熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

日本は温暖化防止に後ろ向き?

2015-12-05 19:34:39 | Weblog
TBSの報道番組で、「ヨーロッパで日本は温暖化防止に後ろ向き」という批判があるそうです。

このような情報に触れるのは初めてです。

日本では報道されていませんから当然と言えば当然ですが。

安倍総理は、最も先進国に強硬な姿勢を取るインドのモディ首相と二国間会談を行いました。

途上国の支援を1.3兆円と、安倍総理は今までより3000億円増やすことを表明して、さらに今回インドのリーダーシップを期待するとして今回のCOPの合意を促しています。

こうして資金的には温暖化防止に協力をしている日本ですが、ヨーロッパでは温暖化に後ろ向きな国として評判がよくないことは、あまり日本では知られていないのではないでしょうか。

今年7月、イギリスの新聞「フィナンシャルタイムズ」に載った広告。温暖化を食い止めるヒーローとして描かれるドイツのメルケル首相に対し、煙突を抱える悪役として安倍総理が登場しました。

「温暖化防止に後ろ向きな国」という日本への評価。それには理由があります。

CO2の排出が最も多い石炭火力発電をめぐっては、欧米は2013年ごろから海外への投資を一部禁止し、今年は中国も制限をかけることを表明しました。

そんな中、日本は成長戦略の一環として海外での石炭火力発電所の建設を 推し進めてきたのです。

これでは温暖化に後ろ向きと批判されても仕方ありませんね。

大分前のことになりますが、日本が国内で公害を減少させる新設備を使用する反面、公害が発生する旧設備を海外へ輸出していた時があり、「日本は公害を輸出している」と各国から批判されたことがあります。

海外での石炭火力発電所の建設も同じ事のようですね。

拝金主義に毒された日本の政界・経済界の恥ずべき姿が世界に明らかになり、日本国民の一人として恥ずかしい限りです。

即刻、止めてほしい。








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