みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

優生手術救済 被害者は納得できない/強制不妊手術の救済法案 被害者に響く内容なのか/味噌煮込みうどん

2019-03-15 23:02:16 | ほん/新聞/ニュース
日頃は減塩食をしているので、
久しぶりに家で味噌煮込みうどんを作りました。
  
うどん二人分で、味噌煮込みのたれは一人分。

たっぷりの鶏むね肉とお揚げをいれたので、
出汁が効いた、おいしい煮込みになりました。、

味噌煮込みうどんの汁が余ったので、
翌日は、それを使って牡蠣とホタテの海鮮味噌なべ。

牡蠣もホタテもお刺身にできるものを使ったので、
火を入れてもプリプリ。
牡蠣にはみそ味がよくあいます。

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ところで、
旧優生保護法のもとで障害者に強制的に不妊手術を施した問題で、
与野党の国会議員が被害者救済法案をまとめた。
とはいえ、
当事者である被害者の救済にはほど遠い内容である。

被害者はもちろん、新聞各社も批判する趣旨の内容の社説を出している。
その一部を紹介します。

   (社説)優生手術救済 被害者は納得できない 
2019年3月15日 朝日新聞

 被害者が思い描く救済にはほど遠い。強い反発が出ていることを、与野党ともに真剣に受け止めるべきだ。

 旧優生保護法に基づき障害者らに不妊手術が行われた問題で、与党と超党派のチームが被害者救済法案をまとめた。4月に議員立法で国会に法案を出し、短期間での成立と施行を目指すという。

 被害者からの請求を受け、有識者による審査会の判断を経て、1人当たり320万円の一時金を支給する。資料が整っていれば審査を省くなど柔軟に対応する。これが制度の骨格だ。

 記録が残っていない人や、旧法の規定外の手術を受けた人も含め、広く対象とした点は評価できる。ただ、被害者には障害のために手術を認識できていない例や、事情を知る関係者が既に他界した人も少なくない。請求を待つばかりでは、幅広い救済につながらない恐れが強い。

 法案には、国や自治体が手続きを周知し、相談や支援を行うことが盛り込まれたが、被害者への個別の通知が必要ではないか。プライバシーにも配慮した仕組みを工夫してほしい。

 一時金の金額は、優生手術を受けた人への補償を20年前に始めたスウェーデンを参考に、為替や物価の動向を考慮した。

 しかし被害者は今、昨年1月に提訴した宮城県の女性をはじめ、全国七つの地裁で最大3千万円余の国家賠償請求訴訟のさなかにある。その請求額と比べ、落胆と怒りが広がるのも無理はない。

 かつて強制隔離されたハンセン病元患者の場合は、裁判所が命じた賠償額をベースに、1人800万~1400万円を議員立法で補償した。今回、与党幹部らは「被害者が高齢でもあり、対応を急いだ」と説明するが、被害者側は「判決を控えているのになぜ」と不信を募らせている。

 「我々は、それぞれの立場において、真摯(しんし)に反省し、心から深くおわびする」

 「このような事態を二度と繰り返すことのないよう、共生社会の実現に向けて、努力を尽くす決意を新たにする」

 法案の前文にはこんな文言が書き込まれる。旧優生保護法が議員立法だったことを受けて、国会決議も検討されそうだ。

 「決意」の出発点は、被害者が納得できる補償だろう。人権を踏みにじる暴挙がなぜ旧法改正まで50年近くも続き、2万5千人もの被害者を出して、謝罪と補償への取り組みが遅れたのか。徹底検証も欠かせない。

 政治の本気度が問われる。 


 社説:強制不妊手術の救済法案 被害者に響く内容なのか 
毎日新聞2019年3月15日

 旧優生保護法によって障害者らに強制不妊手術が行われた問題で、与野党の国会議員が一時金320万円を支払うことなどを盛り込んだ救済法案をまとめた。

 現在20人の被害者が起こした国家賠償請求訴訟が各地の地裁で継続しており、判決前に救済法案をまとめるのは異例だ。被害の重大性や当事者の高齢化に配慮して救済を急いだ点は評価したい。

 ただ、一時金の額や謝罪の言葉などをめぐり被害者側の要求との隔たりは大きい。与野党議員は4月に法案を今国会に提出する予定だが、もっと被害者が納得できる案へと修正すべきだ。

 救済法案で一時金を320万円としたのは、スウェーデンが1990年代に強制不妊手術の救済で支給した額を参考にしたためという。

 物価も時代も違う外国の例に基づいた積算根拠にどれだけ合理性があるだろうか。各地の訴訟で原告が求めている賠償金は1000万円以上だ。一般の交通事故で生殖能力を失う後遺症がある場合の慰謝料の基準も1000万円という。

 国の隔離政策で不当な差別や偏見を受けたハンセン病の元患者らに支払われた補償金の400万~1400万円と比べても低すぎる。

 法案には「我々は、それぞれの立場において、真摯(しんし)に反省し、心から深くおわびする」と明記する。だが、被害者側は「我々」「それぞれの立場」という表現ではなく、「国」がおわびの主体であることを明記すべきだと主張する。

 旧優生保護法は48年に議員立法で制定され、国会では不妊手術を徹底するよう議員から繰り返し質問や要請が行われた。厚生省(当時)は自治体に手術を徹底するよう何度も通知を出した。

 国会や行政の主導で強制不妊手術を推し進めた経緯を考えると、国の責任があいまいな「おわび」には誠実さが感じられない。

 不妊手術が行われてから長い年月が過ぎている。手術記録や同意の有無にかかわらず、幅広く一時金を支給することにしたのは当然だろう。

 名前が判明している被害者は一部に過ぎない。できるだけ多くの被害者を救済するにはどうすればいいかも考えないといけない。


 社説:優生手術救済 被害者置き去りは駄目だ
2019.3.16 河北新報

 与野党が主導する形で動いたのはいいとしても、内容は不十分で被害者の納得は得られそうにない。確かな救済につなげるために、各党は法案を修正した上で国会に出すべきだ。

 旧優生保護法の下で障害者らに不妊手術が行われた問題で自民・公明の合同ワーキングチーム(WT)と野党を含む超党派議員連盟が救済法案をまとめた。4月初旬に共同で国会に提出し、月内の成立、施行を目指すという。

 優生手術を巡っては全国の7地裁に計20人の被害者が国家賠償請求訴訟を起こしている。国の行為による被害の救済策は、判決が出てからまとめるのが普通のやり方だ。判決の前に与野党が立場を超えて法案取りまとめを進めたこと自体は評価できる。

 問題は中身だ。盛り込まれた救済策は腰が引けている。

 第一に、誰が被害者に謝罪するかの問題だ。法案には「われわれは、それぞれの立場において、真摯(しんし)に反省し、心から深くおわびする」とある。「われわれ」は誰なのか、はっきりしない。

 被害者はかねて国による謝罪を求めている。手術が議員立法に基づき行政主導で進められた経緯を踏まえれば、国の謝罪を求めるのはもっともだ。

 与党WT座長の田村憲久自民党政調会長代理は「『われわれ』の中には国会と政府が色濃く入っている」と言う。ならばはっきり「国と国会」と書くべきだ。

 第二に補償の金額だ。同様の手術を国民に対して行ったスウェーデンの例を参考に、320万円の一時金を支給する。

 スウェーデンの補償は20年ほど前のことだった。他国の過去の例を今に適用するのは無理がある。

 強制的に手術を施され、子どもを持てない体にされた苦しみは、金で償うことはできない。それでも、政府と国会の誠意を感じてもらえる金額にすることは必要だ。被害者は裁判で1千万円以上の賠償を求めている。

 法案にはほかに、▽旧法の違憲性に触れていない▽被害の認定機関が厚生労働省に置かれ、第三者機関になっていない▽5年の期限がある―といった問題がある。このまま法案の提出、採決と進むようでは、国会は被害者を改めて裏切ることになる。

 早ければ5月にも仙台地裁で最初の判決が出る見通しだ。判決が旧法の違憲性を認め、賠償でも被害者に応えることも考えられる。与野党は裁判の行方を見守りながら法案見直しを進めるべきだ。
(3月16日) 


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在宅避難、乗り切る「食」を 日赤とレシピ会社が共同でサイト「Sonaeru Gohan(備えるごはん)」/赤白桃のボクハン椿「白芯卜半」「紅卜半」「桃色卜半」、「玉之浦」も咲いた

2019-03-15 21:06:39 | ほん/新聞/ニュース
遅咲きの赤白桃のボクハン椿が咲きました。
赤白桃と三色がそろって咲いています。
芯が白い白芯卜半(ハクシンボクハン)

赤一色の紅卜半(ベニボクハン)

芯がピンクの桃色卜半(モモイロボクハン)。


"幻の椿"ともいわれる長崎県五島原産のツバキ「玉之浦」。
  
ヤブツバキの一種で赤い花弁の縁を白い縁取りで包まれた
清楚な一重の花をつけるツバキです。

 ★玉之浦つばき
ヤブ椿の突然変異種であり、濃紅地に白覆輪のコントラストが美しい五島の名花「玉之浦」


五島が生んだ銘花中の銘花。「玉之浦」は、玉之浦町、岐宿町をまたぐ、父ヶ岳と七ツ岳の山の中腹で発見された。終戦2年後の昭和22年、炭焼きで生計を立てていた岐宿町二本楠の故有川作五郎氏が山中で偶然見つけたものである。その後、昭和48年 長崎市で開催された全国椿展で、元の玉之浦町長 故藤田友一氏により発表され、広く知られることとなった。

赤い花の周囲に綺麗な白の覆輪をまとった可憐な花姿。その珍しさは、国内はもとより、海外でも高い人気を得ている。アメリカに本部を置く国際ツバキ協会が発行する世界ツバキ名鑑では、玉之浦の図版が巻頭を飾り紹介されたこともある。現在、玉之浦との掛け合わせにより作られたツバキが世界各地にあり、その数は、数十種類にも上るといわれる。五島椿「玉之浦」は、もはや国際的な世界の「玉之浦」なのである。

この椿は、突然変異でできた品種と言われており、結実した種から育てても元の真っ赤なヤブツバキに戻ってしまう。このため、挿し木、接ぎ木によることでしか玉之浦椿は育たないといわれる。五島はおろか、世界でも唯一発見されているものであり、その原木が残っていれば貴重な五島の財産だったはずである。原木の玉之浦は、発見後、その珍しさが徒(あだ)となって、何人かの盗掘、伐採により枯死してしまっており、今はもうない。現在は、椿愛好家を中心に、受け継がれている玉之浦椿。その歴史をたどると、痛ましい過去をも背負っていることが窺える。

椿の花言葉
「赤」は高潔な理性、気取らない美しさ

「白」は申し分のない愛らしさ、可憐を意味する。

五島の銘花 玉之浦 世界に冠たる椿である。


ムラサキハナナも咲き始めています。


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  在宅避難、乗り切る「食」を 日赤とレシピ会社が共同でサイト
2019年3月15日 中日新聞

 地震や台風などの災害が起きたとき、大きな問題となるのが「食」。日赤と、料理レシピの動画サイト運営会社dely(デリー)は一日、共同で避難食の作り方を紹介するインターネットのサイトを開設した。避難所ではなく、自宅に居続ける「在宅避難」を想定し、発生直後や数日後など状況に合わせたレシピを掲載。食の備えの大切さや避難時の心構えなどをあらためて見直したい。

 動画サイト「Sonaeru Gohan(備えるごはん)」を開くと、出てくるのは八種類のレシピ。「災害発生直後」「数日後」「日ごろの備え」と状況ごとに分けられている。動画に加え、文章でも材料やこつ、調理時間の目安が示されていて分かりやすい。

 緊張や不安で食事が取れない可能性がある災害発生直後。紹介されているのは水と砂糖、塩などで作る経口補水液と、停電の時でもカセットこんろとフライパンがあればできるご飯の炊き方。混乱していると、忘れがちなのが水分補給。補水液は脱水の恐れがある夏場は特に有効だ。

 気持ちは落ち着きを取り戻しつつも、インフラなどがなかなか元に戻らず、ストレスがたまりがちな発生数日後のお勧めとして挙げているのは、カレーにゅうめんとすいとん汁、おかず代わりに食べられる豆類入りのミートソース。いずれも体が温まり、食べるとほっとするメニューだ。

 すいとんは、調理器具が少なくて済むよう、ポリ袋の中で薄力粉と調味料、水を混ぜて作る。カレーにゅうめんと豆のミートソースはレトルト食品を利用。にゅうめんは、そうめんをゆでているお湯に、レトルトカレーを入れ、めんつゆを足してかき混ぜれば出来上がりだ。ミートソースは、レトルトのソースとミックスビーンズを混ぜるだけ。豆類でタンパク質や食物繊維などの栄養が補える。

 日ごろの備えも大事だ。サイトでは水分を加えるだけで食べられるアルファ化米や缶詰パンといった備蓄用の食品を使ったレシピを紹介。普段から料理で使い、食べた分だけ補充すれば消費期限切れの心配がない。

 サイトは、東日本大震災を機に、三年前に始まった日赤の防災・減災プロジェクト「私たちは、忘れない。」の一環。東日本大震災後も頻発する災害に備えてもらおうと企画した。インターネット環境が整わず、避難時に見られない可能性もあるので、日赤は「普段から見て備えて」と促す。

 サイトでは昨夏の西日本豪雨で被災した広島県の六十代女性のエピソードも紹介。女性は、近所の人と食材や調理器具を持ち寄り、おにぎりやポテトサラダ、煮物などを作った体験を基に、「食べることが何よりの楽しみだった」と、食の大事さを語っている。

 担当の日赤広報室の山田祐一さん(42)は「今後想定される南海トラフ地震などの際にも、在宅避難は避けられない。災害への意識を高めてもらえれば」と話した。

 サイトは来年三月まで見ることができる。詳細は「備えるごはん」で検索。
 (花井康子) 


 「Sonaeru Gohan(備えるごはん)」(日本赤十字社) 

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3月14日(木)のつぶやき

2019-03-15 02:02:15 | 花/美しいもの
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