みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

名護市長選:県外移設派、稲嶺氏当選/鳩山連立政権に対する市民の3項目の要求に賛同を!!

2010-01-25 15:30:42 | 市民運動/市民自治/政治
昨日、投開票された注目の名護市長選挙で、
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)の県外移設派の、
稲嶺進さんが当選されました。

東名高速を走る帰りの車のなかで速報を聞いたのですが、
とてもうれしい思いです。

名護市長選:県外移設派、稲嶺氏当選 辺野古案困難に

 名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ沿岸部 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)の移設問題を最大の争点とした沖縄県名護市長選が24日投開票され、県外移設を主張する前市教育長の稲嶺進氏(64)が、条件付きで移設を容認する現職の島袋吉和氏(63)を破り、初当選した。これにより、自公政権が06年に米政府と合意した米軍キャンプ・シュワブ沿岸部(名護市辺野古(へのこ))への移設は困難となった。鳩山政権は移設先の見直し作業を加速させる方針だが、米側は合意の履行を求めており、解決のめどは立っていない。
 投票率は76.96%で、過去最低だった前回の74.98%を上回った。当日有権者数は4万4896人だった。
 名護市長選で移設の是非が争点となるのは普天間飛行場返還に日米が合意した96年4月以降、98年2月を最初に今回で4回目。これまでの3回は移設容認派が当選しており、反対派の勝利は初めて。稲嶺氏は24日夜、選挙事務所前で記者団に「辺野古の海に基地は造らせないという約束で選挙を戦ってきた。しっかり信念を持って貫く」と語った。
 稲嶺氏の陣営には国政与党の民主、社民、国民新党に共産党も加えた反自公勢力が結集。県外移設とともに、鳩山政権との連携による地域振興などを訴え支持を広げた。自民、公明両党や市経済界の支援を受けた島袋氏は、選挙戦では移設問題にほとんど触れず、市政継続を訴えたが及ばなかった。
 鳩山政権は12月、普天間移設問題の結論を5月に先送りすることを決め、政府・与党の沖縄基地問題検討委員会を設置して見直し作業を進めている。平野博文官房長官は24日夜、記者団に「結果は結果として受け止める。政府としての判断は判断として考えていかざるを得ない」と述べ、名護市長選の結果と切り離して検討する考えを示したが、鳩山由紀夫首相は選挙前、結果が移設先の検討に影響する可能性に言及している。
 社民党の福島瑞穂党首(消費者・少子化担当相)は24日夜、記者団に「内閣は地元の民意に応え、辺野古沿岸に基地を造らないことに全力を挙げるべきだ」と強調。辺野古移設の選択肢は事実上消えたとの見方が政府・与党内に広がった。しかし、ほかに有力な移設候補地は見当たらず、米側との調整も難航必至。鳩山首相が決着期限に設定した5月へ向け、政府は難しい対応を迫られる。【三森輝久】

 確定得票数次の通り。
当17950 稲嶺  進=無新<1>[民][共][社][国]
 16362 島袋 吉和=無現(1)

 ◇解説 「基地振興策」に終止符を
 普天間移設受け入れの是非が問われた名護市長選で、初めて「移設反対」を掲げた候補が勝利した。背景には「基地受け入れと引き換えの振興策」に対する市民の反発がある。日米安保体制の維持装置として自民党政権時代に定着した「政官業トライアングル癒着」の構造で、普天間問題の膠着(こうちゃく)の原因でもあった。鳩山政権は問題の根本的解決に向け「トライアングル」に終止符を打つべきだ。

 選挙期間中、現在の移設先の辺野古で「基地と一緒に生活していくしかない」という容認派住民の声を聞いた。

 自民党政権は沖縄の本土復帰以来40年近くかけ、過重な基地負担を国からの振興策と引き換えに受け入れさせる仕組みを築き上げた。しかし、名護市の受け入れ表明から10年余り、市の財政は悪化し、振興策の成果も市民が実感できるには至っていない。移設受け入れの理由は「地元に仕事が落ちる」と矮小(わいしょう)化され、市民から「恩恵にあずかるのは一部の業者だけ」との反発も招いた。

 「移設反対」候補の勝利を受けて鳩山政権に求められるのは、振興策を投下することで沖縄に基地負担を甘受させてきた自民党時代のシステムの変革だ。民主党が08年にまとめた「沖縄ビジョン」の原点に立ち返り、基地経済から自立型経済への転換に向けた青写真を示すべきだ。

 その上で、普天間の移設先としてどこがふさわしいかを議論することが必要だ。海兵隊の存在が抑止力として必要なのか、必要ならば沖縄県内でなければならないのか。そのことがひいては日米安保体制を安定させ、鳩山由紀夫首相が目指す「日米同盟の深化」につながると考える。【上野央絵】
毎日新聞 2010年1月24日 21時43分(最終更新 1月25日 0時48分)


今晩のNHK「クローズアップ現代」で、ほうえいされるというお知らせと、
鳩山連立政権に対する市民の3項目の要求に賛同を!!の
緊急の呼びかけが届いていますので、転載して紹介します。


転送・転載歓迎。
 昨日(1月24日)の沖縄県名護市市市長選挙の投票の結果は、辺野古へアメ
リカ軍基地移設反対の稲嶺進さんが勝利しました。地元の意思は「米軍基地はも
うこれ以上来るな!」であることがはっきりしました。これは良いことです。
 
 NHKの「クローズアップ現代」が、この名護市市長選挙を今日(1月25日)
19時30分から放送します。
 
  NHK総合
  クローズアップ現代
「どこへゆく普天間基地~名護市長選挙~」

 
放送日 1月25日(月)
放送時間 午後7:30~午後7:58



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【賛同の締め切りまであと1週間。ギリギリのお願いです。】(転載・転送を歓
迎します)


今年こそ、鳩山連立政権に普天間基地の辺野古移設を断念させ、
       「世界一危険な普天間基地」の即時閉鎖・撤去を実現しよう!!
鳩山連立政権に対する市民の3項目の要求に、どうかご賛同下さい!!
 

                          2010年1月25日

◆呼びかけ人
     平良 修(沖縄・沖縄市、沖縄平和市民連絡会)
     安里英子(沖縄・島尻郡佐敷町、沖縄大学・珊瑚舎スコーレ非常勤
     講師)
     浦島悦子(沖縄・名護市、ヘリ基地いらない二見以北十区の会)
     まついゆうこ(沖縄・南風原町、沖縄靖国合祀取消し訴訟団) 
     鈴木雅子(沖縄・名護市、北限のジュゴンを見守る会)
     木村 朗(鹿児島大学教員)
     舟越耿一(長崎県長崎市、市民運動ネットワーク長崎)
     梶原得三郎(大分県中津市、草の根の会)
     渡辺ひろ子(福岡県築上郡築城町、平和といのちをみつめる会)
     廣崎リュウ(山口県下関市、下関のことばと行動をつなぐ『海』編集
     委員)
     奥田恭子(愛媛県松山市、心に刻む集会・四国)
    山本みはぎ(愛知県名古屋市、不戦へのネットワーク)
     近藤ゆり子(岐阜県大垣市)
     細井明美(神奈川県横浜市、ピースアクティビスト)
    小牧みどり(神奈川県相模原市、ブログ:ブーゲンビリアのきちきち
     日記)
     武田隆雄(東京都渋谷区、日本山妙法寺)
    田鎖麻衣子(東京都新宿区、弁護士)
     近藤豊子(東京都練馬区、『週刊金曜日』練馬読者会)
     加藤賀津子(東京都葛飾区、基地はいらない!女たちの全国ネッ
     ト)
     井上澄夫(埼玉県新座市、沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック)
     加賀谷いそみ(秋田県男鹿市、男鹿の自然に学ぶ会)
     七尾寿子(北海道・札幌市) 〔順不同〕

◆ 名護市長選で、辺野古基地建設に反対する稲嶺進氏が当選しました!! ◆ 

 沖縄で1月24日に行なわれた名護市長選挙で、「辺野古に基地はいらない」
と主張する稲嶺進氏が当選しました。昨年8月の衆院選では沖縄4選挙区で自民
党が全敗しましたが、名護市長選のこの結果は、それに続き「沖縄の民意」を鮮
明に宣言したと言っても決して過言ではないでしょう。鳩山連立政権は名護市民
の選択を無条件に尊重すべきです。
 しかし鳩山内閣の前原沖縄北方担当大臣は名護市長選の結果について、「市長
選は移設の是非だけを問う住民投票ではない。あらゆる選択肢の中で代替施設を
見いださなければならない」とのべ、辺野古移設の現行案に、なお、こだわる姿
勢を示しました。私たちは前原大臣の暴言に強い憤りをもって抗議します。

 宜野湾市のど真ん中に居座る基地被害の源、「世界で一番危険な」米海兵隊の
普天間基地は侵略の出撃拠点です。イラク戦争では沖縄から5000人の海兵隊
員がイラクに送られ、その一部は「ファルージャの虐殺」に参加しました。普天
間基地は、宜野湾市民が長期にわたって求めてきたように、ただちに閉鎖され、
撤去されるべきです。
 私たちは昨年12月22日から、鳩山連立政権に対する下記の3項目要求への
賛同を呼びかけてきました。賛同の期限は1月31日です。「沖縄の民意」に基
づき普天間問題を解決するため、あと1週間しかないのですが、多くのみなさん
が賛同の声を寄せて下さるよう、改めてお願いします。
 ※ これまでに寄せられた賛同は1月21日現在、団体39・個人465、計
504件です。それらはすでに政府の関係閣僚に届けられています。

 「市民の共同の要求」は、鳩山首相、岡田外相、北沢防衛相、前原沖縄担当相、
福島消費者・少子化対策相(社民党代表)、亀井金融・郵政改革相(国民新党代
表)に届けられます。

【市民の共同の要求】 

 沖縄・名護市で1月24日に行なわれた市長選挙で「辺野古に基地はいらない」
と主張する稲嶺進氏が当選しました。鳩山連立政権は今回の名護市民の選択を無
条件に尊重すべきです。
 沖縄県議会は2008年7月18日、政府あての「名護市辺野古沿岸域への新
基地建設に反対する意見書」を採択しました。さらに2009年8月30日の衆
議院選挙では沖縄4選挙区で自民党が全敗し、比例の九州ブロックでも敗北しま
した。当選した5人の議員は全員が普天間基地の辺野古移設に反対しています。
名護市長選の結果は、そのような「沖縄の民意」をいっそう鮮明に表明しました。
 しかし鳩山内閣の前原沖縄北方担当大臣は名護市長選の結果について、「市長
選は移設の是非だけを問う住民投票ではない。あらゆる選択肢の中で代替施設を
見いださなければならない」とのべ、辺野古移設の現行案に、なお、こだわる姿
勢を示しました。前原大臣の発言は地方主権の確立に逆行して「沖縄の民意」を
踏みにじる暴言であり、私たちは強く抗議します。
 沖縄の人びとは「基地のない平和な島」を求めています。私たちが鳩山連立政
権に求める以下の3項目はその切実な思いの実現に向けた初めの一歩です。

 1,鳩山首相が、米国政府に普天間基地の即時閉鎖と撤去を毅然として要求す
ること
 2,沖縄の思いに応え、日本政府として辺野古移設を断念すること
3,2010年度予算に普天間移設関連経費を計上せず、辺野古での環境影響
評価(アセスメント)関連調査を一切中止すること

 賛同の要領は以下のとおりです。 

◆賛同は個人・団体(グループ)を問いません。
 ○ 賛同者になっていただける場合は、大まかな在住の地(たとえば、大分県
中津市、和歌山県東牟婁郡太地町)をお知らせ下さい。
 ○団体(グループ)賛同の場合は所在地(たとえば、愛知県名古屋市)をお知
らせ下さい。ただし名称に地名がついているときはその限りではありません。

 ● 賛同表明の連絡先は次の通りです。
    henoko.no-hutenma.out@mbn.nifty.com

 ※ お名前・おおまかな住所、団体(グループ)名・所在地に加えて、必ず
「声明に賛同します」とご明記下さい。なお上記メールアドレスはご賛同の連絡
専用です。 

◆賛同の締めきり 2010年1月31日(日)です。 

 ◆〔個人情報の保護について〕 賛同者の氏名や賛同団体名をインターネット
上で公表することはありません。ただし賛同件数については、声明提出後、賛同
者と賛同団体のみなさんに運動の経過とともに報告します。また賛同件数はイン
ターネット上で公表します。

◆ご賛同の集約と鳩山連立政権の閣僚への送付等実務を担当するのは以下の4
人です。
   井上澄夫(埼玉県新座市、沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック)
   加賀谷いそみ(秋田県男鹿市、男鹿の自然に学ぶ会)
   奥田恭子(愛媛県松山市、心に刻む集会・四国)
   廣崎リュウ(山口県下関市、下関のことばと行動をつなぐ『海』編集委員)


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