みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

リブ、フェミニズムの現在「<おんな>の思想」上野千鶴子著/秋明菊、百日紅が咲いた

2013-08-13 17:43:51 | ジェンダー/上野千鶴子
日曜日の中日新聞の読書欄に、
上野千鶴子さんの「<おんな>の思想」の書評が載っていたので紹介します。


2013.8.11 中日新聞

 リブ、フェミニズムの現在 
<おんな>の思想 上野千鶴子著
 
2013.8.11 中日新聞

 経産省の一角に立つ三つのテント、内の一つは女性用のテントだ。このテントで「未来を孕む女たちのとつきとおかのテントひろば」行動が提起された。これは少し前のことだが、福島のある女性が原発事故を契機に脱原発運動に加わる中で提示したものだった。
 「経済(かね)より命」という言葉と共に、脱原発や反原発運動を担ってきた女性たちの主張を象徴するものでもある。
 ウーマンリブや社会に浸透し、こうした動きや言葉となって存在している。
 その女性(おんな)の主張や考えの現在はどこにあるのか。それをリブやフェミニズム、あるいはその先駆になった著作を読み直し、著者が影響を受けたと思われる作家たちの思想を検討しながら、<おんな>の思想とは女性たちが社会や家族の場面で置かれている関係、また、それを支配している考え(思想)に異議申し立てをし、そこから解放された立場や考えを主張するものだ。リブ(女性解放)、フェミニズム(女性尊重)はその要約的な表現である。
 石牟礼道子、田中美津、フーコー、サイードら、内外十一人の性をテーマとした著作が取り上げられる。共通点は現在の男女関係やそれを支配する理念は歴史的なもの、つまりは文化の様式の中で形成されたものであり、自然的な根拠を持つものではないとする考えだ。これは歴史や現在の男女関係が固定的・永続的なものではなく、置換可能なことを意味する。それは私たちの社会現象として表現され、家族や男女関係の変貌として実感できる。
 ただ、女性には現在も依然として<産む><産まぬ>が大事なことだ。森崎和江の「産の思想」と富岡多恵子の「単独者の選択」の間で揺れ動いてきた著者の立場と思想が本書を貫くテーマであり、性差を問わず共感できる。
(評者 三上治=評論家) 


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家の前庭に、シュウメイギク「秋明菊」が咲きはじめました。
陽がかげるのを待って、急いで外に出て撮りました。

ピンクの一重咲き「ハドスペン」は、夏から咲く早生咲き品種です。
   
シュウメイギクの原産地は中国。
日本に渡来し野生化したものとされています。
京都の貴船に自生しているのが有名なので、
別名「貴船菊」(紅紫色の八重咲き品種)。

サルスベリも咲いています。
赤に白い覆輪が華やかな「夏祭り」。
   

 倉庫の南の、桃花や赤花には、みつばちがブンブン来ています。
  
 
   



百日紅の下には、蕎麦の種を蒔いてあります。

パイプハウスは畑に移動して、
アスパラとクレソンを育てています。

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