熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

終わりよければすべてよし

2007-05-19 10:49:45 | Weblog
NHK「おはよう日本」の 土曜リポート 「自宅で最後を ~映画監督・羽田澄子さん~」を見ました。終末期ケアをテーマにしたドキュメンタリー映画「終わりよければすべてよし」が来月公開されます。監督は羽田澄子さん(81)。ガンなどで治る見込みがなくなったとき自宅で最後を迎えたいという高齢者の切実な思いを描いた作品で、自分自身も自宅で母親を看取った経験を持つ羽田さんに映画に込めた思いを聞くという番組です。
羽田澄子さんは、1926年、旧満州(中国東北部)大連生まれ。自由学園高等科卒業後、恩師である羽仁説子の紹介で、50年に岩波映画の設立とともに入社。羽仁進監督の助監督についた後、57年「村の婦人学級」で監督デビューして以来、90本を超すドキュメンタリーを手がけています。
フリーになった翌年の82年に「早池峰の賦」で芸術選奨文部大臣賞。現在は制作会社「自由工房」で映画を作っています。作品には、「痴呆性老人の世界」(86年)、「歌舞伎役者片岡仁左衛門」(93年)があります。
羽田さんは「自らの問題として考えたり、今の医療・介護制度のあり方を議論したりするきっかけにして」と話されていました。医療・介護は、自分で体験しないと解らないことが多く、どうしても観念的に問題を考える傾向があります。映画は、観念的に考えていた問題を具体的な映像でみせることにより、見る人に自分の問題として考えさせるきっかけを与えると言う効果があります。
私も、来月、このドキュメンタリー映画「終わりよければすべてよし」を見にいきたいと思っています。
この番組で、羽田さんは、「自分は医療・介護の専門化ではないが、この歳になれば、自分の意見を述べたり表現してもいいだろう」と思い、この映画を作製したと、述べておられました。
私も、年齢を重ねると、「何を言っても、何をしても許される」という特典があると考えています。回りの人の意見や見方を気にせずに、自分が良いと思うことを発言し、行動する、素晴らしい年齢になったともいえます。
私と同じ「団塊世代」の皆さん、大いに発言・行動し、社会に良い風を吹かせましょう。
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