火曜日の毎日新聞夕刊のテレビ欄下の「読書日記」、
今週は上野千鶴子さんでした。
取り上げてみえる本は、伊藤雅子さんの『女のせりふ』『続・女のせりふ』他。
『女のせりふ』と『続・女のせりふ』は、上野さんからおくっていただいて、
届いてすぐに、一気に読んでしまいました。
そのご、テーブルの上に置かれた二冊の本は、
「この本、読みた-い」と見つけた人のところにいっています。
女から女へ、手から手へ、女のことばと思いが、手てわたされていきます。
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6月にブログで紹介した記事。
『 女のせりふ』『続・女のせりふ』(伊藤雅子著)/『さようなら、オレンジ』 ちづこのブログNo.72
『女のせりふ』『続・女のせりふ』の紹介、再掲します。
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今週は上野千鶴子さんでした。
取り上げてみえる本は、伊藤雅子さんの『女のせりふ』『続・女のせりふ』他。
『女のせりふ』と『続・女のせりふ』は、上野さんからおくっていただいて、
届いてすぐに、一気に読んでしまいました。
そのご、テーブルの上に置かれた二冊の本は、
「この本、読みた-い」と見つけた人のところにいっています。
女から女へ、手から手へ、女のことばと思いが、手てわたされていきます。
読書日記:今週の筆者は社会学者・上野千鶴子さん 主婦の思想、問われた半世紀 毎日新聞夕刊 2014年08月05日 *7月8日〜8月4日 ■女のせりふ ■続女のせりふ(伊藤雅子著・2014年)福音館書店 ■学習としての託児−くにたち公民館保育室活動(くにたち公民館保育室問題連絡会編・2014年)未来社 ■主婦とおんな−国立市公民館市民大学セミナーの記録(国立市公民館市民大学セミナー編・1973年)未来社 ============== 「主婦に思想があるか、ですって? もちろんありますとも」−−伊藤雅子さんの新刊「女のせりふ」「続女のせりふ」は「母の友」に1985年から2012年まで続いた長期連載を単行本にしたもの。その2冊同時刊行にあたって、頼まれてわたしが解説を書いた。そこから帯に採られた文章である。 1965年。日本で初の公民館託児付き講座が開設された。始めたのは、当時国立市公民館の若き職員だった伊藤さん。今でこそ、公民館や女性センターに託児があるのはあたりまえになったし、百貨店や居酒屋にさえ託児つきがあるが、その当時は「乳飲み子をかかえた女が、子どもを預けてまで学ぶなんて」わがまま、と言われかねなかった時代だ。 この学びの記録は国立市公民館市民大学セミナー編「主婦とおんな−−国立市公民館市民大学セミナーの記録」として刊行されている。そのなかで伊藤さんはこう書いている。「現在主婦である女だけでなく、まだ主婦ではない女も、主婦にはならない女も、主婦になれない女も、主婦であった女も、主婦であることが女のあるべき姿・幸せの像であるとされている間は、良くも悪くも主婦であることから自由ではない。少なくとも多くの女は、主婦であることとの距離で自分を測っていはしないだろうか」 「戦後思想の名著50」(平凡社刊、2006年)を岩崎稔、成田龍一と共に編んだとき、わたしは主張してこの本を、丸山眞男や吉本隆明などの書物にならんで、50冊のなかに入れた。そして解説を西川祐子さんに書いてもらった。わたし自身も「主婦の思想」というコラムを書いた。そう、思想は無名のひとびとのなかからも生まれる。その誕生に立ち会い、聞き取り、伴走したのが伊藤さんだった。 彼女はこんな「女のせりふ」を採集する。「女には名前なんていらないんですね」「女がどうして可愛くなくちゃいけないんだい?」「彼女、やっと子どもの話をしなくなったね」 あれからおよそ半世紀。主婦は少数派になり、託児は権利になったが、女性と子育てをとりまく状況はどれほど変わったといえるだろうか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(以下略)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ============== ■人物略歴 ◇うえの・ちづこ 東京大名誉教授、認定NPO法人「ウィメンズアクションネットワーク」理事長。「おひとりさまの老後」など著書多数。 |
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6月にブログで紹介した記事。
『 女のせりふ』『続・女のせりふ』(伊藤雅子著)/『さようなら、オレンジ』 ちづこのブログNo.72
『女のせりふ』『続・女のせりふ』の紹介、再掲します。
『続女のせりふ』 伊藤 雅子 (著), 山田 賢一 (イラスト) 福音館書店 : 2014年5月 内容紹介 たくさんの心に響くせりふに出会ってきた――。 暮らしの中で、文学作品で、有名無名の女性たちがつぶやいたひと言を聴きとり、そこにひそむものを共感と鋭い観察眼で読み解いたショートエッセイ集『女のせりふ』の続編。 長年、公民館で大人の女性のための学習活動支援にたずさわってきた著者が、退職後の12年間、月刊誌「母の友」に連載した136編の初単行本化です。 「思いやりがあぶないのよね」「どうしてあんな男と」「しっかり夫婦喧嘩をしたほうがいいわよ」……在職中の『女のせりふ』と同じく、著者の出会った、若い主婦をはじめとするおおぜいの女性の口からこぼれ出る様々な言葉の持つ意味を、豊かな感性と人生経験によって受けとめ、つづります。 この続編では、著者が愛し、読み込んだ詩歌や文学の中の女性のせりふが多く採られているのも、楽しみの一つ。社会学者・上野千鶴子による解説も読み応えがあります。 内容(「BOOK」データベースより) たくさんの心に響く“せりふ”に出会ってきた―若い母親たちがふともらした言葉を中心に、時に小説や詩歌から、女たちの“せりふ”をすくいあげ、鋭く、温かく解剖したショートエッセイ集『女のせりふ』、続編。12年間136回の雑誌連載の初単行本化。 著者について 伊藤雅子(いとう まさこ) 1939年中国・大連生まれ。99年まで東京・国立市公民館職員として、主に女性問題学習に取り組んだ。その活動からは『主婦とおんな』(国立市公民館市民大学セミナー著)などの記録が生まれている。著書に『子どもからの自立』(以上未來社刊)は75年度毎日出版文化賞を受賞(現在は新版である『新・子どもからの自立』が岩波現代文庫に収められている)。 山田賢一(やまだけんいち) 1974年新潟県燕市生まれ。95年よりイラストレーターとして活動。2000年から12年間、「母の友」誌上で連載「新・女のせりふ」の挿絵を担当した。 |
『女のせりふ』 伊藤雅子/著 福音館書店 : 2014年5月 商品の内容[要旨] 女たちは、さりげなく、すごいことを言う…。暮らしの中で、文学作品で、有名無名の女性たちがつぶやいたひと言を聴きとり、そこにひそむものを共感と鋭い観察眼で読み解いたエッセイ集。120編を収録。 [目次] 私は会社と結婚したのに 女には名前なんていらないんですね わたしが殺せないところまで成長した子供よありがとう すぐ、女は幸せにされてしまうから ご主人は、私よ 自分の年って、いつも気にいらないのよね 男の人ってタダのことはしないでしょ 夫と力を合わせてやったことって義父のお葬式だけ 「家庭生活」が移動しているだけなんですもの 「落ち度のないように」なんて、私、冷たい人間だった〔ほか〕 [出版社商品紹介] 日常の中のハッとする一言。文学で出あう輝くような台詞。有名無名の女性の言葉に触発された温かくも切れ味鮮やかなエッセイ集。 おすすめコメント日常の中のハッとする一言。文学で出あう輝くような台詞。有名無名の女性の言葉に触発された温かくも切れ味鮮やかなエッセイ集。 著者紹介伊藤 雅子 (イトウ マサコ) 1939年、中国・大連生まれ。99年まで東京・国立市公民館職員として、主に女性問題学習に取り組む。著書に『子どもからの自立』(1975年度毎日出版文化賞受賞、現在は『新版・子どもからの自立』が岩波現代文庫に収められている)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
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