みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

<’17衆院選>民進と希望の党 「合流」が最善の選択か/民進党左派が新党結成へ この分裂はやむを得ない/院選 民進党分裂 政策を軽んじた末に

2017-10-03 20:54:36 | ほん/新聞/ニュース
朝から夕方まで、11月に開催する市民派議員塾にむけた出した課題、
「一般質問の組み立て」の参加者からの質問とテーマ選びの対応。

冷蔵庫を見たら、サケと黒豚があったので、
豚汁と鮭のチャンチャン焼きをつくりました。

鮭のチャンチャン焼きには、キャベツとエノキタケをたっぷり。
  
豚汁も具だくさんです。

こちらは、ある日の夕ご飯。
岐阜名物の鶏肉の味噌焼「鶏ちゃん」。

味が濃いので、鶏ムネ肉を一枚とタマネギ大一個を足しました。
  
つけあわせのおかずには、長ナス、赤玉ねぎ、おくら、など。
夕ご飯ですが、「ごはん」などの糖質は食べません。

きょうの中日新聞の一面下のコラム「中日春秋」、
とってもよかったです。

 中日春秋(朝刊コラム)
中日新聞 2017年10月3日

 ここ数日の新聞をにぎわせていた言葉は、「希望」と「リベラル」だろう。希望の党に民進党が合流しようとしたが、排除されそうなリベラル系前職らが独自の新党・立憲民主党を結成へ…と動きは急だ

▼そもそも、「リベラル」とは、どういうことなのか。国語辞典では<個人の自由・個性を重んずるさま>などと説明され、英和辞典でLIBERALと引けば<自由主義の、個人の自由を尊ぶ>などと書いてある。自由民主党の英名にもLIBERALが用いられていて、これは<自由主義の>という意味なのだろう

▼しかし、この言葉には、単なる「自由主義の」では片付けられぬ、深く広い意味がある。手元の英英辞典を引けば、こういう定義が書いてあるのだ。<自分とは異なる意見や態度を、尊重し、あるいは受け入れようとすること>

▼戦後、新憲法制定後に中学・高校の社会科の教科書として使われ、昨年、改めて出版された『民主主義』(幻冬舎新書)を開けば、まさにそういう態度こそが民主主義の要石なのだと強調されている

▼<…人間が人間として自分自身を尊重し、互に他人を尊重しあうということは、政治上の問題や議員の候補者について賛成や反対の投票をするよりも、はるかにたいせつな民主主義の心構えである>

▼選挙を前に政党の合従連衡があわただしいが、しっかり見すえたい「要石」だ。 


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そろそろ政党も出そろってきたので、
けさの衆院選関連の新聞3紙の社説を紹介します。

  社説:<’17衆院選>民進と希望の党 「合流」が最善の選択か
中日新聞 2017年10月3日 

 かつて政権を担った政党の末路としては、あまりにも寂しい。分裂が確定的になった民進党。野党四党の共闘に背を向け、多くは希望の党に合流するが、有権者にとって最善の選択とは言い難い。

 民進党の前原誠司代表は衆院が解散された九月二十八日の両院議員総会で、同党は衆院選に候補者を擁立せず、立候補予定者は小池百合子東京都知事が代表を務める「希望の党」に公認申請することを提案し、了承された。事実上の合流となる異例の対応だ。

 前原氏は「政権交代を実現する、もう一度大きなプラットフォーム(基盤)をわれわれ自身がつくるということだ」と強調した。

 その狙いは理解できなくはないが、見通しは甘かったようだ。

 小池氏は民進党出身者を、憲法改正や安全保障政策をめぐる姿勢で選別する方針を示し、排除される側のリベラル系らが反発。枝野幸男元官房長官らは新党「立憲民主党」結成を表明する一方、野田佳彦前首相、岡田克也元外相らは無所属での立候補となる。

 民進党を支持する連合が、希望の党を支持せず、候補の個別支援にとどめるのは当然だろう。

 自公政権に対抗する勢力は、日本維新の会と連携する希望の党と旧民進党リベラル系、共産、社民両党の勢力とに分断される。政権交代を実現する大きな基盤になるとは、とても言い難い。前原氏の決断は適切だったのか。

 自民党に対抗する勢力が分裂することの最大の弊害は、民意と議席数との乖離(かいり)である。

 共同通信社が行った最新の全国電話世論調査で、安倍晋三首相の下での憲法改正に賛成する人は34%、反対は53%に上る。しかし、今度の衆院選ではどの政党が、安倍首相の下での改憲に反対する人たちの受け皿となるのか。

 これまでは民進党という大きな勢力があったが、合流先の希望の党は「改憲政党」を標榜(ひょうぼう)する。今の選挙情勢では、改憲反対派が過半数を得るのは難しく、民意との隔たりはますます大きくなる。

 希望の党は、政権交代を目指しているが、自民党と理念・政策がどう違うのか分かりづらい。そもそも小池氏や若狭勝前衆院議員は自民党所属だった。

 希望の党は自民党の補完勢力とはいわないまでも、リベラル勢力を切り捨てた「保守二大政党制」への動きが、有権者にとって本当にいいことなのか。私たち自身が慎重に判断する必要があろう。


 社説: 民進党左派が新党結成へ この分裂はやむを得ない 
毎日新聞 2017年10月3日

 希望の党への参加に向け、協議を進めていた民進党が分裂した。衆院選の公認調整で排除された枝野幸男代表代行らが新党「立憲民主党」の結成を表明したためだ。


 もともと民進党には憲法や安全保障観が異なる議員が同居していた。それは党の包容力を示す一方で、まとまりを欠く不安要因でもあった。

 希望の党への参加をきっかけに、そのミシン目が一気に亀裂を広げたのが今回の分裂である。

 公認調整をめぐり、民進党が混乱したのは「党全体の合流を目指す」とする前原誠司代表と、「全員を受け入れることはさらさらない」とする希望・小池百合子代表の説明が大きく食い違ったためだ。

 小池氏はいわゆるリベラル勢力について「排除いたします」とまで言い切った。双方の詰めが不十分だったか、どちらかが合意とは異なる説明をしたことになる。

 希望の党は、憲法改正や安全保障関連法をめぐる見解に同調することが民進党の参加条件とした。

 ところがその安保法制について前原氏自身が今回の合流にあたり「違憲の法制」と改めて強調していた。そもそも落差は大きかった。

 参加を拒まれたのは旧民主党時代も含めた代表経験者ら重鎮と、リベラル色の濃い議員だったとされる。小池氏の党内での主導権を確保すると同時に、与党からの「野合」批判をかわすための政治的な選別だったことは否定できない。

 これでは前原氏の説明は何だったのかということになる。ただし、政党である以上、理念や原則の一致がやはり必要だ。「反安倍」が党是となるわけではないのだ。

 民進党がそのまま合流した場合、希望の党もその矛盾を抱え込むおそれがあったのは事実だ。再編の過程における分裂はやむを得ない。

 枝野氏に同調する民進党左派系は改憲に慎重で、所得の再分配を重視する傾向が強い。中道・リベラルの政党がなくなれば、そうした勢力を支持する民意の受け皿がなくなり、行き場を失うおそれもあった。

 新党結成で、揺れた衆院選の構図もやっと固まる。民進党内には前原代表の責任を問う声も出ているが、混乱を早期に収拾し、両党とも公約の肉づけに集中すべきだ。


  社説:衆院選 民進党分裂 政策を軽んじた末に
2017年10月3日 朝日新聞
 
 政権交代可能な政治の一翼をめざしてきた野党第1党が、これほどたやすく崩壊するとは。驚き、嘆く人も多かろう。

 民進党の枝野幸男氏が「立憲民主党」結成を表明した。小池百合子・東京都知事の「希望の党」に合流しない前議員らの受け皿として衆院選に臨む。

 枝野氏は民進党の理念・政策を引き継ぎ、安倍政権の暴走に歯止めをかけるため「幅広い市民と連携していく」と述べた。

 一方の希望の党は、大阪が地盤の日本維新の会と候補者のすみ分けで合意した。

 安倍首相の衆院解散表明から10日足らず。政治の光景は大きく様変わりし、自民・公明の連立与党、希望と維新、立憲民主や共産などの3極が競う衆院選の構図が見えてきた。

 ここ数年、野党と市民がすすめてきた共闘の流れは立憲民主党が引き継ぐ見通しだ。だが、結果として自公との「1対1」の対決構図をつくるという目標は果たせそうにない。

 混迷の発端は、首相の「大義なき解散」だった。野党の選挙準備が整わない隙を突き、「今なら勝てる」と踏み切った。

 だが民進党の対応にも、大義があるとは言えない。

 民進党の前原誠司代表は「名を捨てて実を取る」と公認予定者全員での合流を前提に党内の合意を取り付けたが、小池氏から「全員を受け入れることはさらさらない」「排除いたします」とあっさり拒まれた。

 公党の合流について、党首同士がこれほど食い違うこと自体が信じられない。前原氏の責任は極めて重い。

 さらに理解できないのは、民進党の前議員たちの態度だ。希望の公認を求めて、希望が示す政策に唯々諾々と従うのか。

 党を挙げて違憲だと訴えてきた安全保障関連法について、希望は容認を迫る構えだ。

 消費税に関しても、前原氏は「増税の増収分を教育無償化などにあてる」と主張し、9月の代表選で勝った。「消費増税凍結」を掲げる希望とは違う。

 一連の経緯や軽々しい政策の扱いを見れば、選挙での生き残りを優先した前議員たちの思惑だけが目立った。

 めざす政治を実現させるには選挙で勝たねばならない。そんな思いもあるだろう。だが理念や政策を捨て去れば、それは「権力ゲーム」でしかない。

 民進党の崩壊は、ここ20年来、「政権交代可能な政治」をめざしてきた政治改革の歩みを振り出しに戻しかねない。

 その先にあるのは政党政治の危機である。


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10月2日(月)のつぶやき

2017-10-03 02:00:07 | 花/美しいもの
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