東京都議会で起きた女性議員に対するセクハラ・侮辱発言の
声紋鑑定を、都議会会派みんなの党が断念したとのこと。
政党は、所属している女性議員の人権を本気では守らない、ということだろうか。
あとは議会で追及していくということなので、ちゃんとするかどうか、本気度を見てみよう。
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兵庫県議会は、やじや政務活動費の不正受給に対して、
再発防止に向けて、動き出したみたい。
とはいえ、いままで放置してきて、外圧で批判を浴びて動いたのだから、
こちらの本気度も、有権者がちゃんと監視していく必要があるだろう。
『最新版 市民派議員になるための本』のなかでも「たれが議会をかえるのか」
「議会改革の抵抗勢力は議員」と書いたので、関心のある人は、本が出たらぜひよんでほしい。
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声紋鑑定を、都議会会派みんなの党が断念したとのこと。
政党は、所属している女性議員の人権を本気では守らない、ということだろうか。
あとは議会で追及していくということなので、ちゃんとするかどうか、本気度を見てみよう。
みんなの党 やじの声紋鑑定断念 都議会女性蔑視問題で 2014年8月20日 東京新聞 みんなの党の塩村文夏(あやか)東京都議(36)が都議会で質問中に女性を蔑視するやじを受けた問題で、都議会会派みんなの党は十九日、自民会派を離脱した鈴木章浩都議(51)以外のやじ発言者を特定する声紋鑑定を断念したと明らかにした。 都議会局が録音した音源などでは「産めないのか」というやじが確認されたが、各会派の再調査に名乗り出る都議はいなかった。これを受け、みんなの党は「でき得る限りの手だてを尽くそう」と鑑定の可否を問い合わせた。だが、専門の鑑定機関から、雑音が多いなどの理由で「発言者の特定は困難」と指摘されたという。 みんなの党の両角(もろずみ)穣幹事長は「今後は、議会運営委員会や一般質問などで議会改革や女性政策を訴えていく」と述べた。 |
東京)都議会ヤジ、幕引き みんなの党が声紋鑑定断念 2014年8月20日 朝日新聞 都議会の女性蔑視ヤジ問題で、ヤジを浴びた塩村文夏(あやか)都議(36)の所属するみんなの党は19日、発言者の特定のための声紋鑑定を断念すると発表した。議会の音源から発言者を特定するのは困難だという。 同会派は、都議会が所有する議会の音源を民間鑑定機関に提出。だが、雑音がひどく、ヤジの言葉が短いため十分に分析できないと回答があったという。 両角穣幹事長は「追及する手立てはもうないので残念。会派として、女性政策の充実に力を尽くしたい」と話し、ヤジ問題は事実上の幕引きとなるとの見方を示した。 ヤジ問題では、鈴木章浩都議が「早く結婚した方がいい」との発言を認め、自民会派を離脱した。ほかのヤジの発言者は名乗り出ていない。 |
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兵庫県議会は、やじや政務活動費の不正受給に対して、
再発防止に向けて、動き出したみたい。
とはいえ、いままで放置してきて、外圧で批判を浴びて動いたのだから、
こちらの本気度も、有権者がちゃんと監視していく必要があるだろう。
『最新版 市民派議員になるための本』のなかでも「たれが議会をかえるのか」
「議会改革の抵抗勢力は議員」と書いたので、関心のある人は、本が出たらぜひよんでほしい。
社説:地方議会/有権者と向き合い活性化図れ 2014/8/23 神戸新聞 地方議員に厳しい視線が注がれている。政務活動費(政活費)の不自然な支出で辞職に追い込まれた兵庫県議をはじめ、全国各地で地方議員の不祥事が後を絶たないからだ。 セクハラやじ、危険ドラッグ所持、飛行機内での迷惑行為とその内容は多岐にわたる。青森県平川市議会では、市長選をめぐる選挙違反事件で、市議20人中、15人が逮捕される前代未聞の事態に発展した。 政治家の不祥事は過去にも繰り返されてきた。が、地方議員の劣化はここに来て加速しているようにも映る。「号泣会見」で国内外に波紋を広げた元兵庫県議は、その象徴とも言える。議会が自浄能力を発揮するとともに、市民のチェックを強め、本来の役割を果たせるようにする必要がある。 ◇ 3カ月ごとの前払いを精算払いに改める‐。 「不自然な支出」問題を受け、政活費の在り方を協議する兵庫県議会の検討会は3回目の会合で、支払い方式の変更に合意した。 視察や陳情などにかかった費用を議員がいったん支払い、月ごとに領収書などを添付して請求、審査を経て政活費が交付される仕組みだ。 審査は、所属会派と議会事務局で二重に行う案が検討されている。 後払いの経費処理は企業などでは一般的な方法だ。支出の適否チェックには、前払いより有効なはずだ。 今回の問題では、議長経験のある複数のベテラン県議も、不自然な支出を指摘された。 100万円を超える大量の切手を購入したり、九州への視察に妻を同行させたり。提出した領収書がコピーのケースもあった。 使途の基準が曖昧なため、「不適切」と断じることはできないが、仮に精算払いだったら、政活費はより厳密に審査できる。 支出の適否を公認会計士ら第三者がチェックしている自治体もある。「不自然な支出」の温床となっている実情を直視し、厳格な運用基準を設けるべきだ。 民主主義実践の舞台 「民主主義の最良の学校」。英国の政治家で駐米大使も務めたブライスは自著で、地方自治をこう表現した。住民が地域の政治に主体的に参加することによって、民主主義の基本や政治、行政の知識を身に付けられるという意味だ。 住民の代表として行政に目を光らせながら、地域課題の解決を図る地方議会が自治の中核を担っている。そうした意味で県議や市議は本来、住民にとって国会議員よりも、身近な存在でなければならない。 ところがどうだろう。有権者の関心は決して高いと言えない。地方議員選の投票率は低迷を続けている。 議会の審議がセレモニー化していることが、一因になっているのは否めないだろう。首長側の提案を原案通り可決する追認機関では、その存在感は薄れるばかりだ。 有権者が目を向けなければ、議員側の緊張感もいつの間にか緩んでしまうだろう。実際、不祥事を起こした地方議員の弁明などに共通するのは、世間の常識、市民感覚との大きなずれだ。 欠かせない自助努力 有権者の関心を引きつけ、広がった距離を縮めるためには、活性化、情報開示へ向けた議会の自助努力が欠かせない。 現在も多くの地方議会が議会基本条例を設けたり、インターネットで本会議を中継したりする取り組みに努めている。本会議に一問一答方式を導入した議会もある。 ただ、それだけではまだまだ不十分だ。例えば、各議員の政活費支出状況をネット上で常時公開すれば、透明性が高まるだけでなく、議員活動のアピールにもなるはずだ。 本会議や委員会の休日、夜間開催は、各地でもっと積極的に取り入れていいだろう。 地域社会の多様な価値観を反映するため、サラリーマンらが仕事を辞めなくても議員として活動できるよう、選挙制度や議会運営の改革などにも手を付けるべきだ。 有権者も人ごとではない。地方自治を担う一員であることを自覚しなければならない。意識の向上が求められている。 |
「やじ厳禁」徹底を 兵庫県会議運、異例の注意喚起 2014/8/23 神戸新聞 東京都議会のセクハラやじ問題を受け、兵庫県議会は22日の議会運営委員会で、本会議などの質疑・質問中の不規則発言の禁止を徹底する異例の注意喚起をした。 政務活動費をめぐる問題で、元県議による“号泣会見”が国内外に波紋を広げており、議員の自覚を促す狙いもあるとみられる。 審議日程などを確認後、石堂則本委員長が都議会のやじ問題に触れ、「報道でも取り上げられ、議会や議員の品位をおとしめたことは周知の通り」と指摘。「議会が『言論の府』であり、議員を誹謗(ひぼう)中傷したり、差別との誤解を生じるような言動は慎むべきだ」と強調した。 さらに兵庫の現状として「政務活動費の使途をめぐり全国から注視されている」と述べ、各会派の代表者らに所属議員に注意を促すよう求めた。(三木良太) |
野々村氏が多用「支払い証明書」廃止へ 兵庫県会検討会 2014/8/20 神戸新聞 兵庫県議会の「政務活動費(政活費)のあり方検討会」(石堂則本座長)が22日、会合を開き、領収書取得が困難な場合に例外的に認めてきた「支払い証明書」を10月から原則廃止することで一致した。不自然な支出を調査する第三者機関の設置案も示された。 同証明書は、野々村竜太郎元県議が遠方へ日帰り訪問したとして切符代を支出する際に多用。自己申告のためチェックが難しく、見直しが求められていた。廃止後は、路線バスの利用時などにのみ認めるという。 第三者機関は弁護士や公認会計士ら3人以内で構成し、来年4月に設置。政活費の不自然な支出に対し、議員本人に確認するなどの調査をし、対応策などを議長に答申する。 一方、現行では月額50万円が交付される政活費の減額幅について「20%削減」を主張する公明党・県民会議と「10%削減」の他会派で意見が分かれた。交付方法を3カ月分の前払いから精算払いに改める時期も一致せず、9月1日の会合で再協議する。 同検討会は、野々村元県議による政活費の支出問題を受けて設置され、再発防止に向けた制度の見直しなどを進めている。(三木良太) |
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