。
その頃、わたしたちは大垣市に住んでいたのだけど、19歳になったわたしは、
祖母のためというよりは、家を出たいという不純な動機と、職場が近いということもあり、
末期の子宮頸がんの祖母と、2年間をともに暮らした。
仕事がめちゃ忙しかったのと、わたし自身が問題を抱えていたので、
どんな介助をしたのか、介護したのか、定かではないけれど、
とぎれとぎれに、死を目前にした祖母と暮らした、不思議におだやかな日々の記憶がある。
父が定年になり、母とともに岐阜に引っ越してきたので、
死ぬ間際は、娘である母に看取られて、自宅で息をひきとった。
子宮頸がんは、ウィルスに感染して発症することが分かったきたけれど、
11人の子どもを次々に産み育てた祖母は、きっとウイルスに感染していたのだろう。
そんなこんなで、わたしも子宮がんのハイリスク群だろうと思ってて、
子宮がん関連の記事は、目ざとく見つけて切り抜いている。
今年になって、日本でも、子宮頸がんのワクチンが承認されて、
子宮頸がんが予防できる病気になったのは朗報である。
接種費用が高いとのが難点ということだけど、若い人にも増えているという
子宮頸がんで苦しむ女性を少しでも減らすために、是非、公費負担をしてほしい。
今日の中日新聞夕刊と、10月の野村由美子さんの記事を紹介します。
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以下は、webにもアップされていた毎日新聞の記事です。
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夜中におなかが痛くなっても、朝まで看護師さんを呼ばずにガマンしたという話しを聞くと、
病院にいるときまでがんばらなくてもよいと思うんだけど、
退院したい一心の母は、医師の言いつけもよく守る模範的な患者。
気力も体力も回復してきたので、元の「おひとりさま」生活に復帰するつもりで、
病院に届けた上野千鶴子さんの『男おひとりさま道』を、「おもしろい」と夢中で読んでいる。
少し動いてもよいといわれた、と、エレベーターまで見送ってくれた(笑)。
母の母、わたしにとっての祖母は、岐阜で長い間『おひとりさま』暮らしをしていた。
わたしが18歳のとき、子宮頸がんが見つかり、岐阜市民病院で放射線治療を受けたが、
副作用がつらいからと、その後の治療を拒否して、自宅に帰っていた。
その頃、わたしたちは大垣市に住んでいたのだけど、19歳になったわたしは、
祖母のためというよりは、家を出たいという不純な動機と、職場が近いということもあり、
末期の子宮頸がんの祖母と、2年間をともに暮らした。
仕事がめちゃ忙しかったのと、わたし自身が問題を抱えていたので、
どんな介助をしたのか、介護したのか、定かではないけれど、
とぎれとぎれに、死を目前にした祖母と暮らした、不思議におだやかな日々の記憶がある。
父が定年になり、母とともに岐阜に引っ越してきたので、
死ぬ間際は、娘である母に看取られて、自宅で息をひきとった。
子宮頸がんは、ウィルスに感染して発症することが分かったきたけれど、
11人の子どもを次々に産み育てた祖母は、きっとウイルスに感染していたのだろう。
そんなこんなで、わたしも子宮がんのハイリスク群だろうと思ってて、
子宮がん関連の記事は、目ざとく見つけて切り抜いている。
今年になって、日本でも、子宮頸がんのワクチンが承認されて、
子宮頸がんが予防できる病気になったのは朗報である。
接種費用が高いとのが難点ということだけど、若い人にも増えているという
子宮頸がんで苦しむ女性を少しでも減らすために、是非、公費負担をしてほしい。
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以下は、webにもアップされていた毎日新聞の記事です。
医療ナビ:子宮頸がんワクチン 検診と併せて「予防できるがん」に。 毎日新聞 2009年11月25日 東京朝刊 ◆子宮頸がんワクチン 検診と併せて「予防できるがん」に。 ◇原因ウイルス7割に有効 効果は20年程度/当面任意接種、費用数万円以上 ●発症率高い20~30代 東京都世田谷区のクリエーター、ユーゴさん(35)は13年前、第1子の妊婦健診の際に「子宮頸(けい)がんの一歩手前」と告げられた。「前がん病変」で、がんに進行する可能性がある状態だった。 その後、幸いにも自然治癒したが「まだ若いのに、まさか自分が、という思いだった」と当時を振り返る。 子宮頸がんを発症する日本人女性は年間約1万5000人で、死者は約3500人と推計される。女性にとって、がんのうち、乳がんに次いで発症率が高く、特に結婚や出産の機会が多い20~30代では最も発症率が高い。決して「中高年だけの病気」ではない。 ●年内にも接種可能に 子宮頸がんは予防できる、という認識が専門家の間では定着してきた。発症はヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が原因と解明されたためで、突き止めた研究者には08年、ノーベル医学生理学賞が贈られた。 従来の子宮頸がん検診に加えてHPVの感染を予防するワクチンも実用化され、日本でも近く産婦人科や内科、小児科などで接種できるようになる。 子宮頸がんに詳しい自治医科大さいたま医療センターの今野良教授によると、HPVは性交経験のある女性の8割が生涯に一度は感染する、ありふれたウイルスで、「すべての女性に起こりうる病気」だという。HPVは100以上の型に分かれる。そのうち発がん性のあるハイリスクHPVは16、18、31、33、35、52、58型など一部で、特に16、18型が世界中の子宮頸がんの発症原因の7割を占める。ワクチンは、この二つの型の感染を防ぐものだ。 日本で接種できる見通しのワクチンは、英グラクソ・スミスクライン社が開発した「サーバリックス」(10月承認)と、米メルク社の子会社の万有製薬が申請中の「ガーダシル」。サーバリックスは年内にも接種可能になる見込みだ。 日本産科婦人科学会によると、ワクチン接種は100カ国以上で始まっており、約30カ国では公的支援がある。国内では当面、任意接種となる。自己負担額は未定だが、数万円以上になる見込みで、日産婦などは「何らかの公費負担をすべきだ」と訴えている。 ●検診受診率20% ワクチンは約20年は一定の予防効果があるとみられているが、検診は引き続き重要だ。ワクチンが有効なHPV16、18型以外による発症も3割ほどある。 厚生労働省は20歳以上の女性に検診を勧めているが、全女性の受診率は約20%。リスクの高い20代では約5%、30代は約10%しか受診しておらず、欧米各国の受診率7~8割に比べ著しく劣る。 HPVに感染してから短期間でがんになるわけではない。持続して感染した後に前がん病変になる。感染からがん化までには数年から数十年かかる。がん発症者は感染者の0・15%程度で、ほとんどの人は持続感染の前にウイルスが排除されたり、自然に治癒する。検診でがんの初期や、前がん病変の段階で異変を発見できると、妊娠・出産にほとんど影響を与えずに治療することが可能だ。 検診の重要性を訴えるNPO法人「子宮頸がんを考える市民の会」の渡部享宏さんは「若い世代に、子宮頸がんの危険性や検診の重要性を親の世代がきちんと教えるべきだ」と話している。【江口一】 ============== ■HPVワクチン接種推奨 ※子宮頸がん征圧をめざす専門家会議による 第一に接種すべき対象 11~14歳の女子 次に接種すべき対象 15~45歳の女性 接種スケジュール (1)最初(2)1~2カ月後(3)6カ月後の3回 がん検診の重要性 接種後も定期的に継続 検診で異常があった人 再感染予防のため接種 治療効果 ない 妊婦への接種 推奨されない (毎日新聞 2009年11月25日) |
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