5月10日の日本経済新聞朝刊に興味深い記事が2つ掲載されていました。
一つは、皆さんご存知の「トヨタ世界で競う競争力。営業利益が製造業で最大規模」の記事です。日経によると、「トヨタ自動車が9日発表した2007年3月期連結業績は、利益、販売台数ともに過去最高を更新した。今年1-3月期の世界販売で米ゼネラル・モーターズ(GM)を抜き、世界一の座に王手をかけたトヨタ。」「トヨタはすでに営業利益では、石油メジャーや金融業の比重の大きいGEを除き、実質的に世界の製造業でトップ。売上高でも今期は25兆円を見込み、GMを抜く可能性が高い。」それにしてもすごい数字ですね。売り上げが25兆円、利益が2兆円を超えるとは、私が勤めている企業は、売り上げが1兆円を超えたばかりですので、何と25倍の規模です。ダントツの競争力です。
もう一つの記事は、「スイスの有力ビジネススクール、IMDが10日発表した、2007年世界競争力年鑑で、日本の順位は昨年の16位から24位に下がった。」という記事です。中国は昨年の18位から15位に上がり、日本を抜きました。
因みに1位はアメリカ、2位はシンガポール、3位は香港です。日本を抜いた8カ国・地域の中では、中国、台湾、マレーシアのアジア勢に加え、ドイツ、英国の欧州勢の復調も目立っています。
この2つの記事をどう解釈すれば良いのか、日本企業の競争力は全体として低下しているが、トヨタのような一部の優秀な企業の競争力は向上している。つまり、企業間格差が拡大しているとも言えます。
トヨタのような優秀な製造業が数多く現れ、日本経済・世界経済の牽引者になって欲しいものです。
一つは、皆さんご存知の「トヨタ世界で競う競争力。営業利益が製造業で最大規模」の記事です。日経によると、「トヨタ自動車が9日発表した2007年3月期連結業績は、利益、販売台数ともに過去最高を更新した。今年1-3月期の世界販売で米ゼネラル・モーターズ(GM)を抜き、世界一の座に王手をかけたトヨタ。」「トヨタはすでに営業利益では、石油メジャーや金融業の比重の大きいGEを除き、実質的に世界の製造業でトップ。売上高でも今期は25兆円を見込み、GMを抜く可能性が高い。」それにしてもすごい数字ですね。売り上げが25兆円、利益が2兆円を超えるとは、私が勤めている企業は、売り上げが1兆円を超えたばかりですので、何と25倍の規模です。ダントツの競争力です。
もう一つの記事は、「スイスの有力ビジネススクール、IMDが10日発表した、2007年世界競争力年鑑で、日本の順位は昨年の16位から24位に下がった。」という記事です。中国は昨年の18位から15位に上がり、日本を抜きました。
因みに1位はアメリカ、2位はシンガポール、3位は香港です。日本を抜いた8カ国・地域の中では、中国、台湾、マレーシアのアジア勢に加え、ドイツ、英国の欧州勢の復調も目立っています。
この2つの記事をどう解釈すれば良いのか、日本企業の競争力は全体として低下しているが、トヨタのような一部の優秀な企業の競争力は向上している。つまり、企業間格差が拡大しているとも言えます。
トヨタのような優秀な製造業が数多く現れ、日本経済・世界経済の牽引者になって欲しいものです。