みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

注目の「生きている図書館」 障害者や性的少数者らが本の役割/性的少数者の診療所・井戸田一朗医師

2013-05-09 20:42:41 | ほん/新聞/ニュース
昨日までの記録的な寒さと一転して、
きょうは最高気温29度という夏日になりました。

朝から日本ミツバチがブンブンと待ち箱の周りを飛んでいて、
すわ分蜂、と思ったのですが・・・。
夕方まで蜂さんたちは箱に出入りしているだけでした。
明日に期待しましょう。

月曜日にもみまきして5日目。
   
稲の芽が出そろったので覆いを外して、シートをプールにしてひたひたに水をいれました。

新緑が目に飛び込んできます。
   

2年前に植えた栴檀(センダン)ライム。

   
こんなに大きくなりました。
   

   
葉が出るといっしょに、花芽も膨らんできました。
   

花散里の新緑。
   

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きょうの中日新聞の生活面は、友人の白井康彦さんの記事です。

  注目の「生きている図書館」 障害者や性的少数者らが本の役割 
2013年5月9日 中日新聞

 障害のある人やホームレスなど誤解や偏見を持たれやすい人たちを「生きている本」に見立てて、本と読者が語り合う「ヒューマンライブラリー」(生きている図書館)が注目され始めている。普段話せない人とじかに語り合うことで、読者は誤解や偏見から離れた新しい視点を得られる。どのようなイベントなのか紹介する。(白井康彦)
 ヒューマンライブラリーは、デンマークで二〇〇〇年に始まった。世界六十カ国以上に広がり、日本では〇八年から東京都、埼玉県などで開かれてきた。
 十一日には、名古屋市の愛知県司法書士会館で「生きてる図書館」というイベント名で開かれる。主催は、生活困難者の支援活動をしている「一般社団法人・草の根ささえあいプロジェクト」(名古屋市)。
 同法人のメンバーで、社会福祉士の須藤倉生さん(35)は一〇年、京都市で開かれたときに読者として参加した。「本」になってくれた人は、トランスジェンダー(性同一性障害)。「性転換して心と体が一致した」「本来の自分になれた」といった率直な話が聞けて、感銘を受けたという。
 今回は主催者側でイベントを準備。本になってくれる人は、障害のある人(筋ジストロフィー、視覚、聴覚、発達など)、セクシュアルマイノリティー(性的少数者)、ホームレス経験者など。「メンバーの知り合いなどに依頼しました」と話す。
 首都圏では、東京大、駒沢大、明治大、独協大など大学関係者が主催するイベントが目立つ。駒沢大は、文学部社会学科の坪井健教授のゼミ生らがこれまでに三回開催。ゼミ生らは昨年、入門書「ココロのバリアを溶かす-ヒューマンライブラリー事始め」(人間の科学新社)も出版した。
 埼玉県川口市などで開催してきた市民団体「ブックオブ・りーふぐりーん」代表の高田光一さん(40)は、うつ病からの回復者。大学関係者が開いたイベントでは、本として読者に体験などを語りかけてきた。本の側にもプラスが大きいと強調する。「自分たちの実像を伝えられるだけでなく、対話によりコミュニケーション力が増して(障害からの)回復につながる面もあります」

◆「司書」が対話を調整
 ヒューマンライブラリーは、本になる人が一人で少人数の読者と、一回につき約三十分語り合うのが普通
 主催者も重要な役割を果たす=図。本になってくれる人を探してお願いするだけでなく、その人を紹介する「司書」として「本の役割の人を傷つけるような発言は控えましょう」などと読者に約束してもらう
 本と読者の対話が中身のあるものになるように、本になる人とも調整する。これは編集者の役割だ。参加者を集める方法はさまざま。駒沢大の坪井ゼミは「地域貢献」を重視。東京都世田谷区教育委員会の後援を得るなど、地域住民の読者を増やしている。 


 性的少数者の診療所・井戸田一朗医師(1)なぜ開設したか

ゲイ(男性同性愛者)などの性的少数者を主な対象とする日本初の診療所「しらかば診療所」を、2007年に東京・新宿に開設した感染症専門医の井戸田一朗さん(42)に、取り組みを聞いた。(藤田勝)

井戸田一朗(いとだ いちろう)
 1970年、名古屋市生まれ。岐阜大医学部卒。都立駒込病院内科研修医、WHO南太平洋事務局、東京女子医大感染症科などを経て、「しらかば診療所」開設。共著に「同性愛入門」など。

 ――どのような経緯で開設されたのですか。
 「私自身がゲイの医師であり、性的少数者の医療や福祉、教育を支援する団体AGP(同性愛者医療・福祉・教育・カウンセリング専門家会議)の副代表を務めています。メンバーは性的少数者当事者や、それを支持する人たち、医療・福祉の関係者です」
 「AGPの活動の一環で、性的少数者の心や体、家族関係に関する電話相談を以前から行っているのですが、体の相談を受けていて分かったことは、明らかに病院に行くべき状態なのに、医療者からの偏見を恐れて受診できない人が多くいたことです。自分自身のセクシャリティーを受け入れられず、悩んでいる人も多くいます。性的少数者でも、気兼ねなく受診できる医療機関が必要だと強く感じていました」

 ――海外には、そのような医療機関はあるのですが。
 「2001年に米国の公衆衛生の医学雑誌に、性的少数者を対象にした医療機関の紹介記事が載りました。米国には7つあり、最も有名なのがボストンにあるフェンウェイコミュニティ・ヘルスです。AGPのメンバーで、そこへ見学ツアーに行き、現地スタッフから、日本にも同様な施設が実現するように力強く励まされました」
 「その後一時期、私は感染症の専門家としてWHO南太平洋事務局に勤務し、フィジーに行っていました。仕事は自分に合っていたので、そのままWHOに残ろうかとも思ったのですが、やはり自分がゲイであることを大切にしたかった。性的少数者のための診療所をやらないままではきっと後悔するし、自分がしなきゃ誰もやらないだろうと思って、日本に戻りました」
 「でもWHOでの経験などが買われて、世界各国が資金を出して作った『世界エイズ・結核・マラリア対策基金』の支持を決定する技術審査委員に選出され、年1回、事務局があるスイスのジュネーブで開かれる審査会合に出席しています。基金には日本も1600億円以上を拠出してきました。途上国から集まる3大疾患対策の申請書を、世界から集まる約40人の審査委員が、中立性を守りながら集中的に審査し、支援の可否を決定します。日本人の審査員は2人で、1人が私です」
(2013年5月9日 読売新聞) 


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5月8日(水)のつぶやき

2013-05-09 01:08:16 | 花/美しいもの

進行癌はやっぱり治らない(涙)・・・・いやでもしかし!(フェミニストの明るい闘病記 番外編) 海老原暁子 | WAN:Women's Action Network wan.or.jp/reading/?p=9930

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『フェア・ゲーム』アンフェアな国家の陰謀と闘う女スパイ。実話が衝撃のエンタメに。 上野千鶴子 | WAN:Women's Action Network wan.or.jp/reading/?p=9872

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オオデマリとコデマリ/巨大輪咲オオデマリ「ビバーナム・ステリーレ」/巨大ボケ「天下一」 goo.gl/qchoA


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