熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

問題の先送り

2015-12-28 22:21:31 | Weblog
高速増殖炉もんじゅ(福井県)の組織体制をめぐり28日、運転管理と研究開発が一体となっている現在の事業体制を見直し、両部門の実施主体を分離し廃炉を回避する案が浮上したそうです。

原子力規制委員会から落第扱いを受けた日本原子力研究開発機構に代わってもんじゅの運転管理を行う組織体を探すのが困難なことを受けての措置らしい。

運転管理をあきらめて研究に特化することにより、もんじゅの延命を図る算段ですが、運転をしないで研究だけするというのも、何を研究するのか、なぜもんじゅで研究するのか、疑問は尽きませんね。

文部科学省は検討課題と考えており、同日スタートした受け皿探しの有識者検討会で来年以降、具体的に議論するようですが、国民を馬鹿にしているとしか思えませんね。

有識者検討会は半年後をめどに結論を出す方針だが、初会合で具体的な受け皿候補の提案はなかったようです。

当然と言えば当然ですが。

問題の先送りをして、自分たちがもんじゅ失敗の責任を取るのを避けるという官僚機構の常とう手段ですね。

安易な先送りは許さないという国民の監視が必要です。








ブログランキングに参加しています。よろしければ、以下のURLから投票して下さい。


特許・知的財産 ブログランキングへ

 
弁理士 ブログランキングへ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする