みどりの一期一会

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安倍・玉城会談 「真摯」の言葉に誠実に/政権と沖縄 対話なしに展望はない /クリスマスローズ、赤、白、ピンクの花ざかり

2019-03-02 21:44:48 | ほん/新聞/ニュース
3月になっていろんな種類のクリスマスローズが、
あちこちで咲いています。
クリスマスローズはこぼれ種でも生えますが、
株ごとに花色が違っておもしろいいです。

ダブルローズ 赤


  

  
混合



白花シングル




  
ピンクシングル


    



  





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  社説:安倍・玉城会談 「真摯」の言葉に誠実に 
2019年3月2日 中日新聞

 沖縄県民投票で四十三万もの反対票が出たにもかかわらず、安倍晋三首相は玉城デニー知事に辺野古新基地建設の続行を伝えた。危険な普天間飛行場の返還は、米国を交えて協議し直してはどうか。
 首相はきのう、県民投票結果を通知し辺野古埋め立ての中止を要請した玉城氏に対し「真摯(しんし)に受け止める」としつつ、普天間の危険性除去のため移設は「もはや先送りができない」と説明した。またかとため息が出る。県民投票で示された七割の民意を前に、相変わらず誠実でない。
 普天間の閉鎖・返還は県民共通の願いだ。県議会は全会一致で何度も決議している。その上で県民は、辺野古移設は認められないと意思表明した。「普天間か辺野古か」の二者択一ではない。普天間も辺野古も要らないのである。
 投票結果を重んじる民主主義国なら埋め立てをやめ、移設を前提としない普天間返還の道を探るべきではないか。過剰な基地負担を押しつけてきた沖縄に「対案を示せ」と言うのは筋違いも甚だしい。
 一九九六年の普天間返還合意に立ち返れば、代替施設確保は海兵隊ヘリ部隊を米空軍嘉手納基地など既存の米軍基地内に移す案から始まった。米側による冷戦終結後の海兵隊の見直し作業では、在沖海兵隊のカリフォルニア移転も検討された経過があるという。
 大局的な米軍再編計画の中で、新たな地元負担なしの普天間返還の方策は必ずあるはずだ。
 米政府は表向き、県民投票後も辺野古移設が「唯一の解決策」(ハガティ駐日大使)と、日本政府に同調している。背景には、沖縄の反発は日本の「内政問題」であり、米側から日米合意を崩す必要はないとの判断があろう。日本政府が辺野古移設を進める限り、建設費も部隊駐留経費も負担してくれるとの思惑も透ける。
 この際は米国も基地を使う当事者として沖縄の民意に向き合ってほしい。その点、玉城氏が提案した日米両政府と沖縄の三者協議が実現すれば解決策を見いだすきっかけになるだろう。まず日米両政府が県民の声に耳を傾ける場を設けることに意義がある。
 トランプ大統領は海外駐留米軍の縮小に前向きで首相と個人的な信頼関係もあるという。その関係をこの局面でこそ生かせないか。
 政府が工事を強行する新基地は実現性も効力も見通せない。高速増殖原型炉のもんじゅ計画などのように「走り始めたら止められない」事業とすべきではない。 


  (社説)政権と沖縄 対話なしに展望はない 

 県民に寄り添う。県民投票の結果を真摯(しんし)に受けとめる。その言葉が本心であるならば、行動で示して欲しい――。
 沖縄県の玉城デニー知事は、きのう安倍首相にそう迫った。
 当然の要請である。政府は辺野古の海の埋め立て工事をただちに中止して、県との話し合いに応じるべきだ。ましてや、今月下旬に予定している新たな海域への土砂投入など、到底認められるものではない。
 会談は、先日の県民投票の結果を伝えるために開かれた。あわせて知事は、二つの対話を呼びかけた。一つは、米軍普天間飛行場の地元が被っている負担の軽減策を話し合う会議(国、県、宜野湾市)の開催、もう一つは、在沖米軍基地の現況や今後について検証・協議する場(日米両政府と県)の新設だ。
 国際情勢の変化などに目をふさいで「辺野古移設が唯一の解決策」を繰り返し、結果として普天間の危険性も放置してきた政権に対し、問題解決に正面から取り組むよう促すものだ。
 しかし首相から前向きな発言はなく、逆に「普天間の状況を置き去りにするわけにはいかない」という言い方で、辺野古での工事を進める考えが改めて表明された。「寄り添う」「真摯に」といったきれいな言葉が、「本心」ではないことを示すものにほかならない。
 玉城知事が「対話」を重んじる背景には沖縄の歴史がある。
 第2次大戦で悲惨な地上戦を体験した沖縄は、戦後、米軍政下におかれ、本土に復帰しても過重な基地負担を強いられた。人権、自治を獲得するため、米軍や日本政府と闘うときの最大のよすがになったのは、言葉だった。強大な相手でも、対話を通じて物事を解決に導こうという価値観は、いまも県民に受け継がれているという。
 県民投票でもそのことが示された。実施のための署名集め活動の中心になった元山仁士郎さん(27)は、世代や地域、賛否をこえた話し合いの必要性を説いた。投票への不参加を一時表明した市長たちにも面会を求め、意見を交わし、曲折を経て、全県投票にこぎ着けた。
 朝日新聞の最近の取材に、玉城知事はこう語っている。
 「対話で互いの考え方を確認できる。隔たりのある問題だからこそ、どこに隔たりがあるのか、越えられない壁なのか、埋められない穴なのかを考え、そこを避けることができる」
 力でなく、対話によって解決の道を探る。いま政府に何より求められることであり、その姿勢なしに将来の展望はない。


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3月1日(金)のつぶやき

2019-03-02 02:02:05 | 花/美しいもの
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