熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

イソジン

2015-12-21 23:54:48 | Weblog
うがい薬の代名詞である「イソジン」ブランドを、明治ホールディングス傘下のMeiji Seikaファルマが2016年3月に手放すことになったそうです。

50年以上育ててきた主力ブランドに別れを告げることになりますね。

これは、イソジン商標を持つ米国の製薬会社ムンディファーマが、明治とのライセンス契約の解消を求めたためだです。

明治はムンディとの提携で、イソジン製品の国内における開発・製造から販売・普及までを担ってきました。

1961年に医療用医薬品の外用消毒剤を発売し、1983年には一般用医薬品としてうがい薬を発売しています。

1985年からはカバのキャラクター「カバくん」を登場させ、テレビCMや小学校・幼稚園でのうがい教室などを通じて“うがい文化”の定着を図ってきました。

私も「イソジン」うがい薬を愛用していますが、不勉強で、「イソジン」が他社の商標で、使用許諾を受けていたとは知りませんでした。

「イソジン」ブランドのライセンス契約解消の理由は、ムンディファーマの日本市場での販売戦略の変更にあるようです。

もっとも、明治は来年4月、今のイソジン製品と中身が完全に同一で、ブランド名だけを変えた製品を発売するそうで、「明治うがい薬」というブランドらしいですね。

長年、明治のイソジンうがい薬を愛用していたので、中身が完全に同一の「明治うがい薬」が発売されるのであれば、そちらを使用したいと考えています。

薬は、ブランドよりも中身ですから。







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