みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

学校や保育所のアレルギー対応 調理実習でも誤食防ごう/アレルギー対応給食の先駆者 やさしい食 心こめて

2013-05-02 21:09:25 | 花/美しいもの
昨日今日と続けて中日新聞の生活面にアレルギーの記事が載っていました。
きょうの記事は、友人の稲熊美樹さんの記事。
稲熊さん、がんばってるね。

かくいうわたくしは、午前中、草むしりをしていて、
踊子草のあいだのホトケノザを抜いたら、
親ゆびと人差し指のあいだに、ちくっと鋭い痛み。
「いたっ」と見たら、黒いものが刺さっていてとっさに抜きました。

よく見ると、ミツバチの針みたいです。
みつばち、初さされ。

すぐに口に入れて吸いなが手を水で洗い、ドクダミをつぶして刷り込みながら家のなかに。
保冷剤で冷やしながら、PCで対処法を検索。
抗ヒスタミン剤のレスタミンコーワととステロイド軟膏を塗ってから、カットバンをはって、
さらに冷やし続けました。
大事をとって、スラジンという抗ヒスタミン剤も飲んでおきました。

処置が早かったからか、なにがよかったのかわかりませんが、
少しちくっと痛みがある程度で腫れもせず、とりあえずは、よかった。
午後は、抗ヒスタミン剤の副作用で、眠くて眠くて、うとうとという状態。

めでたしめでたし。

  学校や保育所のアレルギー対応 調理実習でも誤食防ごう  
2013年5月2日 中日新聞

 食物アレルギーの子どもたちが増える中、保育所や小学校では、調理実習など給食以外の場面でも誤食などの事故が起きている。事故を防ぐために、現場では誰もが食べられるメニューを考えたり、代替の食材を使うなどの工夫をしている。(稲熊美樹)

 乳アレルギーの小学生の母は、サツマイモを使った「鬼まんじゅう」を作る実習があると学校から連絡を受け、「鬼まんじゅうなら牛乳は使わないだろう」と考えた。しかし、実習で作ったのは小麦粉や牛乳を使った蒸しパンだった。子どもは牛乳を触るだけでも症状が出てしまう。実習中に子ども自身が不安になり、芋を少しだけ食べて残りを自宅に持ち帰った。
 母は「みんながおいしく食べている中、一人、食べずに我慢していた」と打ち明ける。担任らはアレルギーを理解し、対応しようとする姿勢だっただけに、「材料を確認すればよかった」と悔やんでいる。
 学校と家庭との連携は、事故を防ぐために欠かせない。大阪府高槻市の小学校教員、長谷川洋子さんは、アレルギーの子の保護者には、必ず事前に材料を知らせる。メニューも工夫し、できるだけ誰もが食べられるものにする。もしアレルギーの子が食べられない材料を使う場合は、その子が食べられる、代わりの材料を持参してもらって対応している。
 名古屋市の小学校教員で、雑誌「おそい・はやい・ひくい・たかい」(ジャパンマシニスト社)などの編集者、岡崎勝さんは「『食べられなくてかわいそう』ではなく、個人差があるとか、改善に向けて頑張っていることをほかの子どもたちに伝えることが大事」と指摘。保護者に確認した上で代替食材を使ったり、卵焼きの代わりに、お好み焼きを作るなどして対応する。
     ◇
 食物アレルギーの子どもたちも通う名古屋市のめいほく保育園では、小さい子どもたちも保育の一環で頻繁に「クッキング」をしているが、メニューは誰もが食べられるものにするのが原則。食物アレルギーは、食べるだけでなく、触るだけでも症状を引き起こすことがある。また、「子どもたちの気持ちを考えると、同じ物を作り、同じ物を食べられるのがいいから」だ。
 四月下旬のある日、二、三歳の子どもたちが取り組んだのは、エンドウマメのさやから豆を取り出す作業。豆は、この日の昼食の「豆ご飯」になった。
 同園では、在園児のアレルギーに応じてクッキングの内容を決める。ヨモギ団子やイチゴジャム、きのこ汁などは三大アレルゲンとされる卵、小麦、乳を使わない。
 また、小麦アレルギーの子どもがいないときは、乳製品のバターの代わりに菜種マーガリンを使えば、パンケーキも作れる。

◆指導要領に記述なし 教員の裁量に委ねる
 文部科学省によると、小学五、六年生の家庭科の調理実習に関する学習指導要領には、食物アレルギー対応に関する記述はない。実習で「ご飯とみそ汁」を作ることが定められているだけで、他に何を作るかは各教員の裁量に任されている。
 各社の教科書で紹介されている実習のメニューは、ゆで卵やいり卵、ポテトサラダなど、卵や牛乳などが含まれているものも多い。
 同省によると、家庭科の教員養成課程でもアレルギー対応を学ぶことは義務付けられていない。教育委員会による研修や、教員の自主的な情報収集などに委ねられているという。
 東京学芸大など一部の大学では、食物アレルギーへの対応が課題となっている現状を踏まえ、教授の裁量で指導。同大では「アレルギーは命に関わることで、最優先して考えるべきこと」と、学生たちに認識を深めてもらっている。



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 <キラリ人生>アレルギー対応給食の先駆者 やさしい食 心こめて 
2013年5月1日 中日新聞

「おいしかったよ!」
 障害者の就労を支援する「ありんこ作業所」(名古屋市昭和区)の調理室で、お皿を返しにくる利用者たちに、青木好子さん(69)=同市緑区=は「よかったわー」と笑顔で応じる。
 週に二回、作業所の利用者や近くの保育所職員らの昼食を、献立作りから手掛ける。魚の骨を取り除いたり、そしゃくがうまくできない人のために細かく刻んだりと、細かな配慮を欠かさない。
 ある日の弁当は、サワラのつけ焼きに、おからの煮物やサツマイモと大豆とヒジキの揚げ物など、手間をかけた六品のおかず。旬の野菜をふんだんに使い、やさしい味付けに仕上げた。これで弁当は一食五百円だ。
 夏休みや春休みは近所の学童保育所からも注文が入り、四十食以上を同僚と二人で作る。食物アレルギーの子がいれば「卵抜き」などの要望にも応じる。「てんてこ舞いだけど、心から楽しんでいるから」という通り、調理の間はずっと笑顔だ。
      ◇
 かつて自身も保育所に子どもを預け、繊維会社で働いていた。「自分の子も認可保育所で育ってほしい」と考え、共同保育所を、国の補助金が受けられる認可保育所にする運動に取り組んだ。
 その共同保育所が、認可保育所「池内わらべ保育園」(同市昭和区)になったのを機に、「作るのが好きだから」と、保育所の調理担当を引き受けた。定年の六十歳まで「自分の子がここにいるのと同じ気持ち」で、給食やおやつ作りに打ち込んだ。
 同園はアレルギー対応給食をいち早く手掛けたことで知られる。青木さんが調理を引き受けた三十年以上前、既にアレルギーの子がいた。自身の子もひどいアレルギー。「食べ物が体に合わず苦労した」。吐いたり、体中がかゆくなったりする子どもに付き添い、眠れない日々を送った。しかし、まだ食物アレルギーが広く知られていない時代。手探りで卵や牛乳などを除去すると、子どもの症状は改善し、対応食の良さは確信に変わった。三大アレルゲンの卵、乳、小麦を含まない和食メニューを積極的に取り入れた。
      ◇
 現在は、ありんこ作業所で調理をする傍ら、NPO法人「アレルギー支援ネットワーク」(名古屋市)の「アレルギー大学」で、調理実習の講師として、保護者や調理担当者らにアレルギー対応食の作り方を伝える。地元の短大でも保育所の給食について教えるほか、講演で各地を飛び回る忙しい毎日だ。「そのうち、ゆっくりしたいわね」と苦笑するが、しばらく願いはかないそうにない。(稲熊美樹)

<学ぶなら>
 食物アレルギーについて基礎を学ぶなら、アレルギー大学のテキストにも指定されている「食物アレルギーの基礎と対応」(みらい、三千円)がお薦め。食物アレルギーの症状や対応策のほか、アレルギー対応食の献立の立て方や調理法なども紹介。青木さんも執筆に加わっている。


  食物アレルギー、学校生活が心配 食べられない意味、理解させて
2013.4.29 産経biz 
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 新学期が始まり、新小学1年生もそろそろ学校に慣れる頃。昨年末、食物アレルギーのある子供が給食を食べて死亡した事故があり、食物アレルギーの子供の保護者の中には新生活を不安に思う人もいるだろう。関係者に注意点などを聞いた。(平沢裕子)

 事前に対応確認
 給食が原因のアレルギー児の死亡事故は昭和63年にもそばが原因で起こっている。死亡事故に至らないまでも、給食で誤食し、アレルギー症状を起こすケースはこれまでにもたびたび起きている。中でも多いのが勘違いで食べてしまうケース。「少量なら大丈夫」「加工食品の成分に気づかなかった」などで原因食物を食べたケースも報告されている。
 「アレルギー児を支える全国ネット・アラジーポット」専務理事の栗山真理子さんは「親は、子供が食物アレルギーであることを子供にしっかり教えてほしい。食べられない物は何か、食べるとどうなるかを説明し、他の子供と同じ物を食べられないことを理解できるような方法で伝えてほしい」と話す。
 給食は親の目が届かないだけに、本人に食物アレルギーの自覚を持ってもらうことが何より大切だ。また、どんなに注意していても間違いは起こりうるので、症状が出たときの対応を事前に学校と具体的に話し合っておこう。

 弁当持参も選択肢
 ここ数年、給食で食物アレルギーに対応して除去食や代替食を提供している学校が増えている。
 しかし、人員や設備の関係で対応が困難な学校はまだ多い。できるだけ給食対応を望む一方、安全のためには弁当持参も選択肢の一つになる。
 栗山さんもかつて、食物アレルギーだった2人の子供のために弁当を作っていた。おかずは給食の献立を参考に、給食よりちょっと地味目な内容を心掛けた。給食を食べている子供がうらやむような豪華なおかずで「あの子だけ良い物を食べてる」と思われないようにした。
 「保護者は、アレルギーの子供は給食が食べられずかわいそうと思うかもしれないが、嫌いな物も残さず食べなければいけない給食が嫌な子もいる。周りへの気配りは必要だと思っている」と栗山さん。
 文部科学省の「学校のアレルギー疾患に対する取り組みガイドライン」では、「学校生活管理指導表(アレルギー疾患用)」の活用を勧めている。管理指導表は、学校での対応を希望する保護者に学校から配布され、食物アレルギーの原因食物やアナフィラキシーの有無を主治医に記入してもらう。地域や学校によって対応は異なるが、配布がない場合は学校に問い合わせてみるといい。
 栗山さんは「食物アレルギーは誰もが普通に食べている物で死んでしまうかもしれない病気。疾患がない子供にもアレルギーの意味を理解してもらい、みんなが安全に楽しく学校生活を送れるようになってほしい」と話している。



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5月1日(水)のつぶやき

2013-05-02 01:08:18 | 花/美しいもの

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