みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

くらしナビ・ライフスタイル 出生届、残る婚外子差別/山芋のむかごとポロタン栗

2017-10-29 21:42:26 | ほん/新聞/ニュース
ともちゃんが畑から山芋のむかごを
ザルいっぱいとってきてくれました。

まずはきれいに洗って乾かして、
大粒から小粒まで大きさ別に選別しました。

大きめのむかごは煮物に、小さいむかごはむかごごはんにするつもり。
ちょっと形が悪いのは、炒め煮にしてから、
  
八丁味噌とハチミツで味付けしました。

このまま食べても鉾鉾しておいしいのですが、
おつまみにピッタシ、ですね。

先月に順次収穫して、冷蔵庫の氷温室に寝かせておいた栗「ポロタン」。
ひと月ほど置いておくと、でんぷんが糖分に変わって甘くなります。

そろそろ食べごろかと思って、栗に切れ目を入れて、
電子レンジで3分ほど加熱しました。

「ポロタン」の名のとおり、鬼皮がきれいに剥けました。
ひと月待ったかいがあって、とっても甘くなっていました。

電子レンジ専用の磁性鍋でも蒸し栗を作ってみました。
  
電子レンジでチンしただけよりも、

ふっくらホクホクした蒸し栗ができあがりました。

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後半は、紹介したいと思って下書きに入れておいた、
26日の毎日新聞くらしナビ・ライフスタイルの「 出生届、残る婚外子差別」。
いまもつづく婚外子差別をなくすという視点で、鋭く切り込む良い記事です。

  くらしナビ・ライフスタイル 出生届、残る婚外子差別
毎日新聞 2017年10月26日

 法律婚の男女の間に生まれた子どもか否かで、「嫡出」「非嫡出」と区別する出生届や、出生届を基に作られた戸籍の続き柄。婚外子の法定相続分を婚内子の半分とする民法の規定が廃止された今、不要で、婚外子差別を残すことにもなるとして廃止を求める動きが広がっている。

 ●「続き柄の廃止を」
 全国の自治体の戸籍や住民票の実務担当者にあたる自治体職員らで作る全国連合戸籍住民基本台帳事務協議会(全連)は26、27日、東京都千代田区で総会を開き、都道府県協議会からの要望の一つとして、出生届と戸籍の続き柄の廃止について話し合う。採択されれば法務省や総務省に届ける予定だ。

 要望は、戸籍法の規定の一部を削除・改正し、(1)出生届は「嫡出子」か「嫡出でない子」の別を記載する欄を無くす(2)戸籍は、実父母または養父母との続き柄をなくす代わり、性別欄を設ける--と求めている。神奈川県の藤沢市と鎌倉市が、市議会で婚外子差別撤廃のための請願を採択したのを受け、県の事務協議会での協議を経て提案することになった。

 最高裁は2013年9月4日、婚外子の法定相続分を嫡出子の2分の1とする民法の規定は違憲と決定、同年12月に改正法が成立した。出生届に嫡出子か否か区別する記載については、同年9月26日に最高裁が合憲とする一方で、区別する記載の義務づけは「不可欠とまではいえない」との判断を示した。法務省は記載について定めた戸籍法49条の見直しを検討したが、自民党の反対で見送られた。

 全連総会でも、15年に記載欄廃止を求める東京都武蔵野市の提案が採択されたが、法務省は「戸籍事務の便宜に資するものと考えられることから要望には応じがたい」と回答し、今に至っている。

 ●無知や偏見根強く
 戸籍の続き柄はかつて、婚外子は「男」「女」と記載されたが、04年11月から嫡出子と同様に「長男」「長女」と記載できるようになり、改正前に届けられた分も、本人か母親が「更正」「再製」の手続きをとれば戸籍を作り直すことができる。だが、十分知られておらず、差別が残るために申し出ること自体をためらっている可能性もある。

 自身も事実婚で、民間団体「なくそう戸籍と婚外子差別・交流会」を作り、地方議会への陳情や法務省への要請を続けてきた武蔵野市の田中須美子さん(70)は、「相続差別の規定が廃止され、差別は終わったという人も多いが、そうではない」と訴える。

 東京都の女性(64)は、パートナーの男性と婚姻届を出さず事実婚で娘(37)を産んだ。昨年11月、娘が本籍のある世田谷区の出張所へ戸籍謄本をとりに行き、職員の対応で婚外子への配慮や知識の無さを感じたと知らせてきた。

 戸籍は母親である女性が筆頭者となっている。男性と話し合い認知の届けはしなかったので、戸籍には女性と娘の名前しか無い。

 娘は本人確認用の証明書として健康保険証しか持参しなかったため、職員が戸籍の記載事項を娘に聞いて本人確認をすることになったが、職員は「母親が戸籍筆頭者のわけがない」「離婚しても父親の名前は残る」と言い、戸籍にない父親の名前を申請書に書くよう再三促し、娘の説明を聞こうとしなかった。打ち出された戸籍謄本を別の職員から受け取ると、わびることもなく「こういう戸籍もあるのね」と言ったという。娘は「自分は平気だが、父親を知らずに育った婚外子もいる。(こんな対応をされたら)とても傷つく」と怒っていた。

 女性は今年1月と2月、交流会として区を訪ね、対応の見直しを求めた。世田谷区住民記録・戸籍課は、職員のそうした発言はなかったと否定、父親の名前を聞く行為は必要であり、法務省の通達にも「父母その他の親族等の氏名等」とあると主張した。女性は「父の名前ではなく他の事項を聞く方法もある。婚外子への配慮や知識があれば、違う言動になっていたはずだ」と嘆く。

 この女性は、パートナーと同居の準備を始めたとき、他人から当然のように相手の姓で呼ばれ違和感を覚え事実婚を選んだ。それまで娘からは、婚外子を理由にいじめや差別にあったと聞いたことはないが、「こうした問題に敏感であるべき部署の職員でも気づかないのだから、記載欄は無くした方が良い」と話す。

 ●地方議会にも変化
 田中さんも、電話相談など交流会の活動を通して「結婚せず産むのが悪い」「(婚外子の権利を守って)不倫を助長するのか」と差別的な言葉に苦しむ声を聞いてきた。「就職で戸籍の写しが使われる機会はまだ多い。偏見も残るなかで、戸籍が差別を生み出す働きをしかねない。区別が必要な理由とされていた法定相続分の差が無い以上、婚外子とわかる表記は廃止すべきだ」と話す。陳情で訪れる地方議会でも、ここ数年で理解が広まり、婚外子差別撤廃のための戸籍法の改正を求める意見書や陳情を採択する議会も増えた。「戸籍の記載が無くなれば、社会の意識はさらに変わる」と期待している。【大和田香織】


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10月28日(土)のつぶやき

2017-10-29 01:59:44 | 花/美しいもの
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