みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

代表質問終わる 不遜な首相の答弁態度/国会代表質問 信頼回復には程遠い/姫リュウキンカと菜花が咲いています

2020-01-25 22:28:15 | ほん/新聞/ニュース
午後からさやちゃんとゆずちゃんが遊びに来ました。
最近は、二人仲よく手をつないで、畑を通って歩いてきます。
いっしょに庭を歩いていたら、黄色のピカピカ光る花を見つけました。
ヒメリュウキンカ(姫立金花)です。

2月~4月の早春に咲くキンポウゲ科の花ですが、
まだ1月なのに、もう咲いています。
早いですね。

日本蜜蜂の前に植えた菜花も咲いています。

たねなしキンカン「ちびまる」は、今年はまだ
霜よけのポリの屋根をかけていないのですが、
葉も実も凍みずに元気です。

寺町畑の野菜が届いたので、

ひさしぶりに黒豚の豚汁を作りました。

コクがあって、あったまります。


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後半は、
国会での安倍首相の施政方針演説と代表者質問のこと。
ひとをバカにしたような安倍首相の答弁に、
批判が集中しています。
「権力は腐敗する。絶対的権力は絶対的に腐敗する」。

   社説:代表質問終わる 不遜な首相の答弁態度 
2020年1月25日 中日新聞

 安倍晋三首相の施政方針演説に対する各党代表質問が終わった。首相の答弁は、都合の悪いことには口をつぐみ、説明に努めようという姿勢は見られない。国民の代表である国会への冒涜(ぼうとく)である。
 二〇一二年発足の第二次内閣以降、七年以上にわたる長期政権の驕(おご)りは極まったと言わざるを得ない。きのう終わった各党代表質問に対する首相の答弁である。
 野党側は、「桜を見る会」の問題や、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)に絡み現職の秋元司衆院議員が逮捕された汚職事件、公職選挙法に違反する可能性がある「政治とカネ」の問題で二閣僚が相次いで辞任したことなどを追及した。
 首相は代表質問前に「堂々と政策論争を行いたい」と語っていたが、政権が行政に関する正しい情報を国会に開示して、疑問に誠実に答えるか否かは、議会制民主主義の根幹に関わる重大な問題だ。
 首相が施政方針で、桜の「さ」の字も、カジノの「か」の字も触れなかった以上、野党側が厳しく追及するのは当然である。
 しかし、首相の答弁は木で鼻をくくったかのようなものだった。
 立憲民主党の枝野幸男代表は、首相が桜を見る会に地元支援者らを多数招待したことが公選法違反に当たるのでは、とただしたが、首相は招待客は内閣府や内閣官房が決めるので公選法違反との「指摘は当たらない」と突っぱねた。
 枝野氏が昨年の招待者名簿の再調査と開示を求めても、首相はすでに廃棄済みとして拒否。廃棄した証拠となる履歴(ログ)の開示要求にはシステムに不正侵入される可能性を理由に拒んだ。
 その答弁姿勢からは、事実を調査し、国民の疑念を晴らそうとする姿勢はまったく感じられない。
 IR汚職に関しても同様だ。
 国民民主党の玉木雄一郎代表がIR事業の凍結を求めたが、首相は逮捕された秋元氏を副大臣に任命した責任は認めつつも、捜査中を理由に詳細なコメントを拒み、引き続きIR事業を推進する考えを強調した。
 与党公明党の斉藤鉄夫幹事長は「長期政権の緩みや驕りを排し、謙虚さと誠実さを持って政権運営に当たり、国民の信頼回復に努めるべきだ」と指摘したが、首相は答弁で触れようとしなかった。
 国民の批判や疑念と誠実に向き合わないのは長期政権の弊害そのものだ。週明けから始まる国会の予算委員会で、引き続き厳しく追及されるべき課題である。


 社説:国会代表質問 信頼回復には程遠い
2020年1月23日 朝日新聞

 安倍首相の施政方針演説に対する各党の代表質問が始まった。演説で素通りした数々の不祥事への答弁が注目されたが、首相は従来の説明の繰り返しに終始した。これではとても信頼回復にはつながらない。
 立憲民主党の枝野幸男代表は冒頭、「利権・私物化・隠蔽(いんぺい)」という「安倍政権の体質」をただすとして、桜を見る会、カジノ汚職、辞任2閣僚の公職選挙法違反疑惑を取り上げた。
 桜を見る会では、地元の支持者を大勢招待し、無料で飲食を提供するのは買収と同じだと指摘。首相は「招待者は最終的に内閣官房、内閣府でとりまとめている」ので公選法には違反しないと反論、後援会主催の前夜祭にも問題はないと主張した。
 しかし、自ら積極的に疑念を晴らそうという様子は全くうかがえない。前夜祭の明細書は、ホテル側が「営業の秘密」を理由に拒んでいるとして公開に応じず、廃棄済みとされる昨年の招待者名簿の再調査も、指示する考えはないと言い切った。
 この問題では、保存期間が過ぎ、廃棄したと説明してきた過去の関連資料が最近、見つかっている。昨年の名簿が何らかの形で残っている可能性は否定できないはずだ。首相は名簿の電子データの廃棄時期がわかるコンピューターの履歴の確認も「不正侵入を助長する恐れがある」として拒否した。
 首相の後ろ向きな姿勢は、他の二つの問題も同様だ。自らが副大臣に任命した秋元司衆院議員の逮捕を「重く受け止める」と言いながら、「IR(統合型リゾート)はカジノだけでなく、家族で楽しめるエンターテインメント施設」だとして推進方針を維持。いまだ疑惑についてきちんと説明していない辞任2閣僚に対しても、「一人一人の政治家が自ら襟を正すべきだ」と本人任せ。任命権者として無責任極まる。
 一連の疑惑の追及の後で、枝野氏は党の「政権ビジョン」を示し、安倍政権の経済政策や社会保障、エネルギー政策などへの対案をぶつけた。自己責任論や「小さすぎて無責任な政府」から脱却し、分配のあり方を変えようという構想だ。
 きのう質問に立った国民民主党の玉木雄一郎代表も、女性や子ども、若者、環境に特化した政策の必要性を訴えた。いずれも、次の総選挙を見据え、安倍政権との対立軸を明確にしようという試みだろう。
 両党は昨年来の合流交渉がまとまらず、当面は別々の党のまま国会の統一会派として連携することになった。あつれきを引きずることなく、結束して政権に対峙(たいじ)し、民主主義を立て直す役割を忘れてはならない。


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