みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

『一〇三歳になって分かったこと  人生は一人でも面白い』(篠田桃紅著)

2015-06-26 21:59:39 | ほん/新聞/ニュース
清々しい本です。
『一〇三歳になって分かったこと 人生は一人でも面白い』(篠田桃紅著/幻冬舎)。

読みたいと思って買ってきた、ちょうどその日に、
著者の篠田桃紅さんがテレビに出ていらっしゃいました。

凛としてうつくしい人です。

 【書評】作家・太田治子が読む『一〇三歳になってわかったこと 人生は一人でも面白い』(篠田桃紅著) 
2015.5.31  産経新聞

百歳はこの世の治外法権
 美術家の篠田桃紅さんにさる婦人雑誌の対談でお目にかかったのは、およそ30年前のことになる。

 「若竹のようでいらっしゃる」。それが、初対面の桃紅さんの第一印象だった。背がすらりと高いしゃっきりとした着物姿の桃紅さんは、実に気さくに現代美術の知識に乏しい私に話しかけてくださった。今回刊行された本を手にして、しみじみとなつかしかった。本の帯のカラーの写真の桃紅さんの横顔は、やはりきりりと若竹の感じがした。渋い利休ねずみのような色合いの着物も、30年前にお召しになっていたものと、似て感じられた。103歳になられたことに正直びっくりすると共(とも)に、いつまでも若竹の雰囲気をそのままたたえていらっしゃることがうれしかった。

 生涯、家族を持つことなく独身を貫かれてきた桃紅さんは、どこの美術家団体にも所属することなく自由に仕事をされてきた。その桃紅さんが100歳となり、自由の範囲が無限に広がったように思うと書いていらっしゃるのだった。「この歳になると、誰とも対立することはありませんし、誰も私とは対立したくない。百歳はこの世の治外法権です」とある。治外法権とは大変ユーモラスなたとえのように思う。しかし桃紅さんがその境地に達するまでの孤独に徹した道のりは、実に厳しいものがあったことを考えずにはいられない。
 「天地(あめつち)にわれ一人いて立つごとき この寂しさを君は微笑む」

 歌人の會津八一が、法隆寺夢殿の救世観音を詠んだ歌を桃紅さんは引用しながら、観音様を君と詠む作者に限りなく共感されているのだった。一人で立っているという會津八一の孤独と同じものを、たおやめの桃紅さんも持ち続けていた。それだからこそ、いつまでも美術家として現役なのだと思う。

 それにしても、桃紅さんの長生きの秘訣(ひけつ)はなんだろう。「自然のなりゆきにまかせて、生きています」という。予定とか目標とかを、好まないという生き方に、気ままな私は思わずにっこりした。(幻冬舎・1000円+税)
 評・太田治子(作家) 


岐阜県図書館で借りた本の期日になっていたので、
岐阜にでかけるつれあいに、返却ポストに入れてもらいました。

日本ミツバチの本はたくさん持っているのですが、
持ってない本を借りてきて読みました。

日本ミツバチ、奥が深いです。

応援クリック 人気ブログランキングへ してね 
本文中の写真をクリックすると拡大します。

さいきん家では、野菜料理が続いているので、
お昼ご飯をどこにしようかと思って車で走っていたら、
美濃加茂に和食の老舗「川喜」があったので入りました。

数年前に来て、お刺身がおいしかった覚えがあります。

つれあいは、お刺身10色盛りのセット、

わたしは、北海の幸いっぱいの豪華膳。
大きく厚く切った刺身は食べごたえ満点!

ぷりぷりのタラバガニ焼きもついて、
ちょっと高めですが、カニやイカ刺しなど、
好きなものばかりなので大満足。

ついでに、
可児の前島製パンで、かわいらしい子どもパン、

お腹にチョコやクリームが詰まったトトロみたいなパンと、

定番のミルククリームパンを買いました。

このお店いちばん人気の、ミルクフランスの
柔らかいパンバージョンです。

フランスパンはおいしいのですが、バリバリで口の中を傷つけそうなので、
わたしは、こちらの方が好きです。
残っていた7本全部を買い占めたので売り切れ。
あとからお店に入ってきた二人が、うらやましそうに見ていました。

ごめんなさい。
でも、子どもたちへのお土産ですからね・・・と言い訳しながら、
レジに並びました。

メロンパンなど売り切れがおおかったのですが、
他にもいろいろ買いました。

最後まで読んでくださってありがとう
  クリックを

 記事は毎日アップしています。
明日もまた見に来てね
  


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする