熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

ノーベル物理学賞

2008-10-08 18:40:37 | Weblog
スウェーデン王立科学アカデミーは7日、今年のノーベル物理学賞を、素粒子物理学の理論づくりに貢献した米シカゴ大名誉教授で大阪市立大名誉教授の南部陽一郎氏と、新たな基本粒子の存在を共同で提唱した高エネルギー加速器研究機構(茨城県つくば市)名誉教授の小林誠氏と京都大名誉教授で京都産業大理学部教授の益川敏英氏の日本人計3人に贈ると発表しました。

日本人が一つの賞で同時受賞するのは初めてです。

久々の快挙ですね。

NHKテレビのインタビューで、益川敏英さんは、当初、それほど嬉しくないとコメントしていましたが、南部陽一郎さんとの同時受賞の感想を尋ねられて、「尊敬する南部先生と同時受賞できるなんて」と言葉を詰まらせ、感激の涙でした。

これが本音でしょうね。

若い研究者へのメッセージを尋ねられ、「自分の頭で考えることが大切です。興味を持ったことを徹底的に突き詰めていくと、自分のやりたいことが見つかります。目標はあくまでも高く、地道に目の前の仕事を片付けていく、この姿勢が大切です」。

流石、ノーベル賞受賞者は言うことが違う。

益川先生、考えが行き詰ると、自宅近くを散歩するそうです。
そうするとアイデアが浮かんでくることが多いそうです。

この方法は、私も実践しています。
健康のためにほぼ毎日、自宅付近を1時間弱ウオーキングしていますが、そのときに論文の構成、講演資料の内容等を考えることがよくあります。
そのとき、無意識に手が動くので、一緒に歩いている妻から、「また考え事をしているでしょう」と言われます。

この方法は、効果があるので、お勧めです。

益川先生と共通点があったことは、少年時代にノーベル賞科学者を夢見ていた者としては嬉しい限りです。



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緒形拳さん逝く

2008-10-07 14:05:12 | Weblog
俳優緒形拳さんがお亡くなりになりました。
71歳のまだまだ現役で活躍できる若さです。

緒形さんは高校時代に新国劇にあこがれ、俳優になることを決意して、新国劇に入り、故辰巳柳太郎さんに師事しました。

NHKの大河ドラマ「太閤記」で秀吉役に抜てきされ、評判の演技をみせました。以後、映画、テレビドラマに数多く出演するようになり、演技派俳優として認知されるようになってきました。

新国劇を退団後、映画「復讐するは我にあり」などに主演し、各映画賞で主演男優賞を受賞しました。

私が、印象強く覚えているのは、テレビ番組「必殺仕事人」の梅安です。
従来のテレビ番組の枠を超えた、魅力的な役で、緒方さんの色気のある役に見入っていました。

それにしても惜しい役者を亡くしました。
いろいろな役をこなせる俳優は、そうはいませんからね。

昭和の名俳優が、また一人あちらの世界に旅立ちました。
ますますあちらの世界が賑やかになりますね。

緒方さんの演技に魅了された、ファンの一人として、ご冥福をお祈りいたします。

合掌。




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司法試験

2008-10-06 18:25:58 | Weblog
司法試験の受験勉強をしています。

民法の勉強が終了し、憲法の勉強も残りわずかとなりました。
司法試験の勉強は、昨年受講した「基礎講座6科目」の復習、短答試験用「択一六法」、論文試験用「論文基本問題120選」です。

憲法の勉強は、基礎講座の復習が終了し、択一六法、論文基本問題ともに、人権部分が終了し、統治部分も半分終了しました。
あと数日で終了しますが、当初の計画からはかなり遅れています。

のんびり、ゆったり、継続して勉強することがモットーの私ですが、流石に少しは焦った方が良いかもしれない状況です。

何しろ、今年中に残り4科目(刑法・商法・刑事訴訟法・民事訴訟法)の勉強を終了させないといけませんので。

12月には、講演と海外旅行が予定されていますので、実質的には残り2か月というところでしょうか。

さあ、明日から馬力をかけて頑張りますか!!



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知財セミナー

2008-10-04 20:57:19 | Weblog
日本弁護士連合会・日本弁理士会主催の知財セミナー「中小企業の知的財産経営 ー研究開発から事業に至る知財の果たす役割ー」を受講してきました。

仮想事例に基づくパネルディスカッションで、大企業の完成品メーカーと中小企業の部品メーカーとの共同出願・共有特許権についての事例です。
よくある話ですが、重要な論点が数多く含まれています。

私も特許教育の事例でときどき使用しますが、完成品のクレームだけ作成した場合は、部品メーカーにとってメリットはありません。

完成品のクレームと部品のクレームの両方を作成しても、共同出願契約で何の特約も設けない場合は、特許法73条2項により特許発明の実施は自由となり、完成品メーカーは完成品を販売できます。

部品メーカーも部品の販売はできますが、他の完成品メーカーが部品を購入して、完成品を製造・販売すると、特許権の共有者である完成品メーカーから侵害訴訟を提起されるので、結局、部品の販売ができなくなります。

これに対して、完成品メーカーは、いわゆる一機関の要件を満たせば、下請け業者に部品を製造させて、この部品を使用することができますので、部品メーカーは、完成品メーカーに部品を販売する機会も奪われることになります。

完成品のクレームは完成品メーカーに帰属し、部品のクレームは部品メーカーに帰属するという特約を設けることも行われていますが、この場合でも部品メーカーの不利益は解消されません。

この不利益を解消するためには、「部品メーカーが部品を販売したときは、完成品メーカーの同意を得ずに通常実験権の許諾をすることができる」旨の特約を設けることが必要です。

この特約でも、完成品メーカーが下請か業者に部品を製造させることを有効に防止することはできませんので、「完成品メーカーは、ある期間、共有者の部品メーカー以外から部品を購入することはできない」旨の特約を設けることが必要です。

今回のセミナーは、弁護士がパネラーとして出席していましたので、契約を締結する際の留意点、口頭の約束の効力等、参考になる点が多くありました。

弁理士以外の専門家の話を聞くことが重要であることが実感できました。

今後も、他の分野の専門家との交流を積極的に進めていこうと思います。



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懇親会

2008-10-03 20:23:26 | Weblog
顧問弁理士契約を締結している企業から、月例会と懇親会の連絡があり、参加してきました。

月例会は1時間程で終わり、皆さんが楽しみにしている懇親会です。
毎月月例会の後に、懇親会(飲み会です)が企画されています。
この懇親会、優秀な幹事のおかげで毎回特色のある料理が楽しめます。

今回は、落ち着いた個室の日本料理店で、魚料理と野菜料理が中心のヘルシー料理です。

毎回、料理と他愛のない会話を楽しみながらお開きとなりますが、今回は、なぜか定年後の生き方という固い話題で盛り上がりました。
皆さんお仕事半分と趣味半分ということでしたが、お一人の方が、「本当にそのような中途半端な生き方でいいんですか?」という問題点を投げかけました。

この問いに、喧々諤々の議論が続きましたが、当然、結論が出るわけではありません。
最後は、「人それぞれですね」で終わりました。
それにしても、あの方は何故あのような問いを発したのでしょうか。
ご自分を含めて仲良しクラブのような関係に疑問を呈したのかもしれません。

久しぶりに刺激のある一夜でした。



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清原引退

2008-10-02 18:22:59 | Weblog
オリックスの清原選手が引退しました。

引退セレモニーで、ソフトバンクの王監督が清原選手に花束を贈呈し、「今度生まれ変わったら、同じチームでホームラン競争をしよう」と言葉をかけたそうです。
清原選手は、「尊敬する世界の王さんから一生忘れられない言葉を掛けてもらい、大感激です」と感想を述べていました。

PL学園を卒業した清原選手が、ドラフト会議で、意中の球団である巨人軍から指名されずに、抽選権を獲得した西武球団の指名を受け、涙をこらえて会見をしていた姿が思い出されます。

このドラフト会議で、巨人軍は清原選手のチームメイトである桑田投手を単独指名しました。
そのときの巨人軍監督が王さんでした。

王さんから清原選手に贈られた言葉の意味の重さが分かります。

偉大な選手は偉大な選手を育てると、言われています。

偉大な王選手が偉大な清原選手を育てたのですね。

清原選手も偉大な3人の投手を育てたそうです。

野茂投手、伊良部投手、松坂投手です。

清原選手がバッターボックスに入ると、なぜか直球勝負をしたくなったそうです。

常にフルスイングをしていた清原選手の姿が、直球勝負を求めていたのでしょう。
直球勝負をしてスタンドまでボールを運ばれた投手は、自分の直球の威力のなさを痛感して、真の豪速球投手になっていったのでしょう。

今年は、桑田投手、清原選手が現役を引退し、王監督も退任されました。
一時代が終わったという感じがします。

実力・人気のあるプロ野球選手がメジャーリーグのチームに入団して、日本のプロ野球の人気が低下しています。
この現状を打開する手を関係者は考えているのでしょうか。

来年開催されるWBCを連破して、日本プロ野球の魅力を再認識させてほしいものです。



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セミナー講師

2008-10-01 19:02:31 | Weblog
セミナー講師を務めてきました。

会場は、お茶の水駅近くの中央大学駿河台記念館です。
中央大学法学部で勉強していたとき以来の駿河台記念館、懐かしかったですね。

セミナーは、「ノウハウ保護」に関するもので、午前中2時間が私の講演、午後は、3人の講師が各1時間半の講義です。
午後の3人の方は、何れも大手企業の知財部門責任者の方々ですので、午前中の私の講演は、午後の真打講演の前座というところでしょうか。

私のつたない講演に興味をもたれたのか、質問が集中し、講演時間を15分オーバーしてしまいました(昼食の時間が少なくなり、申し訳ありません)。

受講者のお一人からコメントがありました。
「ノウハウ保護を選択する場合、第三者からの特許権行使に対する備えとして先使用権の活用を考えているが、先生のお話だと先使用権が利用し難いとのことで困ってしまいます」という趣旨のコメントでした。

私が、講義中に「先使用権は万能ではない。留意すべき点が多くある」と、留意点を強調し過ぎたことに対するコメントでした。

先使用権は有効だが万能ではないという意味であることをお話ししてご理解いただきましたが、確かに、講演を聞きに来る人は問題点に対する解決策を期待して来られる場合が多いので、ある程度前向きな話をしないといけませんね。

大変参考になるコメントでした。
次回の講演に活かしたいと思います。




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