みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

菅内閣の支持率41.3%、前回から9.0ポイント急落 不支持率は42.8% 世論調査 /4都県に緊急事態宣言 沈静化まで対策の徹底を//

2021-01-11 22:18:43 | ほん/新聞/ニュース
スロージューサー二日目。
大根とビートとキャベツの外葉でジュースを作りました。

赤色がきれいでおいしそう。
パートナーに飲んでもらったら、味もよいそうです。

大量の搾りかすをどうしようかと思案して、
鶏むね肉のミンチを入れて炒めて、

そこに豆腐も入れて、マーボー豆腐を作りました。

出来上がったマーボー豆腐は、
搾りかすでつくったという違和感もなく、
いろんな野菜のうま味が出て、めちゃおいしかったです。

これからも、カレーやシチューだけでないメニューで、
毎日出る野菜の搾りかす料理を工夫しましょう。

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ところで、
菅内閣の支持率が、12月からさらに下がりました。
新型コロナ対策は後手後手で感染も拡大しているので、
当然といえば当然です。

  菅内閣の支持率41.3%、前回から9.0ポイント急落 不支持率は42.8% 世論調査 
2011.1.10 東京新聞

 共同通信社が9、10両日に実施した全国電話世論調査によると、菅内閣の支持率は41・3%だった。12・7ポイント急落した前回昨年12月から、さらに9・0ポイントの続落となった。今回の不支持率は42・8%で、政権発足から約4カ月で不支持と支持が拮抗した。新型コロナウイルス感染拡大で1都3県に再発令した緊急事態宣言のタイミングは「遅過ぎた」との回答が79・2%に上った。政府のコロナ対応を「評価しない」が68・3%だった。
 営業時間の短縮要請に応じた飲食店に協力金を給付する一方、要請に従わない場合には罰則を科すとの菅義偉首相の方針に絡み、罰則導入に反対が48・7%で、賛成の42・7%を上回った。緊急事態宣言の対象地域について「他の都市圏も含めるべきだ」との回答が39・8%で、「全国を対象にするべきだ」の37・7%を合わせると77・5%が対象地域の拡大が必要だとした。
 「桜を見る会」前日の夕食会費用補てん問題について、これまでの国会答弁を訂正し謝罪した一方で、ホテルが発行した明細書の提示を拒否した安倍晋三前首相の対応は「不十分だ」との回答が78・1%に上った。
 東京五輪・パラリンピックの今年夏の開催は「中止するべき」が35・3%で、「再延期するべき」の44・8%を含めると80・1%が見直しを求めた。(共同)  


  社説:4都県に緊急事態宣言 沈静化まで対策の徹底を. 
毎日新聞2021年1月8日

 東京都と神奈川、埼玉、千葉3県を対象に緊急事態宣言の再発令を決めた。期間は来月7日までの1カ月間だ。
 東京都の1日当たりの感染者数はきのう2400人を超えた。遅すぎる発令で、この間の対策が後手に回った責任は重い。
 宣言の対象を1都3県に限った判断には疑問が残る。愛知県や大阪府などでも感染者数は高止まりしており、対象に含めるよう求めている知事もいる。政府は速やかに対応すべきだ。
 宣言に伴う対策は、飲食店などへの営業時間短縮要請の強化が柱となる。要請に従わない場合は知事がより強い「指示」を出すことができ、店名の公表も可能になる。人と人との接触を減らすため、企業にテレワーク強化を要請し、イベントの人数制限も強化する。
 宣言の実効性を高めるためには、自粛要請とセットとなる支援策の充実が肝心だ。事業者への「協力金」は増額されるが、家賃支援の給付金や従業員を休業させた企業への雇用調整助成金の特例などは1~2月に期限を迎える。予備費の活用などで、切れ目のない対策を取ることが欠かせない。
 飲食店以外でも、劇場や映画館など経営に影響を受ける事業者への支援が必要だ。
 宣言解除の判断にあたり、政府は感染状況が「ステージ3」(感染急増)相当まで改善していることを目安にするという。西村康稔経済再生担当相は、東京都で1日当たりの新規感染者数が500人を切ることなどを例示した。
 妥当な基準と言えるのだろうか。「第3波」は新規感染者数が十分に下がり切らない中で始まり、ここまで拡大した。その教訓を忘れてはならない。
 東京都で新規感染者数が300人を切る「ステージ2」になるなど、再拡大が抑えられるレベルを目指すことが必要だ。
 宣言期間中は、人出の減少傾向や医療機関の逼迫(ひっぱく)状況を注視し、必要があれば速やかに対策を強化しなければならない。政府は各知事と緊密に連携すべきだ。
 医療現場からは、医療崩壊はすでに始まっているとの声が上がる。徹底的に感染者数を抑え込まなければならない。この1カ月が「第3波」収束への正念場だ。 


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障害者就労施設ピンチ コロナ禍で平均2〜3割減収 /【Toffy/トフィー】ミニスロージューサー・ペールアクア

2021-01-10 22:56:59 | 花/美しいもの
寺町畑の無農薬野菜がよくできているので、
せっかくなら貴重な野菜をたくさん摂取したいと思い、
【Toffy/トフィー】ミニスロージューサー K-BD4(ペールアクア)を
Amazonで注文しました。

他のスロージューサーよりコンパクトで、価格もお手頃。
わたしはカリウムが多い野菜ジュースは飲めないので、
パートナー一人分ならこれで十分です。

寺町畑からいろんな野菜が届いたので、さっそく使い試し。

ジューサーを仕様書通りにセットして、
野菜とリンゴと柚子を小さめにカットして投入すると、
ジュースと搾りかすがわかれて出てきます。
ままごとみたいで楽しいです(笑)

マクカップ一杯分のジュースができたので、
パートナーに飲んでもらいました。
けっこうおいしいとのこと。

搾りかすは、翌日の朝食でトマトジュースで煮て、
トマトシチューにしました。

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後半は、
1月7日の中日新聞生活面、
「障害者就労施設ピンチ コロナ禍で平均2〜3割減収」を紹介します。

  障害者就労施設ピンチ コロナ禍で平均2〜3割減収 
2021年1月7日 中日新聞

 新型コロナウイルスの影響で、障害者の働く施設の多くが経営難に苦しんでいる。外出やイベントの自粛などで商品が販売できず、企業からの仕事の受注も減っているためだ。国の支援制度を活用できない施設も多く、要件の緩和などを求める声が上がっている。 (佐橋大)

 愛知県小牧市の丘陵地にある「小牧ワイナリー」。社会福祉法人「AJU自立の家」(名古屋市)が運営する就労継続支援B型と生活介護の複合施設だ。知的障害者ら三十四人がブドウの栽培からワインの醸造までに携わっている。冬の間も、病害虫を防ぐため、ブドウの木の皮をむく作業などで忙しい。二〇一五年五月のオープン当初から働く須藤誠史さん(25)は「仕事は楽しい。ワインが売れるとうれしい」と話す。

 一九年度はワインの販売や併設のカフェで約四千七百三十五万円の売り上げがあった。本年度は昨年十二月までで約千八百五十万円と前年同期より56%減少。例年出店していたイベントが相次いで中止になる中、昨年六月にオンライン販売サイトを開くなどの対策を打ってきたが、減収をカバーしきれないままだ。

 一方、施設側が利用者に支払う工賃は月平均四万円と、コロナ禍前から変わらない。B型事業所の一八年度の全国平均額約一万六千円を大きく上回る水準で、法人内の資金繰りで何とか維持しているという。「利用者が障害年金と工賃で自立して生活する理念を崩したくない」と、ワイナリーのサービス管理責任者の芳賀俊さんは力を込める。

 障害者を支援する事業所の全国連絡会「きょうされん」は昨年、就労継続支援事業所の生産活動状況などを調査。緊急事態宣言中の五月は、回答した三百三十一カ所のB型事業所のうち81・6%が前年比で減収となり、平均減収率は35・7%だった。減収の理由として、食品加工は「販売機会の減少」、清掃は「移動の自粛でバス清掃の仕事がなくなった」、軽作業は「企業の生産活動の低下で委託される仕事が激減した」などが挙がった。工賃も七割近い事業所で減額し、減額率は22・1%だった。

 昨年十月時点でも、調査対象となった二百カ所のB型事業所のうち62・5%が減収に。平均減収率は21・2%だった。きょうされん事務局員の松本尭久さんは「厳しい状況が続いている。国は抜本的な対策を」と訴える。

 国は、コロナ禍で減収した就労継続支援事業所向けに「生産活動活性化支援事業」を設けている。生産活動による収入が前年同月比で50%以上減ったことや、連続する三カ月の収入が30%以上減ったことなどが要件だ。地元の県などに申請して認められれば、生産活動の固定経費や、ホームページ制作など販路開拓の費用として、一事業所に最大五十万円が支給される。

 ただ、きょうされんの調査で、減収したものの、要件に該当せず、支援を受けられない事業所も多いことが判明。「要件が厳しすぎる。支援額も不十分で、先が見通せない」と松本さん。また、作業日が減り利用者が減収になった場合、A型事業所は休業手当の一部を助成する「雇用調整助成金」の対象になりうるが、B型にはそうした仕組みがない。きょうされんは、工賃などを個別に補償する制度の創設も提言する。

 就労継続支援事業所 通常の就労が難しい障害者が雇用契約を結んで働き、原則最低賃金が適用される「A型」と、雇用契約を結ばず工賃を受け取る「B型」の2種類があり、作業内容は事業所によって異なる。一般企業への就労を目指す障害者が必要な訓練を受ける「就労移行支援事業所」もある。


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トランプ政権終焉 民主主義をむしばんだ/米議事堂騒乱 民主主義の無残な凋落/クリスマスローズ開花

2021-01-09 22:58:10 | ほん/新聞/ニュース
積もっていた雪がとけたら何かピンクのものがみえます。
近づいてみると、紅色のクリスマスローズの花が咲いていました。

お隣りにはちょっと違うピンクの花。

季節外れのバラの花も雪に負けずに咲いています。



お昼ごはんはジャンボなめこのきのこそば。

パートナーの朝日大学病院での歯科治療につきあって、
帰りにモレラによって、お揚げと豆腐を買い込んできました。

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後半は、
トランプ支持者のアメリカの連邦議事堂への乱入事件についての、
中日新聞と朝日新聞の社説を紹介します。

  社説:トランプ政権終焉 民主主義をむしばんだ
2021年1月9日 中日新聞

 米国の混迷は目を覆うばかりだ。それでも民主主義はかろうじて踏みとどまった。破壊を重ねたトランプ政権が二十日に終焉(しゅうえん)を迎える。
 平和的な政権移行の手続きを暴力で阻止しようという事件は、米国史上の汚点になるだろう。トランプ大統領の支持者らが暴徒化して連邦議会議事堂に乱入した。

嘘を最大の武器にして
 しかもトランプ氏が「議会へ行こう」とそそのかしたのが発端だから、その責任は極めて重い。政権や共和党からも退任目前のトランプ氏の罷免論が出る事態だ。
 トランプ政治の本質は「嘘(うそ)」である。根も葉もない陰謀論や科学を無視した言説も持ち出し、自己を正当化する。昨年の大統領選でも、根拠もなく選挙不正を主張して敗北を明確には認めなかった。
 その裏でトランプ氏は複数の州の共和党関係者に選挙結果を覆すよう求めて画策した。
 南部ジョージア州の政府高官との電話会談では、票の再集計をして自分の敗北を覆すのに必要な「一万一千七百八十票を見つける」よう迫った録音がメディアによって暴露された。
 選挙結果を改ざんするよう圧力をかけたと見なされる悪質な行為である。
 ワシントン・ポスト紙の集計によると、トランプ氏は就任から昨年十一月初めまでに、嘘や不正確な主張を二万九千回以上垂れ流した。
 嘘と同時に社会の分断を進行させる言動も振りまいた。立場の異なる相手は徹底的に攻撃した。白人至上主義者を否定せず、人々の心の奥底に潜む弱者やマイノリティー(少数派)への偏見・差別意識を解き放った。
 ところが強固な支持層は、トランプ氏の言説をほぼ無条件で受け入れた。初当選した二〇一六年の大統領選で、トランプ氏は「私が(ニューヨーク・マンハッタンの)五番街で人を撃っても、支持を失うことはない」と豪語したことがある。岩盤支持層の熱狂こそがトランプ氏に力を与えた。
 その暴走を止めるのが、議会の役目であったはずだ。
 共和党良識派の故マケイン上院議員が「われわれはトランプ氏の部下ではない。仕える相手は国民だ。大統領を監視する役割がある」と同僚議員に訴えたことがある。だが共和党議員はトランプ人気を前にして臆した。
 今回の大統領選でも、トランプ氏に忠誠を示して選挙結果に異議を唱えた共和党議員は多かった。

暴走許した議会共和党
 制度とルールにのっとって公正に行われた選挙結果を認めないのは、民主制度の根幹をないがしろにするものだ。共和党はトランプ氏と決別を果たさないと、将来はあるまい。
 トランプ氏は人事権を乱用し、自分に従わない目障りな存在を政権から放逐した。チェック・アンド・バランスの著しい機能低下は、民主政治の劣化を招く。
 ただ、トランプサイドが大統領選の不正を訴えて起こした約六十件の訴訟のほとんどを、裁判所は退けた。
 トランプ氏が指名した三人の判事によって保守派が多数を占める連邦最高裁判所も却下した。
 民主主義は「トランプ」というストレステストをしのぎ、崩壊をからくも免れた。
 暴走は国内にとどまらなかった。トランプ氏は自由主義諸国との同盟関係を損ね、時に米国を孤立させた。「米国を再び偉大な国に」のスローガンとは裏腹に、米国の国際的地位は低下した。
 一貫性のない場当たり的な外交は、世界の大きな不安定要因にもなった。米国が主導した戦後の国際秩序の破壊にトランプ氏は躍起になった。
 トランプ氏が残した傷痕は深い。しかも毒性の強いトランプ流の政治手法が消えたわけではない。息を吹き返す日が来るかもしれない。
 それをどう封じ込めながら民主主義の立て直しを図るのか。米国の大きな課題である。
 分断が深まる米社会で幅を利かすのは「トライバリズム(部族主義)」だ。人種、民族、政治信条などの違いに応じてできた集団に閉じこもり、異なる集団を許容しない。

他者を認める寛容さを
 トランプ支持層ばかりでなく民主党の左派勢力にも、異論を許さぬ不寛容な風潮が広がる。
 しかし、対立や異なる利害関係を調整していくのが政治のはずだ。トライバリズムを克服しないと政治は機能不全に陥る。バイデン次期大統領はトランプ支持層も包み込む寛容さを示してほしい。
 社会の融和を図るのは容易ではない。それでも米国民は自由と平等をうたった建国の精神を思い出してほしい。米国が輝きを失わないために。 


  社説:米議事堂騒乱 民主主義の無残な凋落
2021年1月8日 朝日新聞

 世界に民主主義の範を垂れる。そう自負してきた超大国の無残な凋落(ちょうらく)ぶりである。
 米国の次期大統領を確定させようとした連邦議会が、流血の場と化した。多数の暴徒が議事堂内に乱入、一時占拠した。
 銃撃のほか、周辺での爆発物の発見も報じられている。副大統領や議員らは、ガスマスクを持って避難したという。
 合衆国憲法が定める政権移行の手続きが、暴力によって遅滞させられた非常事態である。この騒乱がなぜ起きたのか、米政界全体が自省せねばなるまい。
 最大の責めを負うべきは、トランプ大統領だ。昨年の大統領選での敗北を受け入れず、「選挙が盗まれた」と支持者たちの怒りをあおり続けてきた。
 振り返れば4年前も、人種差別に反対する人々を白人至上主義者が殺傷した際、明確な非難を避けた。昨年の選挙前も、過激な支持者たちに暴力の否定を命じるか問われると、逆に「待機しろ」と呼びかけた。
 今回の発端となった集会でも、選挙結果を覆すための「戦闘」が呼びかけられていた。憎悪をあおり、法の支配を侮蔑してきたトランプ政治の帰結が、この痛ましい騒乱なのである。
 ただ、いまの米国の分断をひとえに一人の大統領のせいにすることもできない。ここに至る土壌を生んだ格差の広がりや国民統合の失敗は、歴代政権と与野党双方の政治機能の低下によるものだ。
 選挙結果として議会上下両院を民主党が制したことは、バイデン次期大統領にとって朗報に違いない。しかし、今回の事件が象徴する国民の分裂を修復するのは至難のわざだ。
 共和党幹部は6日、議事を再開させた際、「民主主義を壊す試みは敗れた」と語った。守るべきは米国政治の正統性であると信じるならば、共和党は「トランプ党」と化したこの4年間と決別し、次期政権とともに政治を再生する模索を始めなくてはならない。
 政権移行までにあと10日余りあるが、トランプ政権が正常な統治と対外政策の維持を続けられるかすら危ぶまれている。
 ワシントンの「恥ずべき光景」(ジョンソン英首相)を目撃した世界の指導者たちは、米国が主導してきた秩序の揺らぎを再認識しただろう。同時に、米国だけでなく、多くの自由主義国に共通する政治不信の深刻さを直視すべき時でもある。
 政党や政権が目先の利益を追うあまり、国民全体の持続可能な暮らしと幸福を保障する政治が見失われていないか。危機にあえぐ民主主義の立て直しは、日本を含む主要国にとって喫緊の課題である。 


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納得と共感得られるか 緊急事態を再宣言/再び緊急事態 感染抑止に総力あげよ/この冬に2度目の積雪

2021-01-08 23:40:06 | ほん/新聞/ニュース
今夜は9時から中京テレビでアカデミー賞作品賞の映画
「パラサイト 半地下の家族」がで放映されたので
終わるまで観ていました。

今朝は起きたら、昨夜からの雪が10センチほど積もっていました。

前の雪で折れた枝にも雪が積もっていました。
源平花桃



矢口桃



ゴールデンピーチ
  




折れた枝はこの雪が溶けたら、寒のうちに、チェンソーで切ってもらうつもりです。

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後半は、
東京をはじめ一都三県に出た緊急事態宣言についての、
中日新聞と朝日新聞の社説です。

 
 社説:納得と共感得られるか 緊急事態を再宣言 
2021年1月8日 中日新聞

 「この厳しい試練を乗り越えたい」。最初の緊急事態宣言が出た昨年四月、社説でこう呼び掛けた。その後も試練は続く。あらためて危機感を共有し、重ねた経験を生かし、困難と向き合いたい。

    ◇     ◇
 政府が新型コロナウイルス特別措置法に基づく二度目の緊急事態宣言を東京都と神奈川、千葉、埼玉三県を対象に発令した。東京は既に「感染爆発」の状態といっていい。一都三県でも感染拡大が止まらず、地方にも波及している。医療態勢を守るためにも、拡大を食い止めねばならない。

対策は限定的に実施
 再宣言は、法的根拠のない活動の自粛要請では感染拡大を止められないとの判断からだろう。
 宣言を出したからといって、それが感染拡大の防止に直接結び付くわけではない。実効性ある対策をどれくらい強く、広く実施できるかが重要になる。
 再宣言では、飲食店を中心に営業時間の短縮要請、外出自粛、テレワークの推進、イベントの開催規制などが強化される。
 会食の場である飲食店は企業内や医療機関、学校などよりクラスター発生数が多い。そこでの感染が家庭や医療・福祉施設に広がることがこれまでの分析で分かっている。飲食店を重点的に規制することはやむを得ないだろう。
 ただ、協力金などの経営支援が不十分との声がある。さらなる上乗せも検討すべきだ。
 一方、最初の宣言時のように「人との接触八割削減」といった強い規制は見送られた。店舗へは休業を求めない。小中学校の一斉休校は除外された。宣言期間は一カ月だ。菅義偉首相は「限定的、集中的に行うことが効果的」と強調した。
 確かに、これまでの経験から感染リスクの高い活動が分かってきてより効果的な対策を取れるようになった。

危機感が伝わるのか
 だが、政府の対策分科会の尾身茂会長は緊急記者会見で、流行を低減させる期間を「一カ月未満では至難の業」と述べた。専門家からは感染拡大を抑えるには、最初の宣言時のような強い対策でも二カ月必要との指摘もある。経済活動との両立の必要性は理解するが、今回の対応で感染防止効果がどこまで見込めるのか疑問が残る。
 対策が限定的だと危機感が正確に伝わりにくくなる。若者を中心に「感染しても軽症で済む」との認識が広がっているように見える。対策が確実に効果を上げるためには対策に取り組む国民が政府の説明に納得、共感して足並みをそろえた行動ができるかどうかにかかっている。

 分科会は対策のカギとして政府、自治体、社会が「一体感」を持てるかどうかが重要と提言した。
 「Go To トラベル」は旅行を促す一方で、外出自粛を求めるなど対策の方向が見えにくく混乱を招いた。
 一時停止の判断でも権限や役割分担を巡り政府と自治体との連携が不十分だった。
 尾身会長は「国、自治体のリーダーは自らも汗をかくから、みなさんもと呼び掛けることが極めて重要だ」と述べた。逆に言えば、一体感のなさへの危機感があるのだろう。対策の先頭に立つ首相や首長は重く受け止めるべきだ。
 「より強いメッセージを考えた」と言う首相の姿勢も理解に苦しむ。再宣言発令に当たり国会で説明すべきなのに出席しなかった。国会報告は国民に理解と協力を求める場のはずだが、これでは「強いメッセージ」が伝わらないのではないか。
 政府の対策に納得と共感を得るには、必要な情報を迅速に的確に公開する姿勢が不可欠だ。
 緊急事態と判断した根拠や、状況がどう改善したら宣言を解除するのか。政府には「入り口」と「出口」を明確に示す責任がある。それなしに社会は危機感を共有できない。
 感染状況が深刻ならば、首相はなおさら正直に自身の言葉で語るべきだった。宣言発令を表明した七日の会見では「厳しい状況であり大変な危機感を持っている」と述べたが、共に困難を乗り越えようと国民に寄り添う姿勢は感じられなかった。
 政府は特措法の改正案を国会に提出する方針だ。事業者への支援強化など喫緊の対応が求められるが、十八日の通常国会召集まで待たねばならない。対応が後手では国民の協力を得られないと国会は自覚すべきだ。

重ねた経験の共有を
 私たちにはこれまでの闘いで得た経験がある。「三密」回避やマスク、手洗いが感染防止に役立つ。一定の治療薬がありワクチンが開発された。まだ不十分だが検査・検疫態勢の強化は進められている。積み重ねた経験を共有しつつ困難を乗り切りたい。 


  社説:再び緊急事態 感染抑止に総力あげよ 
2021年1月8日 朝日新聞

 感染抑止に軸足を移すことをためらい、場当たり的な対応で感染者を急拡大させた末の「切り札」である。菅首相は危機的状況を招いた政治責任を厳しく受け止め、今度こそ、国民のいのちと暮らしを守る責務を果たさねばならない。

 首相がきのう、新型コロナ対応の特別措置法に基づき、昨年4月以来2度目の緊急事態を宣言した。全国の感染者の約半数を占める東京、神奈川、千葉、埼玉の4都県が対象で、期間は2月7日までの1カ月間だ。

 前回の宣言の際は、国民に対し、他人との接触を最低でも7割、できれば8割減らす努力を求め、百貨店や映画館など幅広い施設に休業を求めた。今回は感染リスクが高いとされる飲食店の時短強化に的を絞りつつ、テレワークの推進や大規模イベントの入場制限なども行う。

 経済社会への影響をなるべく抑えたいという意図が明らかだが、これほど市中に感染が広がってしまった後で、どれだけ実効性をあげられるか、確たる見通しは持てない。感染者は4都県に限らず、大阪や愛知など都市部を中心に全国で拡大している。対象地域以外の動向にも細心の目配りが欠かせない。

 本当に1カ月で宣言を解除できるのかも不透明だ。西村康稔経済再生相は、感染状況が現在のステージ4(感染爆発)からステージ3(感染急増)に下がれば解除が視野に入るというが、政府の対策分科会の尾身茂会長は5日の会見で「1カ月未満では至難の業」との認識を示している。飲食店の時短営業だけでは感染者数は横ばいで、減少には至らないという専門家のシミュレーションもある。

 いずれにせよ、鍵を握るのは、幅広い国民の理解と協力に違いない。「コロナ慣れ」「自粛疲れ」がいわれる中、どこまで危機感を共有してもらい、行動変容を促せるか。政府による迅速でわかりやすい情報開示と、国民の心に響く政治指導者の言葉がこれほど求められる時はあるまい。

 首相はきのうの会見で、対策を徹底すれば「必ず感染を抑えられる」として、「制約ある生活」を強いられる国民に協力を要請した。特に若い世代に向けて、近親者らの「大切な命」を守ろうと訴えた。

 一方で、首相は時短要請に応じぬ飲食店名の公表や、罰則導入のための特措法改正の方針も明確にした。だが、強制的な手段に前のめりになる前に、政府への国民の信頼を取り戻すことが先決ではないか。そのためには、これまで足並みが乱れがちだった専門家や自治体との関係を再構築し、首相自ら責任を引き受ける覚悟を示すほかない。
 


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岐阜県知事選、現新4氏届け出 54年ぶり保守分裂に /岐阜知事選告示 「主役」示す投票率に /

2021-01-07 22:37:30 | ほん/新聞/ニュース
今夜からまた大雪になるという天気予報。
年末の雪では庭木がたくさん折れたので、
基さんが、折れた枝を整理して集めて、
雪と寒さに備えて、金柑にポリをかけてくれました。
パートナーは抗がん剤から11日目で
外仕事を自粛中なので、とてもありがたいです。

雪が降る前にと寺町畑で大根やニンジン、
小松菜などを穫ってきました。
お昼ごはんは、自家製野菜のあんかけ麺。
パートナーは低糖質麺で具多目です。

夕ご飯は大根尽くし。

ふろふき大根と大根葉と揚げの炒め煮。
ラディッシュと茎わかめのサラダも。

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ところで、
今日は岐阜県知事選挙の告示日でした。
投開票日は1月24日。
新型コロナ禍での知事選です。

  岐阜県知事選、現新4氏届け出 54年ぶり保守分裂に
2021年1月7日 中日新聞 

 岐阜県知事選が7日、告示され、現職、新人計4人が立候補を届け出た。新型コロナウイルス感染が拡大する中で行われる大型選挙で、5選を目指す現職の古田肇氏(73)に、元内閣府大臣官房審議官の江崎禎英氏(56)ら新人3人が挑む構図。自民党県連の支持は古田、江崎両氏で割れており、1966(昭和41)年9月以来、54年ぶりの「保守分裂選挙」に突入した。
 立候補したのは、いずれも無所属で、届け出順に、江崎氏、新日本婦人の会県本部会長の稲垣豊子氏(69)=共産推薦=、元県職員の新田雄司氏(36)、古田氏の4人。県政の継続か刷新かが問われる。新型コロナの感染対策やコロナで打撃を受けた経済対策などを争点に論戦が交わされる。
 江崎氏は岐阜市内の事務所前で出陣式に臨んだ。感染対策で屋外で行い、約700人が集まった。「この岐阜県から新しい時代が始まる」と語り、「子どもたちに伝える素晴らしい社会を私たちがつくることができる。未来のために力を貸してほしい」と呼び掛けた。
 稲垣氏は同市内の公園で支援者を前に「県の税金の使い道を大きく変えることを一番に掲げたい」と約束。「豪華な県庁舎やダムに使うのではなく、必要な人にお金を回すのが知事の仕事」と訴えた。社会保障や教育、中小企業支援などの政策も強調した。
 新田氏は県庁前で第一声。県庁職員として環境行政に11年間、携わってきた経験を挙げ、「県の課題に県民、現場、庶民目線で取り組んでいきたい」と強調。「子育てしやすく、誇れる仕事があり、安心できる福祉の街をつくりたい」と訴えた。
 感染拡大を受け、期間中の全遊説を取りやめた古田氏は、出陣式も中止。岐阜市内で記者会見し、「多くの方が集まり密になり、万が一感染者が出てはいけない」と今回の判断を説明。「まず戦いの場は、しっかりとしたコロナ対策を打ち出したい」と語った。
 届け出は午後5時に締めきられる。今月24日に投票、即日開票される。


   社説:岐阜知事選告示 「主役」示す投票率に 
2021年1月7日 中日新聞

 いよいよ激戦の火ぶたが切られる。七日に告示される岐阜県知事選は有力候補が激突する保守分裂選となる。一票で郷土の未来を変えられる選挙だけに、高い投票率で「県民が主役」を示したい。
 県政史上初の五選を目指す現職の古田肇氏(73)に、元内閣府大臣官房審議官の江崎禎英(よしひで)氏(56)が挑む構図が選挙の主軸だ。二氏の支持で自民党県連の国会議員と県議が割れ、一九六六年九月以来、五十四年ぶりの保守分裂選となる。
 共産党などでつくる「県民が主人公の岐阜県政をつくる会」は知事選初の女性候補の稲垣豊子氏(69)を擁立。元県職員の新田雄司氏(36)も出馬する。
 岐阜県知事選では、投票率の低下が深刻だった。古田氏の三選目は戦後最低の33・92%、四選目は二番目に悪い36・39%だった。
 古田氏の四選はいずれも与野党相乗りでの勝利だった。低投票率の連続は、なかば勝敗の見えた選挙戦に有権者が冷めた視線を向けてきた結果であろう。
 その意味で、保守分裂選は自民党県連内の政争に根差すとはいえ、自らの一票で県のリーダーを選ぶことを有権者が文字通り実感できる選挙となる。
 古田陣営は「50%前後」、江崎陣営は「50%以上」の投票率を見込む。ぜひ投票所に足を運んでほしい。少なくとも有権者の過半数によって「県の顔」を選ぶなら、県民が主役の選挙といえよう。
 主要な候補者の公約は出そろった。古田氏は五日に記者会見し「生命(いのち)を守る。新しい日常を創る」を柱とする公約を発表。「コロナや災害から県民の生命を守ることこそ今や知事の最も重要な役割」と、政治家人生の最後を懸けて取り組む決意を述べた。
 江崎氏の公約の柱は「『人生百年時代の幸せのかたち』をつくる」。昨年末の会見で「まずはコロナをきっちりと終わらせ、その先の明るい未来を実現していく」と述べ、閉塞(へいそく)感打破に力を込めた。
 稲垣氏は特に思い入れのある政策として男女差別是正を挙げた。
 コロナだけが課題ではなく、県の行く末をどう導いていくのか具体的に語るべきだ。有権者も各候補の「違い」を見極めるため、訴えに耳を澄ましてほしい。
 感染深刻化で、候補者が有権者の前で熱弁をふるう機会が激減するのは残念だ。しかし、コロナ下の選挙であっても、SNSやリモート集会なども活用し、民意がきちんと反映されるものにしてほしい。民主主義が試されている


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民主主義が死ぬ前に 年のはじめに考える /

2021-01-06 23:43:42 | ほん/新聞/ニュース
パートナーの前立腺がんのゲノム検査のために名大病院に行ってきました。
担当の医師から一時間以上の説明を受けて、検査(採血)をして終了。
血液はアメリカの検査機関へ送られて、二週間ほどで結果がわかるそうです。
ゲノム検査の詳細は、あらためて本人がブログにアップすると思います。

夕方、帰宅したら宅急便がいくつか届いていました。
ポストに入っていた箱は、京都のツーヨンのマスク。
東急ハンズで買って、新型コロナの前から愛用しているマスクです。

ネットでは一時期品切れだったのですが、久しぶりに見たら、
「福袋」が定価の倍くらい入っててお値打ちなので注文。
今持っているマスクのフィルターも一緒に購入しました。

がんの食事療法の本も届きました。
玄米と野菜中心の食事療法はずっと続けてきたのですが、
治療法も変わっていくので、一度見直してみるといいかなと思って。
食事だけ消えるほど、がんは甘くないと思いますが、
食事や漢方、統合療法など取り入れられることや考え方は共通です。

ちなみに、
昨日のお昼は、玄米とカリフラワーライスのチキンライスetc です。

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  社説:民主主義が死ぬ前に 年のはじめに考える. 
2021年1月6日 中日新聞

 「古代ローマの護民官がいたなら」と思いたくなります。日本学術会議会員の任命拒否問題には、さまざまな学会などの声明・意見書が出ました。昨年末で「千」の大台を超えたとか。中でもイタリア学会のそれは秀逸です。
 菅義偉首相には「学問は国家に従属する『しもべ』でなければならないという誤った学問観」があると徹底抗議する文面です。歴史の縦糸を縦横無尽に飛び回り、批判の矢を次々と繰り出します。
 万有引力や相対性理論から始まり、ガリレオ裁判、古代ギリシャの詩人アイスキュロス、カフカの「審判」、ソルジェニーツィンの「収容所群島」を持ち出し、首相の「手前勝手な考え方」を徹底的に暴く論旨は明快です。

公務員こそ権力批判を
 その中で登場するのが護民官です。政権の勝手な振る舞いから国民を守る公的機関こそ護民官だったと指摘します。「現代の公務員に匹敵する護民官は、時の権力を批判・牽制(けんせい)するために作られた驚くべき官職」だったのです。
 公務員は国民全体の利益のために働くはずです。でも首相に人事を握られた日本の公務員は恐れをなして政権批判どころではありません。同学会は諭します。「政権が間違った判断をすれば、国民のために批判することは、むしろ公務員の義務」なのだと…。
 情報公開制度を始めたのもイタリアだったそうです。紀元前五九年、執政官に就任したカエサルが決めました。
 この制度で元老院の速記録、議事録が作られ公開されると、貴族の権力は大いに削(そ)がれたといいます。隠れた不正ができなくなったためです。それまで国民は元老院でどんな議論が行われているかすら知らなかったのです。
 つまり情報公開が民主主義への一歩となっているのです。逆に言えば、民主主義を破壊する手段は「説明しないこと」と「情報を秘匿すること」です。

虚偽答弁助長したPM
 現代ニッポンの政治状況を読み解く重要なカギです。安倍前政権も菅政権も、説明を粗末にする政治を長く続けているからです。
 菅氏らは学術会議問題が紛糾する臨時国会でも「お答えを差し控える」と何十回も繰り返しました。何も答えないのです。「問題ない」も「指摘は当たらない」のパターンもおなじみです。「仮定の質問には答えられない」も。
 事実と異なる国会答弁は常習的でしょう。「桜を見る会」では安倍晋三前首相は百十八回。学校法人・森友学園問題のときは、官僚の虚偽答弁が百八回です。
 この官僚に「PMより」のメモを渡していたのは安倍氏側でした。プライムミニスター(首相)の略です。書かれていた言葉は「もっと強気で行け」でした。公文書改ざんや隠蔽(いんぺい)、官僚の忖度(そんたく)、議会軽視も横行しています。
 憲法は権力の集中と乱用を防ぐ装置ですが、憲法だけでは民主主義を守るには不完全です。「質問に誠実に答える」「ウソをつかない」など、当たり前の礼儀や不文律、慣習が大事なのです。政党同士の寛容さと自制心も…。
 「柔らかいガードレール」と呼ばれます。レビツキーとジブラットという二人の米ハーバード大教授が著した「民主主義の死に方」(新潮社)に出てきます。
 <どれほどうまく設計された憲法だとしても、それだけで民主主義を護(まも)ることはできない>
 <うまく機能する民主主義のすべては、憲法や法律には書かれていないもの、つまり広く認知・尊重される非公式のルールに支えられている>
 不文律の規範は「民主主義の柔らかいガードレールとして役に立つ」のだと…。それを考えると、いかに安倍・菅政権が柔らかいガードレールを破っていることか。
 臨時国会を野党が求めても開かない、あるいは野党に優先させていた質問時間の慣習を破る−、さまざまな横暴によって、不正あるいは後ろめたい政策への批判を国民に見えにくくしているのです。
 二人の教授は歴史を振り返り、「悲劇的な民主主義の崩壊が起きるまえに、基本的な規範が失われるケースが数多くあった」事実を指摘します。その後の政治体制は独裁や軍政などに移ります。
 反民主主義、つまり個人や社会、思想を権威に服従させる権威主義に向かいます。全体の利益を個人の利益より優先し、全体に服従させる全体主義=ファシズムにも通じる道です。民主主義の「死」です。

権力が正しさ決めるな
 イタリア学会は学術会議問題の本質について「時の権力が何が正しく、何が間違っているかを決めている」と批判しています。的を射ています。国民には説明せず、情報を秘匿しつつ、異論を許さぬ政治手法には、とことん抗(あらが)いましょう。民主主義が死ぬ前に。  


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心に響く誠実な言葉で 緊急事態再宣言へ/宣言再発出へ 対策の全体像速やかに/

2021-01-05 22:31:42 | ほん/新聞/ニュース
関に行ったついでに寄ったマーゴの中の魚屋さんで、
新鮮な真鯛を見つけました。

一尾をおろして切り身になっているので、
背側の半分をオリーブオイルでカリッと焼いて真鯛のポワレにしました。

頭と腹側は、翌日の夕ご飯で水炊き風の鯛鍋にしました。

昆布ときのこの出汁で炊いて味付けは特にしなくて、
ジャバラを絞ったじゃばら果汁をつけて食べました。
どちらも美味でした。

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後半は、
あさって発出されるという新型コロナウイルスの緊急事態宣言について、
中日新聞と朝日新聞の社説です。

  社説:心に響く誠実な言葉で 緊急事態再宣言へ 
2021年1月5日 中日新聞

 菅義偉首相はきのう年頭の記者会見で、新型コロナウイルスの感染拡大に対応するため、緊急事態宣言を再発令する検討に入ったことを明らかにしました。二〇二一年、緊張の中での仕事始めです。

    ◇    ◇
 例年ですと一月四日には、首相は閣僚を引き連れて三重県の伊勢神宮参拝に出掛けます。
 しかし、観光支援事業「GoToトラベル」を停止し、外出自粛を呼び掛ける中、大挙して出掛けるわけにいかないのでしょう。
 首相は参拝を見送り、年頭会見も伊勢神宮ではなく、東京都内の首相官邸で行いました。

政府の判断に後手の印象
 「東京都と首都三県では三が日も感染者数は減少せず、極めて高い水準だ。一都三県で(感染者数が)全国の半分という状況を深刻に捉え、より強いメッセージが必要だと考えた」
 首相は会見で、特別措置法に基づく緊急事態宣言の再発令を検討する理由をこう説明しました。
 首相は十二月三十一日には記者団に「まず今の医療体制をしっかり確保して、感染拡大回避に全力を挙げることが大事だ」と発令に慎重姿勢を示したばかりです。
 一転して発令の検討に入ったのは、東京都の新規感染者数が三十一日に過去最多の千三百三十七人を記録して、小池百合子東京都知事、黒岩祐治神奈川県知事、大野元裕埼玉県知事、森田健作千葉県知事が年明け二日にそろって、西村康稔経済再生担当相に緊急事態宣言の発令を要請したからでしょう。
 私権の一部制限が可能になる緊急事態宣言の発令には慎重であるべきですが、菅内閣の判断には後手に回ったり、受け身だったりの印象があります。
 のちに謝罪したものの多人数の会食を続けたり、GoToキャンペーンの一時停止に慎重だったりと首相がどこまで危機感を持っていたのか、強い疑問も残ります。

強いメッセージでなく
 現行の特措法では、宣言に基づいて施設利用の制限や医薬品、食料などの収用、医療施設開設のための建物や土地の強制使用ができる権限が知事に与えられます。
 ただ、現行の枠組みでは、感染源の大部分を占めるとされる飲食関係の感染リスクを低減することは難しいとの指摘があります。
 首相が、飲食店などに休業を強制するため「給付金と罰則をセットにし、より実効的な対策をとるために特措法(の改正案)を通常国会に提出する」方針を表明したのもこうした認識からでしょう。
 経済活動の自由が認められている民主主義社会において、罰則を伴って休業を強いられるのは、かなり強権的な措置です。命を守るために必要だとしても、議論には慎重を期さねばなりません。
 問題は、なぜそのような措置を検討せざるを得ない深刻な事態を招いたか、ということです。
 首相が感染拡大に手をこまねいてきたとまでは言いません。それなりに危機感も表明しています。しかし、国民の心には響いてこないのです。
 首相は「強いメッセージ」が必要と言いますが、国民の共感と協力を得るために必要なのは「強いメッセージ」ではなく「誠実なメッセージ」ではないでしょうか。
 いくら間違いを避けるためでも自分の心からの言葉でなく、手元の紙に目を落として読み上げるのでは心に響くわけがありません。
 日本学術会議会員候補のうち六人の任命を拒んだ問題とも通底します。「総合的、俯瞰(ふかん)的な活動を確保する観点から判断した」と述べるだけで国民の理解が得られると考えるなら、国民を愚弄(ぐろう)しているとしか思えません。
 加えて国会で誠実に答弁せず、国会をなかなか開かなかったり、延長せず閉じたりと、国民を代表する国会を軽視する姿勢が対応を遅らせてもいます。
 罰則付きの特措法改正には賛否がありますが、国会をもっと早く開けば、より迅速に対応できるはずです。法案の成否は別にして議論を通じて問題点が可視化されれば、国民の意識も高まるのではないか。首相は、その機会をも失しています。

民主主義再生のために
 国会議員から首相を指名する議院内閣制の日本では、主権者たる私たち国民も、こうした首相を選んだ責任から逃れられません。
 今年は十月に任期満了となる衆院議員の総選挙が行われます。東京では都議選が、党員に限りますが自民党総裁選もあります。
 選挙は民意を表明する最大の機会です。逃す手はありません。
 私たち国民に誠実な言葉で語りかけ、政策の実現に努める政治家を選びたい。それが傷ついた民主主義を再生し、私たちの暮らしもよくするはずです。コロナ禍の真っただ中で始まった二〇二一年、有権者の選択も問われます。


  社説:宣言再発出へ 対策の全体像速やかに 
2021年1月5日 朝日新聞

 政府が首都圏1都3県を対象に、新型コロナ対応の特別措置法に基づく緊急事態宣言を週内にも再び発出する見通しとなった。きのう菅首相が表明した。
 首相は宣言に一貫して消極的だったが、感染拡大に歯止めがかからず、今月2日の4知事の要請を受けて方針を転換した。
 大みそかに1千人超の感染者が確認された東京都をはじめ、首都圏では検査した人の陽性率が軒並み10%に達している。これは、政府の分科会が定めた4段階の警戒レベルのうち、「緊急事態宣言を検討せざるを得ない」というステージ4に該当する。すでに医療現場の一部では機能不全が起きており、要請されるまでもなく、より強い対策を講じるべき段階だ。
 昨年11月上旬に「第3波」の到来を指摘されながらGoTo事業の継続に執着するなど、政府の対応は後手後手に回った。
 それは各知事も同様だ。分科会が再三にわたり、感染抑止の「急所」として飲食店などに営業時間の短縮を要請するよう提言したにもかかわらず、小池百合子都知事らは応じなかった。政府・自治体双方の甘い認識が、この状況を招いた一因であるのは間違いない。
 準備不足も否めない。
 安倍、菅両政権は昨年5月に最初の宣言を解除した後も、政策の検証や特措法が抱える課題の整理をしてこなかった。社説はその必要性を指摘したが、政府は動こうとせず、野党が先の臨時国会に提出した特措法の改正案も審議しなかった。
 そして今になって、時短や休業の要請を実効あるものにするために法改正をする必要があると言い出した。18日召集予定の通常国会での早期成立をめざすという。要請に応じた事業者への財政支援の明確化などに異論はないが、従わなかった場合に罰則を科すことの是非やその内容など賛否の分かれる論点もある。拙速に流れず、開かれた場での丁寧な議論が必要だ。
 宣言発出に向けて政府は現行法の下で、飲食を介した感染防止を中心に対策の詳細や期間を詰めるようだ。効果が上がらなかった場合、次にいかなる手を打つか。解除に向けた出口戦略をどう描くか。指標で示せるところは極力そうするなどして全体像をわかりやすく打ち出し、情報を随時公開する。そうした姿勢が施策への信頼感を高め、協力の機運にもつながる。
 昨春以来何度も見せつけられてきた、政府と自治体、とりわけ小池知事との間の責任の押し付け合いや確執に終止符を打つ時でもある。それらがいかに不安と失望を増大させたか。政治指導者としての資質が問われる局面だと肝に銘ずべきだ。 


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民主主義の試練と世界 弱者への視点を強みに/菅首相、会談応じず…危機感募らす知事と「温度差」再び

2021-01-04 23:21:43 | ほん/新聞/ニュース
パートナーの名大病院の受診の帰り道、
長良のくわはら皮膚科に行きました。
マスクをとって、ひと目見て「口唇ヘルペスですね」との診断。
抗ヘルペスウイルス薬のバルトレックス錠を五日分処方してもらいました。
一日分は手持ちの薬をすでに飲んでるので、
朝晩1錠ずつの四日分を飲み切って、残り2錠は次の再発に備えて備蓄。
少し赤くなった時に気づいて飲んだので
水泡もできずにピリピリした痛みもなく経過しています。

口唇ヘルペスには、漢方薬の「黄連解毒湯」も効くので、
1日2回、服用しています。
酷くならずに治りそうで、何よりパートナーにうつさずに済みそうで、
まずはほっとしています。

上唇にアクチビア軟膏を塗ってケアリーヴをはっているので、
湯豆腐など、するすると食べやすいものを食べています(笑)。

関のとれったひろはで買った縞ホッケもおいしいです。

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後半は、
昨日の朝日新分の社説を紹介します。

  社説:民主主義の試練と世界 弱者への視点を強みに . 
2021年1月3日 朝日新聞

 コロナ禍という脅威が目の前の世界に広がっている。

 多くの国が有効な対策を探しあぐね、人びとが政府へのいらだちを隠さない。

 その不安や怒りは、ときに国のかたちや体制に対する疑念にもつながる。

 深まる混迷のなかで、民主主義という制度もまた、そのありようが問われている。

 ■勢いを増す権威主義
 パンデミックによる世界の累計感染者は約8400万人。うち4分の1近くを占め、もっとも多い国が米国である。

 一方、ウイルスが最初に確認された中国では昨春以降、新規増加が抑えられ、発表累計で米国の200分の1にとどまる。

 覇権を争う2大国。民主主義の代表格を自任してきた米国が威信を失い、権威主義を強める中国が感染を抑え込む。

 新型コロナはいまだに謎が多い。比較は難しいとはいえ、体制の優位をめぐる議論が一部に生じるのは無理もない。

 社会の利益を安定的に確保するのは、民主主義か、権威主義か――それはコロナ以前から世界に投じられた問いだった。

 日米欧の対中意識は軒並み悪化しているが、新興国や途上国では中国式のような統治に近づく動きがあとを絶たない。

 スウェーデンの国際調査機関によると、市民の自由や政治参加などの基準に照らして「民主主義国」と認定できる国の数は一昨年、18年ぶりに「非民主主義国」の数を下回った。

 それにコロナが拍車をかけており、さらに相当数の国が民主主義を後退させる「高い危険」の状況に陥っているという。

 先進国でも民主主義への視線はかつてと同じではない。

 グローバル化に伴う格差の広がりや中間層の揺らぎ、移民や難民問題などを背景に、多様な価値観を認めあう民主主義のあり方は論議を呼んできた。

 トランプ米大統領ら一部の指導者は、問題の根源に取りくむどころか、逆に民衆の怒りをあおることで人気取りを図った。

 ■政治の慢心に戒めを
 コロナ禍はそうした民主政治の劣化に追い打ちをかけたとみるべきだろう。選挙の勝者が社会全体を底上げする責務を忘れていた問題が、疫病の恐怖のなかで噴き出したのだ。

 一方の権威主義もまた、多くの矛盾に直面している。

 都市を全面封鎖するような強権策は得意だが、情報を共有して市民の自立的な行動を促したり、地域の事情に合う対応をとったりする施策では権威主義は民主社会に及ばない。

 中国の情報隠蔽(いんぺい)の体質がどれだけ感染被害を広げたか。共産党が言論の自由を封じるのは、体制の危うさを覆い隠すのに必死なことの表れでもある。

 「民主的諸制度は支持者に満足される政策を生み出す限りにおいて尊重される」と、体制比較の研究で著名な政治学者フアン・リンスは記した。今で言えば、コロナ禍を克服し、人びとが未来に希望を見いだせるような方策が求められている。

 「民主主義は状態ではない。行動だ」。米副大統領に就くカマラ・ハリス氏は昨年の大統領選の勝利演説で語った。

 「民主主義は保障されているものではなく、私たちが守ろうとしてこそ強いものになる」

 トランプ現象の果てに米国が得たその教訓は、世界にとっても重い意味を持つ。民主主義とは、政治の慢心のたびに見失う正道を確かめ、自らの歩みを修正する不断の努力なのだ。

 ■多様性が生む強さ
 コロナ禍で閉鎖された都市・武漢の作家、方方氏は「国の文明度を測る基準とは何か」との示唆的な論考をしている。

 「高いビルがあるかでも、強力な武器やハイテクがあるかでもない。唯一の基準は弱者にどういう態度を取るかだ」

 全体の秩序を重んじる権威主義に対し、個を尊ぶ民主主義が持つ強みは、そこにある。声なき声に耳を澄まし、誰も置き去りにしない決意が求められる。

 日々の暮らしに不安を抱える低中所得層、コロナ禍と闘う医療・物流の人びと、子育てに悩むひとり親、病や障がいと生きる人びと……。多様な人びとが参画し、ともに難題に取り組む共同体を築かねばならない。

 海外を見れば、隣の台湾にも学ぶ点が多い。自らを「性別なし」とするオードリー・タン氏はIT相に当たる職を務め、コロナ対策で効果的なマスク管理システムを築いた。

 「私は政府とともに働いている。政府のためにではない」。そう語るタン氏のような存在が能力を発揮できる社会こそ、民主主義の強さだろう。

 冷戦時代、ケネディ米大統領は「多様性が安全な世界を生み出す」と説いた。

 コロナ禍が生んだ人々の不安を払拭(ふっしょく)するうえでも、社会の分断を埋める必要がある。

 対立する意見が交わることのできる対話の場を取り戻す。弱者や少数者への視点を守り育てる。そこから民主主義の再生を図っていかねばならない。


  菅首相、会談応じず…危機感募らす知事と「温度差」再び 
2021.1.3 西日本新聞

 新型コロナウイルス「第3波」は年明け早々、首都圏の4都県知事が政府に緊急事態宣言の発出を要請する事態に至った。菅義偉首相は昨年末の臨時記者会見で感染抑え込みに国民の協力を求めたが、年末年始の人出は思ったように減らず、新規感染者の急増で医療崩壊の危機が迫る。内閣支持率が急落する中、経済回復を重視する首相はなお動かず、またも追い詰められつつある。

 2日夜、3時間に及ぶ異例の会談を終えた西村康稔経済再生担当相と4知事がそろって記者会見に応じた。「厳しい状況を共有した」と結束を強調する5人。だが「徹底した人流の抑制を図る必要がある」(小池百合子東京都知事)と宣言の必要性を強くにじませる知事側に対し、西村氏は「要望は国として受け止める」。飲食店に対する一層の営業時間短縮要請で矛先をかわし、温度差がみるみるあらわになった。

 複数の関係者によると、この日の要請は小池氏が仕掛けた。まず埼玉県の大野元裕知事が呼応し、12月29日から準備に入った。31日の新規感染者は東京都で一気に1337人に。4都県いずれも過去最多となり、神奈川、千葉も年明け1日に加わることを決めた。

 しかし、政府は水面下の交渉で知事側に難色を示した。首相が宣言発出に否定的だったからだ。

 官邸に独自のパイプを持つ神奈川県の黒岩祐治知事はこの日、西村氏ではなく首相との直接会談を強く要望したが、首相は応じなかった。公邸で官僚らと感染状況を分析後、西村氏に30分間にわたって電話で指示を与えると、首相はそのまま宿舎に引き揚げた。

 「知事たちに会わず、会談の相手を西村氏にとどめたのが首相の答え。宣言を出す機は熟していないというメッセージだ」。政府関係者は首相の意図をこう解説する。

 踏み込んだ感染抑止策を求める知事と、経済重視で動きの鈍い国-。コロナ対策を巡り安倍晋三前政権から何度も繰り返されてきた構図だ。政府と知事のどちらに対策の主導権があるのかも、いまだにはっきりしない。

 もっとも、首相は継続にこだわった「Go To トラベル」の一時停止に踏み切った。12月25日に記者会見し、大みそかには記者団の取材に応じて「不要不急の外出自粛を」と強く呼び掛けた。こうした背景に、感染を抑止できない政府に対する厳しい世論があったのは間違いない。

 だが効果が数字に表れない以上、宣言に後ろ向きな姿勢は世論の政権批判をさらに高めかねない。医療界からも「崩壊の危機」と厳しい声が続出している。

 「国と地方でけんかしている猶予はもうないはずなのに」(官邸関係者)との声は、政府内からも上がっている。 (湯之前八州、一ノ宮史成、河合仁志) 


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口唇ヘルペスの再発/ゾビラックス(アシクロビル)とアラセナ(ビダラビン)の作用機序・違いは?/ビダラビンとアシクロビル

2021-01-03 22:41:10 | 健康/くらし/薪ストーブetc
朝ごはんを食べた後、上くちびるにかすかな違和感。
鏡を見たら、左上が赤くなっていた。
「あっ口唇ヘルペスの再発だっ」
ヘルペスの兆候があると急いで皮膚科に行って薬を処方してもらうのだけれど、
三が日は医療機関はお休み。
抗ウイルス薬のバルトレックスが残っていたことを思い出し、探して飲みました。
そういえば、去年の年末年始は指が伸びなくて、
1月4日の朝一で受診したのでした。
口唇ヘルペスは繰り返し再発する厄介な病気で、
今までは1年に一度くらい春に出ていたのが、
この前は10月に出たばかりなので、再発までの期間が短い。
自覚してない疲れがあったのか、この間の夜更かしがよくなかったのか。


塗り薬を探したら、皮膚科で貰ったアラセナAが少し残っていた。
市販薬を買いに出たけれど、近くの薬局にはおいてなくて、
家のなかをあちこち探して、数年前に買ったアクチビア軟膏を見つけた。
バルトレックスは残りあと1錠で、今夜飲む分まで。
明日はパートナーの名大病院の受診なので、
午後に皮膚科に行ってこようと思っています。

抗がん剤治療中のパートナーにうつすことのないように、
マスクと手指のアルコール消毒は欠かさないようにして、
食事も別々に摂るようにしている。

あらためて、口唇ヘルペスの情報を集めてみました。

   お薬のしおり 口唇ヘルペスとは 
東京医科大学病院 薬剤部

口唇ヘルペスは、ヘルペスウイルスが原因の感染症で、くちびるの周りに
水ぶくれができる病気です。ヘルペスウイルスは8種類ありますが、口唇
ヘルペスの原因となるのは単純ヘルペスウイルス 1 型です。水ぼうそうや
帯状疱疹もヘルペスウイルスの一種である水痘ウイルスが原因
で引き起こされます。
ヘルペスは、他のウイルス性の病気と異なり、一度感染すると症状がなく
なったあともウイルスが神経節のなかにじっと潜み、免疫力が弱まったとき
に再発が起こります。また、水ぶくれの中にはたくさんのウイルスがいるた
め、人から人へ、またはウイルスが付着した物(タオルや食器など)から人
へ接触感染し、感染力が強いことも特徴です。

≪口唇ヘルペスの感染から再発までの流れ≫
1. 初感染
多くは子供のころにヘルペスウイルスに感染し、気づかない場合もありま
す。大人になってから初めて感染すると、症状が重いことが多く、再発を繰
り返しやすいと言われています。
2. 潜伏感染
一度感染すると、ウイルスは三叉神経節と言われるところに住みつきます。
これを潜伏感染と言います。体調が悪くなると、ウイルスが暴れ出します。
3. 再発
潜伏感染しているウイルスが、再び暴れ出すことを再発といいます。
かぜをひいたり、ストレスや過労がたまったり、月経前後や強
い紫外線を浴びたときなどに再発しやすいです。平均する
と年に 1~2 回の頻度で再発する患者さんが多いようです。
それでは、口唇ヘルペスはどのように治療するのでしょうか?残念ながら、
ヘルペスウイスルを根本から退治することはできません。しかし、活発なウ
イルスの増 殖を制御し、症状の悪化を抑えることはできます。治療は抗ウ
イルス薬を使った薬物療法を行います。主に使われるのは飲み薬とぬり薬で
す。

◆飲み薬(商品名:ゾビラックス、バルトレックスなど)
病院で処方してもらいます。皮膚の症状だけでなく、神経節のウイルスの
増 殖を抑える効果があります。ゾビラックスはヘルペスウイルスの DNA に
作用して、ウイルスが増えるのを抑えます。バルトレックスはゾビラックス
の成分であるアシクロビルの吸収率を高めた薬で、体の中でアシクロビルに
変換されて効果を発揮します。
◆ぬり薬(医療用医薬品の商品名:アラセナ-A 軟膏、ゾビラックス軟膏な
ど)

再発の頻度が少なく、軽症の場合に処方されます。症状がそれ以上広がら
ないようにする効果があります。ぬり薬は、病院で処方してもらうほかに、
薬局でも購入することができます。薬局で購入できる口唇ヘルペスのぬり薬
は、「再発時」に限定して使うことができます。過去に口唇ヘルペスと診断
され、再発のきざし(ピリピリ・チクチクを感じます。)が現れたときに使用
するのがよいでしょう。口唇ヘルペスのぬり薬は第 1 類医薬品に分類されて
います。第 1 類医薬品は、使い方や副作用などで特に注意を必要とする薬で
す。購入の際には、薬剤師から書面を用いた説明を受ける必要があります。
また、初めて発症したときには、症状が重症になる場合があります。症状
だけで口唇ヘルペスかどうかを自己判断することはできません。市販薬は使
用せず、必ず病院を受診しましょう。
口唇ヘルペスの再発を防ぐためには、抵抗力のある丈夫な体
をつくることが大切です。免疫力が低下しないよう、栄養のバ
ランスがよい食事をとることを心がけ、適度な運動をして基礎
体力を高めておきましょう。


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  ゾビラックス(アシクロビル)とアラセナ(ビダラビン)の作用機序・違いは?
2016年3月14日 ファーマシスタ

口唇ヘルペスや性器ヘルペスなどの治療薬であるゾビラックス軟膏(成分名:アシクロビル)、アラセナA軟膏(成分名:ビダラビン)。

同じDNAポリメラーゼ阻害薬として位置づけられていますが、作用機序や特徴はそれぞれ異なります。

ゾビラックス軟膏(アシクロビル)とアラセナA軟膏(ビダラビン)の細かい作用機序、違いについてまとめてみました。

また、クリーム製剤についても同様の内容となります。

ゾビラックス軟膏とアラセナA軟膏の作用機序の違い
ゾビラックス軟膏(アシクロビル)の作用機序
ヘルペスウイルスDNA鎖の伸長を停止させヘルペスウイルスDNAの複製を阻害します。
ヘルペスウイルスが伸長していくためには、デオキシグアノシン三リン酸(dGTP)という核酸構成成分を取り込み、つないでいかなければいけません。
細胞内でリン酸化されたアシクロビルはこの核酸構成成分であるdGTPと構造が似ているため、ヘルペスウイルスが間違ってリン酸化されたアシクロビルを取り込んでしまうことで、ウイルスDNA鎖の伸長が停止し、ウイルスDNAの複製が阻害されます。
間違って取り込まれる際にアシクロビルは細胞内でリン酸化される必要があるのですが、ヘルペスウイルスに感染していない細胞内ではリン酸化されないため正常な皮膚細胞にはダメージを与えません。
またインタビューフォームより、より詳しい作用機序を抜粋しました。
アシクロビルは、単純ヘルペスウイルスが感染した細胞内に入ると、ウイルス性チミジンキナーゼにより一リン酸化された後、細胞性キナーゼによりリン酸化され、アシクロビル三リン酸(ACV-TP)となる。

アシクロビル三リン酸(ACV-TP)は正常基質である デオキシグアノシン三リン酸(dGTP)と競合してウイルスDNAポリメラーゼによりウイルス DNAの3’末端に取り込まれると、ウイルスDNA鎖の伸長を停止させ、ウイルスDNAの複製を阻害する。 アシクロビルリン酸化の第一段階である一リン酸化は感染細胞内に存在するウイルス性チミジンキナーゼによるため、ウイルス非感染細胞に対する障害性は低いものと考えられる。
引用元 ゾビラックス軟膏・クリームインタビューフォーム

アラセナA軟膏(ビダラビン)の作用機序
ヘルペスウイルスが増殖するのに必要なDNAポリメラーゼを阻害することでウイルスの複製・増殖を防止します。

以下インタビューフォームを抜粋します。
ビダラビンは生体内において活性型のAra-A(Ara-ATP)となり、ウイルスのDNA依存DNAポリメラーゼを強力に阻害するものと推察されている。 Ara-Aの種々のDNAポリメラーゼに対する阻害作用を検討したところ、単純へルペスウイルス(HSV)由来のDNAポリメラーゼに対しウサギ腎細胞 由来のDNAポリメラーゼαの116倍、βの39倍の阻害作用を発揮した。以上のことから、Ara-AはウイルスのDNAポリメラーゼを選択的に阻害し、 抗ウイルス作用を発揮すると推察された。
引用元 アラセナA軟膏・クリーム インタビューフォーム

ゾビラックス軟膏とアラセナA軟膏の違い
適応が異なる
ゾビラックス軟膏は単純疱疹が適応ですが、アラセナ軟膏は単純疱疹と帯状疱疹が適応となっています。
またゾビラックス(アシクロビル)に耐性のあるウイルスにはアラセナ(ビダラビン)が有効です。

ウイルスへの選択性が異なる
両薬剤ともリン酸化されることで活性型となるのですが、ゾビラックス(アシクロビル)はウイルスに感染した細胞内でリン酸化され効果を発揮しますが、アラセナA(ビダラビン)はウイルスに感染していない細胞内でもリン酸化されてしまいます。
このため、ウイルスに対する選択性はゾビラックス(アシクロビル)の方が高いことが推測されます。

使い分け・内服薬(バルトレックス)との併用
アラセナA(ビダラビン)に関しては、「ウイルスのDNA依存DNAポリメラーゼを強力に阻害するものと推察されている」とされており、はっきりとした作用機序は明確にはわかっていません。
効果に対する優越の差についてin vitroのデータはないそうですが、ゾビラックス(アシクロビル)耐性のヘルペスウイルスにはアラセナ(ビダラビン)が有効となっています。
口唇ヘルペスなどの単純疱疹の場合、バルトレックス(バラシクロビル)やファムビル(ファムシクロビル)などの抗ヘルペスウイルス内服薬と、ゾビラックス軟膏やアラセナA軟膏などの外用薬との同時処方は保険が通らないケースが多いため、内服か外用かどちらか単独での処方が基本となるでしょう。
地域によって査定の厳しさが異なりますが大阪はアウトです。 


  アラセナとゾビラックスの違いは?
2020/8/4  薬の勉強 薬剤のブログ

ビダラビンとアシクロビル
アラセナ軟膏とゾビラックス軟膏。
医療用だと、アラセナ軟膏は「帯状疱疹、単純疱疹」に適応があるのに対して、ゾビラックス軟膏は「単純疱疹」のみに適応。
どっちもヘルペスに対する有効性は大差ない、らしい。
昔は、同じ成分のゾビラックス錠とゾビラックス軟膏を併用すると査定されるから、ゾビラックス錠とアラセナ軟膏を処方する、って医者もいたけど、今はどうなんだろ。
OTCだと、アラセナs軟膏とゾビラックスと同じ成分の「アクチビア軟膏」「ヘルペシアクリーム」があります。
どれがいいの?とお客さんに聞かれますが、どれも同じようなものかと。

アラセナs軟膏のほうがちょっと高めなので、アクチビア、ヘルペシアを選ぶ患者さんのほうが多め。
アクチビア軟膏とヘルペシアクリームは、「軟膏」と「クリーム」と名称は違うけど、どうなんだろ。
昔はヘルペシア軟膏って商品名だった。
添付文書をみると、
アクチビア軟膏の添加物は「マクロゴール」のみ。
ヘルペシアクリームの添加物は「グリセリン,ジメチルポリシロキサン,ステアリルアルコール,プロピレングリコール,流動パラフィン,l-メントール,ステアリン酸ソルビタン,ポリソルベート60,パラベン,クエン酸,クエン酸ナトリウム」。
色んなものを入れると使用感はよくなるけど、添加物の種類が多くなればなるほど、どれかの物質にアレルギー反応を起こすリスクは高まるわけで。
皮膚のデリケートな人、アレルギー体質の方は、アクチビアのほうがいいのかも。
アラセナのほうが耐性ウイルスができにくい、って話もあるので、アクチビアorヘルペシアを使ってみて、治りにくいようだったらアラセナを使ってみてください、ってのがいいかも。


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「密」な生活、夫婦のイライラをなくすには /きょうはバースディ。プレゼントはシュークリーム。

2021-01-02 22:42:01 | ほん/新聞/ニュース
きょうはバースディ。
まどくんたちがお誕生日のプレゼントにと
シュークリームを届けてくれました。

パートナーは甘いものを控えているので、
一人分だけもらって、あとはおすそ分けでお返し。

ひさしぶりのシュークリーム、おいしかったです。

お昼ごはんは、きのこそば。

牡蠣と鮭の缶詰を使ってかんたん夕ご飯。



圧力なべで煮たふろふき大根もおいしかったです。


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年末に再放送していた「逃げるは恥だが役に立つ」にはまって、
いま続編の新春スペシャルをふたりで見ています(笑)。
昨年末の中日新聞生活面の、「「密」な生活、夫婦のイライラをなくすには」
を思い出したので、紹介しますね。

 「密」な生活、夫婦のイライラをなくすには . 
2020年12月30日 中日新聞

一田憲子さん「幸せは自分基準で」
 適度な距離を保ってきた夫婦に突然、「密」の関係ー。「ステイホーム」が叫ばれた今年。いつもより長く顔を突き合わせるうち、今までなら「スルー」できた相手のささいな言動にも、イライラやストレスを感じた夫婦もいるのでは。人々の暮らしぶりを取材してきたライター・編集者の一田憲子さん(56)に、夫婦の関係を見つめ直す心構えを聞いた。 (砂本紅年)

 10月、夫との暮らし方を考える「ムカついても、やっぱり夫婦で生きていく−夫と機嫌よく暮らす知恵」(エムディエヌコーポレーション)を出版した一田さん。きっかけは、共働きで、互いにテレワークになった女性編集者の嘆きだった。「夫は以前と変わらず育児や家事をしない。なぜ自分だけ仕事もしながら、子どもを公園に連れて行ったり、食事を準備したりしなければならないのか」

 新型コロナによる生活の変化を機に関係を解消する「コロナ離婚」という言葉も登場した今年。事実婚の夫と暮らす一田さんは「人生後半は茶飲み友達のような2人になりたい」と、主婦や起業家など7人の妻に取材し、そのヒントを探ろうとした。

 感じたのは、「夫婦が向き合うことは、自分自身に向き合うことと同じ」。相手に求めるばかりで、自分の心が見えていないこともある。まずは、「私は何がしたいか」「どうありたいか」から考える。

 その上で自分の気持ちにふたをせず、「しんどい」と思う自分を認める。また家事や育児、働き方の「こうあるべきだ」という既成概念を減らし、自分仕様の形を模索していく。

 夫にやってほしいことや伝えたいことがある場合、「言っても分からないから」と最初からあきらめない。「男性は察するのが苦手。面倒でも言葉を尽くして説明することも大事」と一田さん。

 それでも平行線をたどる時は、「相手と過去は変えられないが、自分と今は変えられる」という言葉が参考になる。「どうしてそんな言い方をするの」と、変わらない相手にストレスをため込むとつらい。「自分は優しい言い方をされなくても強いから大丈夫」などと自分の方に思考の向きを変える。

 夫婦であっても、自分の「正解」が相手の「正解」とは限らない。「夫婦が理解し合うということは、何でも同じように考えることではない。相手を多様な一人の人間として認めて尊重すること」

 こうした考えで時間を積み重ねていく中で、「何かあった時は必ず助けてくれるという信頼感をつくっていくのが夫婦なのかも」と一田さん。

 コロナ禍で、従来の価値観を見直す動きも広がっている。夫婦の幸せについても、「健康であればいい」「いい天気だね、と語り合えればいい」などと、自分仕様のイメージを浮かべる人が増えてくるかもしれない。「今のジタバタは、将来の穏やかな日々のために必要なことと考えてみては」

 いちだ・のりこ 京都府生まれ、兵庫県育ち。会社勤務から編集プロダクションへ転職。その後フリーとなり、女性誌や単行本などを執筆する。企画から編集までを手がける情報誌「暮らしのおへそ」「大人になったら、着たい服」(いずれも主婦と生活社)は温かみのあるインタビューやセンスの良さで人気。暮らしのヒントを届けるウェブマガジン「外の音(ね)、内の香(か)」も主宰する。近著に「暮らしの中に終わりと始まりをつくる」(幻冬舎)など。


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