みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

予算委員会 不誠実な答弁いつまで/首相の答弁 疑念晴らす気あるのか/紅色の八重椿が開花 

2020-01-30 21:34:35 | ほん/新聞/ニュース
紅色の八重椿が開花しました。
やはり例年よりずいぶん早いですね。

クリスマスローズも花盛り。

花をびっしりつける「マホニア・チャリティー」。

ヒイラギナンテンと台湾原産のマホニア・ロマリフォーリアを掛け合わせた品種で、
マホニアのなかでは、いちばんボリュームのある太い花穂です。

茎ブロッコリーの頂果の花芽も大きくなっていました。

頂果とわき芽、他のなばなも摘み採ってきました。


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後半は、
見るのも聞くのもイヤになる安倍首相の答弁。
ウソツキは、政治家としても、人間としても失格、です。

  社説:予算委員会 不誠実な答弁いつまで 
2020年1月29日 中日新聞

 衆院予算委員会で二日間にわたる質疑が終わった。安倍晋三首相は野党の質問に正面から答えようとはせず、自らを正当化したり、要求を突っぱねたりした。不誠実な答弁をいつまで続けるのか。
 首相は先週、衆参両院での各党代表質問に対する答弁で、自らに都合の悪いことには口をつぐみ、説明に努めようとしなかった。代表質問に続く一問一答形式の衆院予算委員会でも、こうした不誠実な態度を続けたことは見過ごせない。
 首相は「堂々と政策論争を行いたい」と語り、疑惑追及に注力する野党を批判する。
 国権の最高機関であり、唯一の立法府である国会が政策論争の主要な舞台であることは確かだが、政権がうそをついたり、隠しごとをせず、正しい情報を国民の代表である国会に示すことが前提だ。
 政権が情報を隠蔽(いんぺい)したり、情報に誤りがあれば、正しい審議や議決ができない。政権監視や国政の調査も、国会の重要な権能だ。
 首相が堂々と政策論争をしたいのであれば、国民の疑問に答え、疑惑を一刻でも早く払拭(ふっしょく)することが先決だが、首相にそのつもりは毛頭ないようである。
 「桜を見る会」の問題は、首相が地元支援者らを多数招待し、公職選挙法違反の便宜供与の可能性が指摘される重大事案だ。安倍政権の正統性にも関わる。
 首相は、招待者が膨れ上がったのは「長年の慣行の結果」で、問題は招待基準が曖昧だったことだと強調。旧民主党政権の鳩山由紀夫首相時代の二〇一〇年にも地元支援者らが招待されていたとして自らを正当化しようとした。
 しかし、一万八千人超にまで出席者が膨張したのは一二年の自民党の政権復帰以降であることは明白だ。招待者名簿の取り扱いについても菅義偉官房長官は、旧民主党政権時代を含めて文書管理簿に記載しない公文書管理法違反があったと指摘したが、旧民主党の例を挙げ、自らの振る舞いを正当化するのは明らかに筋違いである。
 首相の不誠実な答弁は、現職衆院議員が逮捕された「カジノ汚職」、公選法違反の可能性が指摘され、二閣僚が相次いで辞任した「政治とカネ」の問題でも同様だ。国民の疑念に答えようとする姿勢はみじんも感じられない。
 与野党論戦の舞台は、きょうから参院予算委に移る。首相は不誠実な答弁をいつまで続けるのか。自らの不遜な態度が、議会制民主主義の基盤を崩していることに、そろそろ気付くべきである。 


  (社説)首相の答弁 疑念晴らす気あるのか
2020年1月28日  朝日新聞

 野党の質問に正面から答えず、用意した紙を読み上げる。角度を変えた問いかけにも、同じ説明をひたすら繰り返す。これでは、政権に寄せられた数々の疑念を本気で晴らすつもりがあるのか、疑わしい。

 予算委員会での論戦がきのう衆院で始まった。先週の衆参両院の代表質問は、質問1回答弁1回の一方通行のため、安倍首相のはぐらかしや紋切り型の答弁が際立った。しかし、一問一答形式の予算委に移っても、首相の姿勢は相変わらずで、野党統一会派の5人が取り上げた、三つの疑惑をめぐる議論は一向にかみ合わなかった。

 桜を見る会については、後援会関係者の招待が増えたのは「長年の慣行の結果」、前夜祭の明細書はホテルの意向で出せない、名簿の電子データを廃棄したコンピューターの履歴の確認は必要ない――。納得のいく証拠が示されなければ、言い分をうのみにはできない。

 カジノ汚職を受け、統合型リゾート(IR)誘致をめざす自治体への業者の働きかけを調べるべきだという提案にも、選定手続きが始まっておらず、「この段階で調査はできない」。公職選挙法違反疑惑で辞任した2閣僚が説明責任を果たしているか問われても、「国民が判断すべきもの」として、自らの評価を示すことから逃げ続けた。

 きのうは自民党の河井案里参院議員の陣営が昨年夏の参院選で、党本部から1億5千万円を受け取っていた問題も俎上(そじょう)にのぼった。確かに政治資金規正法上、政党本部から政党支部への寄付に上限はない。だが、同じ広島選挙区で自民党が公認したもう1人の現職側への資金は10分の1の1500万円だった。

 首相は「政治資金の運用は党本部に任せている」として、自らの判断を否定したが、近しい人物を優遇するという首相の公平性に対する疑念は、森友・加計問題にも通じるものだ。

 先週の衆院本会議での自民党席からと見られる心ないヤジについての答弁もひとごとだった。国民民主党の玉木雄一郎代表が選択的夫婦別姓の実現を求めた質問の際、「それなら結婚しなくていい」とのヤジが飛んだ。野党は自民党の杉田水脈(みお)衆院議員の発言とみて、自民党に確認を求めている。

 首相は「院内の不規則発言についてコメントする立場にない」「国会対策委員長に対応を任せている」と述べたが、その森山裕国対委員長は「(杉田氏に)問い合わせる予定はない」という。野党の批判をやり過ごし、うやむやに終わらせようというのだろう。この政権の下で繰り返されてきた手法を許してはならない。


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