みどりの一期一会

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衆院補選 野党共闘に課題残す/与野党接戦が示すもの/紅白のハナズオウ、 黄白の山吹、雲南黄梅も 

2016-04-25 21:23:08 | ほん/新聞/ニュース
昨日の山県市議選。
寺町さちえさんは晴れて「当選!」
ハラハラしましたが、よかったです。


桜と花桃に少し遅れて咲くハナズオウ。
桃花と白花を並べて植えたので、
花が咲くととても目立ちます。
花の咲き方はちょっと変わっていて枝にびっしり。

花の形は、マメ科植物特有の形をしていますね。









  

ハナズオウの下には、黄色と白花の山吹が咲いています。

一重の山吹は、派手さはないのですが、風情があります。

白花
    


山吹の枝と入り乱れて咲いているのは、ウンナンオウバイ。

滝のように流れる枝に、黄色の花が咲きます。

クリック してね 


ところで、
注目の衆議院補選の結果は、
北海道5区が自民党公認候補、京都京都3区は民進党候補が当選しました。

北海道は善戦した、とはいえ、池田候補は当選せず、
今後の課題も浮き彫りになったようです。

中日新聞と朝日新聞の社説を紹介します。

  社説:衆院補選 野党共闘に課題残す 
2016年4月25日 中日新聞

 与野党一騎打ちとなった衆院北海道5区補選は自民党候補の勝利に終わった。民進、共産など野党四党は候補者を一本化して臨んだが及ばず、夏の参院選に向けた野党共闘に課題を残す形となった。

 夏の参院選を控え、安倍政権はほっと胸をなで下ろしているに違いない。二選挙区で投開票が行われた衆院補選。町村信孝前衆院議長の死去に伴う北海道5区は、自民党公認の和田義明氏(44)が野党統一候補の池田真紀氏(43)を破り、補選全敗を回避した。

 二〇一四年の第三次安倍内閣発足後初の国政選挙である。安全保障関連法や経済・子育て政策などが争点だったが、政権が積極的に信任されたというよりも、町村氏の地盤を娘婿である和田氏が守り抜いたといった方がいいだろう。

 通例なら、自民党候補が有利に戦いを進める「弔い合戦」だが、安全保障関連法廃止と立憲主義回復を掲げて共闘し、激しい選挙戦に持ち込んだのが民進、共産、社民、生活の野党四党である。

 敗北したとはいえ、野党共闘の有効性が確認された選挙戦ではなかったか。野党の力が分散しては安倍自民党の「一強」に対抗することは、とてもできまい。

 野党四党が候補者を統一して推薦し合う共闘の形は、参院選でも一つのモデルとなるはずだ。

 参院選では三十二ある改選一人区が勝敗の行方を左右する。すでに半数以上で野党統一候補の擁立で合意しているが、残る選挙区でも共闘を模索してほしい。

 課題も浮き彫りになった。

 与党陣営は野党共闘を「理念も政策もバラバラ」と執拗(しつよう)に攻撃した。今回の補選にとどまらず、参院選でも同様の批判を展開するだろう。それにどう対抗するのか。

 政権批判を糾合することは一強多弱の政治状況を転換し、政治の誤りを正すには当然だが、有権者に浸透しなければ意味がない。

 現政権の問題点を粘り強く訴えると同時に、安倍政治に代わるビジョンを示すことも重要だ。四党間に理念・政策の違いがあるのは当然だが、共通政策づくりに向けた協議も急ぐべきである。

 一方、不倫が発覚した宮崎謙介元自民党衆院議員の辞職に伴う京都3区では、民進党公認の前衆院議員、泉健太氏(41)が勝った。

 今年三月に発足した民進党初の議席だが、敵失での議席獲得でもある。勝利に浮かれてばかりもいられまい。野党勢力結集に指導力を発揮できるのか、民進党にとっては、これからが正念場である。 


  社説:衆院補欠選挙 与野党接戦が示すもの 
2016年4月25日 朝日新聞

 与野党の対決となった衆院北海道5区補欠選挙は、自民党の和田義明氏が、野党統一候補の池田真紀氏に競り勝った。

 だが、与党としては安閑としてはいられまい。

 一つは、同時に投票された京都3区では与党が候補を立てられず不戦敗となり、民進党の泉健太氏が当選したことだ。

 もう一つは、過去3回続けて自民党が議席を占めてきた北海道5区で、当初の予想以上に野党に追い上げられたことだ。

 接戦の理由は明白だ。民進、共産、社民、生活の各党が足並みをそろえ、統一候補を推した野党共闘の成立である。

 同区は故・町村信孝前衆院議長の地盤だが、野党が一つにまとまっていれば、実は与野党の得票は拮抗(きっこう)していた。

 例えば14年の前回総選挙。町村氏の約13万票に対し、民主候補約9万5千票、共産候補約3万票と町村氏が大差をつけた。だが、民主と共産の得票を合計すれば、当選した町村氏との差は約5千票に縮まる。

 これまで野党がバラバラに候補を立てていたことが、与党を利していたのは明らかだ。

 今回、敗れはしたものの接戦となったことは、野党共闘が、与党に迫る大きな力になりうることを示したと言える。

 昨年9月の安保法制成立後、初めての国政選挙だった。法制への反発が市民の連帯を生み、野党を結びつけたことの意味は大きい。市民が選挙運動の動画をつくり、インターネットで拡散するなど、市民主導の動きも広がった。

 朝日新聞の出口調査では、安保法制でも、政権の経済政策でも有権者の評価は割れた。

 野党各党は、共闘の目標や原則をいっそう明確に語るとともに、夏の参院選に向けて、32ある1人区で共闘の動きをさらに広げるべきだ。

 政治に緊張感を取り戻すためにも、自公連立政権に代わりうる、もう一つの選択肢を確かな形にできるかが問われる。

 与党にはゆるみが目立った。北海道5区では、応援のため現地入りした自民党議員が「巫女(みこ)さんのくせになんだ」と発言。京都3区補選は、育休宣言後に不倫した前自民党議員の辞職に伴う選挙だった。政権運営の見直しが迫られる。

 補選の結果次第では、安倍首相が衆参同日選に踏み切る可能性も指摘されてきた。

 だが、前回の衆院解散から約1年半しかたっていない。まして熊本地震で大きな被害が出るなか、国会議員の大半がいなくなる同日選に道理はない。 


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